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秋を宿した夏風景

 

まず目に飛び込んでくるのが夏の草花です。第二ススキ野ゾーンではメマツヨイグサが元気に咲いています。夏の花です。キャンパスにいつの間にか侵入してきたのですが、「マツヨイグサ」の詩情を感じさせます。

ワルナスビも群れなして咲いています。見た目はきれいなのですが、茎や葉に針のような刺があり、夏期の草刈作業の難敵です。
メマツヨイグサ ワルナスビ

そんなススキ野ゾーンですが、秋がありました。秋の七草の一つキキョウです。キキョウの園芸品種は最近早咲きのものが多く、7月から咲いています。それでも真夏に咲く秋の花を見ると、「夏のすぐ先に秋があるんだな−」と意識します。

キキョウ 白花のキキョウ

「丸便」横のスダジイがこの夏も貴重な緑陰を与えています。夏になるとキャンパスのシイの木(スダジイ)のありがたみを感じます。枝先を見ると小さなドングリの子供をたくさんつけていました。シイの木(スダジイ)の夏はドングリを充実させる時期です。

「丸便」横のスダジイ ドングリをつけたスダジイ

陸上競技場横のシラカシも小さなドングリをたくさんつけています。マテバシイは大きなドングリを早くも育てていました。

シラカシのドングリ マテバシイのドングリ

そういえば、実りの秋を思い起こさせる夏の樹木の営みがキャンパスで展開しています。ハリエンジュはマメ科の樹木らしく、豆の莢をたわわに垂らし、高木のヒマラヤスギは大きなマツポックリを登場させました。

「夏来たりなば、秋遠からじ」。キャンパスの夏は秋を色濃く内包しながら進んでいるようです。

ハリエンジュの莢 マヒマラヤスギのマツポックリ

佐藤征男(記)
写真:施設課 坪谷英樹

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