1957(昭和32)年度 1957年6月17日、部員総会を行い、委員を改選する。 6月21日、神戸国際会館にて、第3階旧三商大交歓演奏会を行う。出発直前に石丸氏が入院する。 9月6〜9日、裏磐梯川上温泉滝の湯館にて、秋季合宿を行う。 10月7日、部員総会を行い、音楽部新規約を制定する。 東京大学、東京工業大学に習い、オーケストラとコーラスを一種の連邦制のようなものとする。会計、活動においては両者を分離し、国公立演奏会、三商、定演は合同で演奏することとする。 10月27日、国立音楽大学講堂にて、第12回関東合唱コンクールが行われ、これに出場する。 男声9校中7位であった。 10月31日、日本青年館にて、津田塾大学音楽部第2回発表会が行われ、これに賛助出演する。 混声合唱「信濃の秋」(小山章三)、「日暮の花」(下総皖一)、「雉子が鳴く」を、指揮石丸泰郎にて演奏する。 11月3日、兼松講堂にて、一橋祭音楽部発表会を行う。 男声合唱 1.「旅路」「月の夜」を、指揮永井宏にて演奏する。 2.グリーク作品集より「子守歌」「小鳩の祈り」「若者オーレ」を、指揮武田三千男、ソロ錦織正宗氏にて演奏する。 混声合唱 「信濃の秋」(小山章三)、童謡「赤い靴」を、指揮永井宏にて演奏する。 男声四重唱とコンボ 「Let me call you sweet heart」「Marrinanne」「Aura Lee」「La Mer」(独唱山口さわ枝)「Whispering」を、部内カルテット「東京ゲイコックス」(トップテナー・関#介、セカンドテナー・山下荘介、バリトン・藤本淳三、バス・富田勇一)、ボンゴ・武田三千男、ピアノ・一松潔、バス・#場準一、クラリネット・越川達雄、ギター・安田にて、演奏する。 男声合唱 1.「船路」(Mendelssohn)、2.「ふるさと」(磯部俶)を、指揮武田三千男にて演奏する。 アンコール 「さらばジャマイカ」「遥かな友に」 11月10日、宝仙学園講堂にて、第12回三多摩大学合唱祭が行われ、これに参加する。 「船路」「ふるさと」「月の夜」を、指揮石丸泰郎にて演奏する。 11月23日、三浦半島油壷へ、バス旅行を行う。 12月6日、一橋講堂にて、一橋大学第5回定期演奏会を行う。 管弦楽団、メルクール、ブリランテの出演、OB、津田塾大学音楽部の賛助出演により演奏する。 12月8日、東京大学教養学部9大教室にて、第4回東京地区国公立大学音楽会が行われ、これに参加する。 12月16日、国立学生食堂にて、クリスマスパーティー、山田欽一教授渡英送別会を行う。 1958年1月13日、山田欽一先生が英国へ出発、これを見送る。 1月27日、追い出しコンパを行う。 1月31日、反省会を行う。 4月10日、兼松講堂にて、入学式が行われ、このとき校歌を演奏する。 4月10日、新歓パンフ「音楽部のしおり」を発行する。 4月?、数日間、通いの合宿を行う。 4月15日、小平講堂にて、オリエンテーションが行われ、「遥かなる友へ」を演奏する。 4月18日、国立部室にて、新入生参加初練習を行う。 4月26日、小平講堂にて、新入生歓迎音楽会を行う。演奏後、新入生歓迎コンパを行う。 第1部 1.男声合唱(コール・メルクール) 「月の夜」「小夜曲」「男声合唱のための3つの童詩曲」「幻を追いて」「アルプスの夜」「Go down Moses」を、指揮永井宏にて演奏する。 2.全員合唱 「帰ろ帰ろ」 3.女声合唱(津田塾大学音楽部) 清水脩作品集を、指揮山本さわ枝にて演奏する。 4.男声四重唱(トップテナー・小島順一郎、セカンドテナー・佐藤栄二、バリトン・金井久巳、バス・瀬川明夫) 「権兵衛とカラス」、「灯」、男声合唱組曲「月光とピエロ」より2曲、「Wade in de Water」 5.混声合唱(コーロ・ブリランテ) 「信濃の秋」「子守歌」「Treve Liebe」を、指揮永井宏にて演奏する。 第2部(一橋大学管弦楽団) 「Voice of Spring」(J.Straus)、「Piano Concerto in D miner」(W.A.Mozart)を、ピアノ小泉典子にて演奏する。 4月29日、津田塾大学グラウンドにて、新入生歓迎フォークダンスパーティーが行われる。 5月16〜19日、奥多摩町国民宿舎にて、合宿練習を行う。富浦臨海寮が改築工事中であったため、同所で行った。60名が参加した。 5月19日、氷川小学校講堂にて、奥多摩町青年団と学生会との主催により、氷川演奏会を行う。 1.山田耕筰作品集「からたちの花」「帰ろう帰ろう」「青蛙」「赤トンボ」 2.へーガー作品集「幻を追って」「アルプスの歌」 3.独唱(錦織正宗氏)「叱られて」他、伴奏永井宏にて演奏する。 4.男声四重唱(「東京ゲイコックス」トップテナー・関#介、セカンドテナー・山下荘介、バリトン・藤本淳三、バス・富田勇一) 5.合唱「男声合唱のための3つの童詩曲」(井上修(OB)) 6.ロシア民謡集「緋色のサラファン」「オレーグ公の歌」(バリトンソロ藤本淳三)「コサックの子守歌」 5月25日、藤ホテルにて、音楽部主催ダンスパーティーを開催する。バンドに、鈴木章治とリズム・エース、ドリーム・アイランダーズ他を呼んだ。800人が入場した。三商の遠征費用を獲得するために開催した。 6月1日、杉並公会堂にて、関東合唱祭東京大会が開催され、これに参加する。 「男声合唱のための3つの童詩曲」「山と城」(初演)を、指揮永井宏にて演奏する。 6月8日、前期祭において、小平講堂にて、演奏を行う。 1.山田耕筰作品集(全員)、2.アメリカ民謡集(2年生以上)、3.ロシア民謡集(全員)を、指揮永井宏にて演奏する。 演奏後、「歌う会」との合評会と、音楽部主催ダンスパーティーが行われた。 練習は、月曜日と金曜日に行った。他に特別練習もあった。石丸氏の紹介で、国立音楽大学の錦織正宗氏に来てもらい、9月から毎週、前期で発声練習会を行った。 このころ、オーケストラとコーラスの分離問題が持ち上がる。 このころ新部室を獲得し、メルクールとオーケストラの部室が分離したと思われる。 メルクール新規約の起草が試みられたが、成立しなかった。 昭和32年度委員会 部長・山田欽一、常任指揮者・石丸泰郎、 委員長・富田勇一(3年)、サブコンダクター・永井宏(2年)、委員・越川達雄(3年)、同・小林#之(3年)、同・平野真(3年)、同・藤本淳三(3年)、同・前田純一(3年)、同・増淵光男(2年)、同(オケ)・玉田友英(3年)、同(オケ)・中村正菫(3年)、同(オケ)・横山秀明(3年)、 パートマスター(トップ)・関#介、同(セカンド)・平野真、同(バリトン)・藤本淳三、同(バス)・富田勇一 部員は、1957年12月6日現在で80名であった。