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梅雨に歩けば

ガクアジサイ 装飾花と両性花

ひょうたん池から西へ、小径を散策すると、ガクアジサイが迎えてくれます。大きな一つの花のように見える花は、花の集まり(花序)です。虫を呼ぶ装飾花が花の集まりの外側に一列に並んでいます。この装飾花の額縁に囲まれたたくさんの小さな花々が実を結ぶ本当の花(両性花)です。よく見ると一つ一つの小さな花には花びらと雌しべ、雄しべがあります。

赤い花のアジサイ 青い花のアジサイ

 

晴れた日でも雨の日でも、アジサイの花色は鮮やかです。花色は土壌中の酸度、金属イオンの含有量などによって様々な色に変わり、「七変化」の花と呼ばれます。

東キャンパス・丸池のスイレン

キャンパスの池に、今年もスイレンが咲いています。スイレンというと、西キャンパスの時計台前の池に咲くスイレンを思い浮かべると思います。でも東キャンパスの丸池のスイレンもなかなか鮮やかな花を咲かせています。地下茎から長い茎を伸ばし、水面に葉や花を浮かべています。印象派の画家クロード・モネの大作「睡蓮」を思い浮かべました。

ススキノゾーンのキキョウ

陸上競技場の南側にあるススキノゾーンでは、早くも秋の七草の一つ、キキョウが咲き始めました。キキョウはオミナエシなどとともに秋を代表する草花ですが、栽培されるキキョウのほとんどが、早咲きの種になってしまい、梅雨時の花になってしまいました。しかし、これを秋まで咲かせ続ける方法があります。咲き終わった花から摘み取って、種子にならせぬようにすると、困ったキキョウは腋芽を出して再び花をつけるそうです。これを繰り返すと9月に入るまで咲き続けます。

植樹会恒例のイベント、「秋の七草鑑賞会」が、今から楽しみです。

佐藤征男(記)

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