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わいわい音楽談義
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フォーレの演奏
                                        ☆☆ 藤本 淳三 ☆☆

,東京オペラシティコンサートホールで行なわれたBAC(BOYS AIR CHOIR)による
フォーレ「レクイエム」を聴いてまいりました。
 我々の「男声版」に対しいわば「ボーイソプラノ版」とも言うべきもので、迫力はもう一つながら、ボーイソプラノ独特の清らかさ,透明感にあふれ、なかなか優れた演奏であったと思います。(スエーデン放送合唱団のそれより感銘深かった)
 この編曲には8年を費やし、今年10月にようやくCDを発売したとの事ですが、10人編成(Vn 1,Va 2,Vc 2,Bs 1, Hn 2,Hp 1,P.Org 1)のアンサンブルの伴奏も含め,原曲の香りが見事に表現されていたと思います。それにつけても、我々が「男声版」に取り組む時、永井さんが「名曲には様々な編曲があっても、それぞれに味わい深いもの」と力説されていたことを思い出しました。
 BACはウエストミンスターやセントポール寺院の聖歌隊のトップソリスト8名を選抜して編成された「イギリス聖歌隊のドリームチーム」とも言うべき少年合唱団との事でして、同時に演奏されたクリスマスキャロル集など含め、会場一杯の若い女性客を痺れさせていました。
 フォーレについては、ボーイソプラノ8名だけですので、フォルテなどでは伴奏に押される部分もありましたが、逆にPPやOffertoriumのオブリガートなどはたえがたいほどの優しさ、美しさでした。編曲は男声版と似ていました。Pie Jesuはもちろん、In Paradisumのソプラノソロのほか、Sanctusもソプラノソロとコーラスの掛け合いとなっていました。U番とY番のバリトンソロの部分は指揮者C・バローズ(初代BACソリスト)がみずからソロを歌っていました。
 いずれにしても今後は男声版だけでなくこのような形の女声版もずいぶん歌われるようになるものと思います。と思いながらオペラシティのコンサートカレンダーを見ていましたら、2月14日に「ミシェル・コルボ フォーレ:レクイエム」とあり、これはM・コルボ指揮でSop4,C.Ten 1,Bas 1+器楽アンサンブルという編成でフォーレ(ほかにヘンデル、ヴィヴァルディ)をやるようです。これはおそらく原則原曲どおりの混声で歌うものと思いますが、まさにフォーレにも「様々な形」が登場しているようです。