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作業参加感想文他一覧
 

特別作業の感想

一橋祭運営委員長 萬濃 拓摩

今年度一橋祭運営委員会では、一橋植樹会のご協力の下に新たな試みを行いました。それが一橋祭開催あたっての特別整備作業です。昨年度までは運営委員の力と限られた道具だけで行っていた整備作業ですが、今年度は一橋植樹会のご助力を得ることで、作業効率も格段に上がり満足の仕上がりとなりました。また、学生にも広く参加を呼びかけたらどうかという提案を受けて広報したところ、茶道部に賛同して貰うことができました。

今迄は数人の運営委員が月例の作業に参加させていただくだけで、このように大規模な作業は初めてだったので、段取りから当日まで含め上手く行くのか不安もありました。委員の中には大学に泊りこんでいる者も居た程委員会として忙しい時期ですし、全員が整備作業に対して高いモチベーションを持っている訳ではないので、委員会内でも賛同を得られるのか、そして特別作業を行えるほどの余力があるのか心配でした。更に、学生はというと、元々整備作業に熱心な方も少なく、学生に広報して募集を掛けた処でどれだけの反応があるのか正直疑問でした。
そのような不安もありましたが、無事に完遂することが出来たばかりか、満足のいく結果も得られました。これも偏に土田さんや新里さんを始めとして、一橋植樹会の皆様のご協力の結果であると、感謝しております。委員には疲れが見えましたが、作業初参加の者からも「楽しかった」「やって良かった」など非常に良い反応が得られたので、特別作業を行った意義は十分にあったと思っております。作業を終え、きれいになったキャンパスを見て、達成感を感じ、整備作業を行う意義を再確認して呉れた筈です。本当にいい経験をさせて頂きました。
他方、今回学生の参加は多く得られませんでしたが、今回が初の試みですし仕方ないとも思っています。無理に参加をお願いするという方法は取りたくなかったので、今回は広報するだけにして趣旨に賛同した学生に参加して頂く範囲内に留めたので、作業参加者も少なかったのでしょう。今後学生の意識が高まって作業にも積極的に参加して貰えるようになること期待すると共に、意識向上の為に委員ができることがあれば尽力して欲しいと思います。

 一橋祭を機にキャンパスを訪れる来場者の方々やOB・OGの方々に、一橋大学のキャンパスの美しさを感じて頂く若しくは再認識して頂くことが出来れば、私たち一橋祭運営委員会としても嬉しい限りです。更に、その整備活動が学生やOB・OGの手により行われているとなれば、尚のことです。これからもキャンパスの整備活動を通じて、一橋大学の美しいキャンパスを保ち、実感し、伝えていける学生が一人でも増えることを願っております。最後になりましたが、植樹会の皆様には本当にお世話になりました。有難う御座いました。


一橋祭に植えた「緑」 これからも

理事 法3 岩崎真郷

 一橋植樹会は今年、創立33年目にして初めての一橋祭参加を果たしました。
会場は西本館30番教室で、企画名は「寄・鳥・緑 〜よりどりミドリ〜」。たくさんの参加者が訪れ、盛況のなか3日間が無事終了したことをご報告するとともに、ご支援・ご協力頂いた多くの皆様に厚くお礼申し上げます。ありがとうございます。
  今回の参加は、様々な側面から見ても、とても意義のあるものでした。まず第一に、本学を巣立ったOBが再び大学に戻るための場所を提供できたことです。

一橋は学生自治の伝統にもとづき、大学祭も本来は「現役学生による現役学生のための」祭です。しかし、現在の一橋は、何十年も前に巣立った卒業生の、努力と思索の証でもあります。兼松講堂を正面に臨む絶好のロケーションで、訪れた大勢のOBは、お酒を片手に談笑し大学を懐かしんでいました。祭りは、主役の数だけ違った感じ方、楽しみ方があります。1人の学生として、大学を新しい視点で捉える経験にもなりました。

  2つ目に、一橋大学を陰から支える数多くの市民と、触れあう機会ができました。土曜日の木製クラフトやガーデニング講座では、来場者が順番を待つ列を作り、会場は大いに盛り上がりました。自然を改良し、快適な環境を作り出すこと。私たちの訴えは市民へ確実に届いているのだと確信しました。思えば、キャンパスでは普段から、庭園をはしゃぐ子供たちや、兼松講堂にスケッチブックを構える人々の姿が見られます。一橋の緑は「国立の緑」でもある。そんな当たり前のことを、一橋祭で再び確認することができたように思います。

  最後に、一橋植樹会の掲げる「三位一体」の理念が、より現実味を帯びてきたことです。不安と期待の入り混じった気持ちで準備を始めたのが7月上旬。それ以降、現役学生が先輩OBや大学職員と協力して、1つの目標に向けて切磋琢磨してきました。この3カ月には、年齢・立場が違うゆえの意見の衝突もありました。しかし、それが1人1人の持ち味や考えを発揮し、結果として素晴らしい企画が完成させることになったのです。今回の経験が、普段のボランティア活動にも必ず還元されていくでしょう。

  初めての参加ということで、課題点もたくさん見つかりました。しかし、それ以上の成果と感動を、今回の経験で得ることができました。熱気あふれる3日間に「緑とやすらぎ」を植えること。ぜひ、一橋植樹会の誇るべき伝統にしてゆきたいものです。


一橋祭に参加して想うこと

理事  沼尻 晃輔(社3)

講義を終えた昼休み、キャンパスのベンチに腰掛けていると、よくお母さんや保母さんが小さい子どもを遊ばせているのを目にし、温かな気持ちになるものです。

一橋大学は地域に開かれた大学です。

国立市の中でもとても広大で美しい森林と荘厳な校舎が、学生や教職員でない人々をも引き付けています。
大学の中でのんびりスケッチをしている人もいれば、緑に囲まれて元気よく駆け回っている子どももいるのです。
私は、こんなにものんびりとした時間が流れる大学を尊く思います。
また、この平和な光景を未来永劫残していきたいと強く思います。

一橋植樹会として一橋祭に参加したことを通して、私は以上のような「思い」を再認識しました。

今回様々な企画を実施した中で最も盛況だったのは「森のクラフト」です。
子どもたちだけでなく親御さんまでも夢中になってどんぐりや木の葉からおもちゃを作っていました。
子どもたちの真剣な眼差しに魅せられた私も、思わず本業を忘れておもちゃ作りに参加してしまいました。

また、忘れてはならない大きな収穫は、各種展示パネルの成功です。
これといって企画を行っていない時間、来場者の方々はゆっくりと展示パネルを眺めることができます。

キャンパスで見かけることの出来る美しい植物の写真に感嘆の声を上げてくださる方もいました。
植樹会の作業を中心の活動内容を理解して励ましの声をくださる方もいました。

反省すべき箇所は多々ありますが、今回の一橋祭参加は新たな一歩を踏み出したという意味でも大変意義深いものであったと思います。

卒業生・学生・教職員の三位一体で活動しつつも、一橋植樹会はキャンパスを美しく保つ活動を通じて、国立という「地域社会」にも貢献しているのだということを実感することができました。

来場して下さった方々と、一緒に準備・運営してくださった方々に深く感謝しています。

 
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