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わいわい音楽談義
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女声「冬の旅」

T2 平野です

来る17年2月19日(土) 15:00開演でメゾソプラノの西浦甫味子が「冬の旅」を松戸の「森のホール21」で歌います。解説は、荒井秀直慶応大名誉教授とのこと。

女声の冬の旅がどんなものか、出かけるつもりですが、歌い手の西浦甫味子がどんな歌手なのか皆目わかりません。二期会会員で、海外での入賞もあるそうですが、どなたか情報をお持ちの方、教えていただければ幸いです



永井です。

女声で最初に冬の旅を歌ったのはかつての名メゾ ソプラノ クリスタ ルードウィッヒと言われていますが(CDあり)、その後続々と現れているようです。西浦さんという方がどのような歌手か存じませんが、最近日本人歌手で海外で先に名を挙げてから日本でデビューする(日本人は相変わらず海外でハクがついてないと受け入れない?)人が多いので、彼女もその類かもしれません。

”名曲はどのような形で演奏しても名曲だ”という言い方がありますが、”冬の旅”は男声のものと思われてきたのが女声でも素晴らしいということが分かって”さすが名曲”といわれているようです。

フォーレのレクイエムも”アレは混声でなければ”と信じ込んでいる人が日本には多いようですが、どっこい海外では女声を含め色々な形態で演奏されています。既成の観念にとらわれたくないものです。男声合唱の冬の旅と聞いたら腰を抜かす人がいるかも知れませんが、男声合唱でやっても素晴らしいことを分かってもらえるような演奏をしましょう。




三宅幸夫(ドイツ文学者)の書いた”菩提樹はさざめく”という本が出ています。(春秋社)。
これはシューベルトの”冬の旅”の歌詞と音楽との関係を詳細に解説したもので、”冬の旅”の演奏には大いに参考になります。何故シューベルトはこういうメロディーを書いたか、何故ピアノにはこういう音を求めたか等々、やや専門的で読みにくいところもありますが、”なるほど!”と感心するところも多く読み応えがあります。
本屋で手にとって見て下さい。

永井 宏




”冬の旅”の参考書として先日は”菩提寺はさざめく”(三宅幸夫 著)をご紹介しましたが、最近の新刊で”冬の旅 対訳と分析”(南 弘行 著 図書刊行社出版)という本を見つけました。南氏は作曲家だけあって実戦的(?)な分析をしています。読み物風ではありませんが、こちらの方が詩をイメージした写真を使ったり楽譜を全部載せていたりしているのでとっつき易いように思います。
いずれにせよ”冬の旅”を歌うにはシューベルトが付けた音楽(ピアノ パートを含め)と詩の意味との関係を理解する必要があるようです。

永井 宏