●彦根・長浜・琵琶湖湖北・湖東旅行 2003年4月15ー17日
   
 参加者:安藤欣弥、伊藤圭一、石井利一、岩田幸三、植松修三夫妻、宇賀久富、江口 賢、加藤健介夫妻 (10名) 
  
 コース:15日午前 新幹線米原駅着、彦根へ
        1) 鮎茶屋にて昼食、キャスルロード散策 
            2) 彦根城見学(ガイド付き)
            3) 琵琶湖遊覧、竹生島観光
            4) 長浜に移動(駅前に秀吉・三成の銅像有り)、山車での子供歌舞伎鑑賞、        
        三菱樹脂長浜工場「大湖寮・汲月亭」にて会食(曽呂利新左衛門の枯山水の庭有り)、ホテルへ 
16日   ゴルフ組(安藤・伊藤・岩田・江口) 於「彦根カントリー」 観光組(植松夫妻・加藤夫妻・石井利一、宇賀) 1) 国友鉄砲資料館、姉川古戦場跡、渡岸神社(国宝十一面観音)  2) 海津大崎(満開の桜並木・樹齢300以上の「清水の桜」) 3) 大通寺の庭、長浜子供歌舞伎など、ホテルへ
  17日 観光(植松夫妻・加藤夫妻・岩田・宇賀) 1) 西明寺、金剛輪寺、百済寺など 2)多賀神社参観後新幹線にて帰途 ***************** 長浜曳山まつり(えるくみ会旅行) るくみ会は偶数月の第一金曜日に夕食会を続けている。岩田幸三君が長浜曳山まつりを見に行こうと誘ってくれたのは昨年12月であった。 瞬間岩田君は長浜の出身かと皆が思ったようだが、実は違って、彼が三菱樹脂の長浜工場に通算13年勤務したからであった。 皆直ちに賛成し、岩田君のスケジュールつくりが始まった。
ゴルフ組・観光組・観光連泊組の為に詳細な、分刻みともいえるスケジュールに皆驚きと共に喜び、添乗員付のパック旅行さながらに、 何の心配もない旅行が始まる。
4月15日(火) 08:37 東京発 18番線発 ひかり101号の1号車に集合(植松・加藤両夫妻は新横浜から乗車)長浜旅行が始まった。 心配していたお天気も、予報の雨が好転し陽の目を見るまでには行かないが、まずまずである。 岩田君の持参した平塚ワインに始まり、ビールに日本酒と、早くも旅行気分に浸る一方、岩田君はご婦人方に今回の見所の説明を熱心に続けている。 11:01 米原駅着 11:07 米原駅発 在来線に乗換 11:12 彦根駅着 11:16 彦根駅改札口で江口君と合流 滋賀県はこれまで縁のなかったところで記憶にある限り米原に下車したのは始めてである。 冬、雪が降ると米原のあたりで新幹線がとまることがよくある。今回の旅行でこの地域が豪雪地帯であることを始めて知った。 11:25−12:30 昼食:あゆの店きむら 彦根・夢京橋キャッスルロード 道幅を今様に広くして昔の街並みを再現した通り。街並みを歩きながら、彦根城案内のガイドさんを待つ。 13:00 ガイドさん(岩倉喜代子・彦根市観光ボランティアガイド)と出会い彦根城に向かう。 姫路城等とともに天下の名城の一つに数えられる彦根城は、井伊直勝(直継)によって約20年の歳月をかけて建設され、元和8年(1622)に完成した。 佐和山城・安土城・長浜城・大津城の石垣や用材が使われた。月明かりに浮かぶ彦根城は琵琶湖八景の一つに数えられている。 彦根城の別名金亀城の名は、彦根城築城以前、彦根山上にあった寺院に 金の亀に乗った観音像が安置されていたため、と言われている。国指定の特別史跡。 国宝の天守閣・重要文化財の櫓・名勝玄宮楽々園を見物。この辺の桜は今が盛りか。 玄宮園の池にかかる橋は、大好きなテレビドラマ松平健主役の「暴れん坊将軍」のロケに使われる場所だそうだ。 ガイドさんと別れ、タクシーに分乗して彦根港の遊覧船乗り場へ。
15:00−16:15 竹生島 宝厳寺(西国第三十番札所)参詣 琵琶湖の北部に浮かぶ島で、神仏一体の聖地。宝厳寺は、神亀元年(724)聖武天皇の勅願による僧行基菩薩の開基である。 中世以降神仏習合により弁財天を本地仏とし、竹生島弁財天は江ノ島・厳島と共に日本三大弁財天の一つに数えられている。 島に向かって遊覧船から見えるのは、島の上空に滞留しているヘリコプター。多数の川鵜が住み着き巣を創りその糞で木が枯れるため、川鵜を避ける網を張っているとのこと。 近年川鵜の増殖が各地で問題になっているようだ。 彦根港からバスで長浜へ移動 17:15−19:30 長浜市内散策 長浜は日本でも雪の多い地帯。豊臣秀吉の長浜城のあるところ、今回の旅行の目玉曳山まつりの長浜に来た。 古くは秀吉・三成の出会いの地、駅前に銅像がある。西武発祥の地(三色の線をつけた西部のバスが駅前を走る)・ヤンマー初代出生の地。 近江絹糸・鐘紡の工場・最近テレビコマーシャルにでるせんねん灸の本社もここにある。 今年春の選抜高校野球でベストエイトに勝ち進んだ近江高校の立派なグラウンドも見える。 長浜曳山まつり 今から四百年あまり前戦国下克上の時代、当時長浜城主の豊臣秀吉は男児誕生を喜んで町民に砂金をあたえた。町民は山車を作り長浜八幡宮の祭礼に曳き回した。 江戸時代に入り曳山の舞台で子ども歌舞伎を演じるようになった。また、曳山は漆や金銀の彫刻などの装飾が施され、 外国製の織物なども幕として用いられ、現在の動く美術館と呼ばれる形式へと発展してきた。 十三台の曳山の内、長刀山を除く四台づつが毎年交代で出場する。 曳山は朝長浜八幡宮で歌舞伎を奉納し、大手門通りで芝居を演じながら、日没に豊国神社の御旅所で最後の歌舞伎を演じる。 今年の出番は長刀組のほか高砂山(宮町組)・鳳凰山(祝町組)・壽山(大手町組)・猩猩丸(船町組)で 我々が御旅所で見物したのは壽山(大手町組)の新版歌祭文・野崎村。 祭は一週間に及びいろいろと行事があり、逗留する旅人も少なくなさそうだ。 途中の山車を見ながら大手門通りから大通寺を回って昔の町並みを歩きながら、夜の宴会の場所に向かう。 19:30 汲月亭庭園鑑賞と会食(太湖寮) 長浜八幡宮に存在した二十余の塔頭の一つに妙覚院という坊があり、その院内の館を汲月亭といった。 ここは豊臣秀吉が長浜在住のころお伽衆の一人曾呂利新左衛門の邸があったところで、彼により好みの庭がつくられたという。 明治になり八幡宮の神官の住宅となり、現在は三菱樹脂の寮になっている。桃山時代の枯山水庭園として貴重で資料的価値が高いとされているらしい。 岩田君のお陰で料理もサービスも最高、銘入りの日本酒も美味しく皆くつろいで楽しむ事が出来た。 21:30 長浜ロイヤルホテルにチェックイン( Rm737) 4月16日(水) またとないお天気に恵まれた。
08:00ゴルフ組(安藤・伊藤・江口・岩田)は観光組に送られて彦根カントリー倶楽部へ。 09:00観光組の出発だが迎えのバスが来ない。結局09:10に出発。 09:15 長浜城歴史博物館 戦国時代末期、浅井氏が滅亡した後代わって湖北三郡の領主となった豊臣秀吉が琵琶湖畔の今浜にあった古城を修築して自らの居城とし、地名も長浜と改めた。 明治42年(1909)城址が公園(豊公園)になり、文化、スポーツ施設が建てられた。 現在の天守閣は昭和58年(1983)に復原されたもの。 春は桜の名所として知られ、ソメイヨシノを中心に約900本の桜が咲き誇り、豪華絢爛な桃山文化を蘇らせる。 10:10 国友鉄砲の里資料館 国友鉄砲鍛冶集団は堺と並ぶ火縄銃の二大生産地の一つとして湖北をクローズアップさせた。資料館の通りには国友性の家が続く。 江戸後期の国友鍛冶で日本で始めて反射望遠鏡を作り、月面や太陽黒点の観測を行なった一貫斎への評価が高まっている。 姉川古戦場・賎ヶ岳古戦場を見て 11:15 渡岸寺観音堂の十一面観音像 向源寺(こうげんじ)の境内に渡岸寺観音堂がある。この収蔵庫(慈雲閣)の中に国宝の十一面観音像が安置されている。 東洋のヴィーナスと呼ぶにふさわしい第一級の文化財。 天平八年(736)都で流行した疫病の憂いを絶つため、聖武天皇の勅願により、厄除け祈願を込めて彫られたという。 織田信長と浅井長政による姉川の合戦の際には寺は焼失したが、観音像は村人の手で土中に埋められ難を逃れたという。 湖北地方にはこれらの観音像が多く、作家「井上靖」もこの地を訪れ、小説「星と祭り」の題材にしている。 12:15 奥琵琶湖パークウェイと樹木園(昼食)の桜 岩田君のたててくれたスケジュールを若干変更し十一面観音像を先に訪れたので、これからは湖北に伸びる奥琵琶湖パークウェイを通り 樹木園の昼食を挟んで海津大崎の桜の名所まで真っ盛りの桜を、素晴らしい天気に恵まれて、心行くまで楽しむことになった。 見え隠れする琵琶湖の湖面を見下ろしながらパークウェイを走ると次第に桜の木が多くなり、桜の盛りである。 運ちゃんの話ではこのパークウェイを桜の名所にすべく、六千本の桜を植えたという。桜の木の生長とともに益々綺麗な眺めになるだろう。 樹木園(昼食)の一角は満開の桜に囲まれて、琵琶湖も見下ろせる素晴らしい景色であった。昼食と一杯も美味しかったが、印象が薄れるほどだ。 途中、運ちゃんが教えてくれたモナカを早速バスの中で試食したが、美味しかった。 勝進堂の銘菓湖宝  伊賀郡西浅井町大浦787 0749−89−0027 13:45 海津大崎の桜 岬を半周する4キロの湖岸に約六百本の桜並木が花のトンネルをつくって素晴らしい景色、のんびりと花の下を散策。 14:25 清水(しょうず)の桜 その美しさに前田?候が何度も振り返った事から「見返りの桜」ともいわれる。お墓の前にあり樹齢三百年。 14:30 一路長浜へ 15:10 北陸本線長浜駅に到着、連泊組は市内見学へ。 連泊組に別れを告げて一人帰路につく。 16:18 米原発 新幹線ひかり164 18:20 新横浜着。帰宅                          (石井 利一 記) 石井利一撮影  riichi-01 (ひかり101号)

 riichi-02 (夢京橋キャッスルロード)

riichi-03 (彦根城・全員集合)

 riichi-04 (竹生島)

 riichi-05 (竹生島遊覧船)

 riichi-06 (曳山まつり)

 riichi-07 (曳山まつり)

 riichi-08 (汲月亭・植松夫妻)

 riichi-09 (汲月亭・加藤夫妻)

 riichi-10 (汲月亭・伊藤・安藤・岩田) 

 riichi-11 (汲月亭・石井・宇賀・江口)

 riichi-12 (奥琵琶湖パークウェイ樹木園の桜)

 riichi-13 (桜と琵琶湖を望む) 

 riichi-14 (海津大崎桜の下の散策)

 riichi-15 (海津大崎の桜) 

 riichi-16 (清水の桜)

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