「指圧健康法のフロンティア」

講 師 学校法人 浪越学園 浪越指圧専門学校校長

浪越 満都子

 

平成15年1月14日 於:如水会館

【無断転記転載を禁ず】

 社団法人 如 水 会 

 

 

 

 

 

 

 

 

内容目次

1『指圧の心 母ごころ 押せば命の 泉湧く』

2 体の部位別指圧のやり方

(1)頭部の指圧

(2)眼の指圧

(3)鼻と歯の指圧

(4)首の指圧

(5)肩の指圧

(6)腰の指圧

(7)足と手の指圧

(8)梗塞と出血とのかかわり

(9)糖尿病と指圧

(10)腹部の指圧

3 二人で組んでやる指圧の実技指導

質疑応答

参考資料(当日配布:左のメニューから呼び出せます)

【無断転記転載を禁ず】



1  『指圧の心 母ごころ 押せば命の 泉湧く』 

どうもお待たせいたしました。浪越満都子でございます。どうぞよろしくお願いいたします。今日は「指圧」についてのお話ということで、なるべくみなさま方に、これからずっと健康で長生きをしていただくための実践とお話ということで二時間ばかりお時間をちょうだいいたします。指圧と申しますと、私の父、浪越徳治郎がいまから90年前に創始いたしました。

よく「指圧」って言うと、按摩とかマッサージと一緒じゃないかと思われる方もいらっしゃるかと思いますけれど、実はそうではない。「按摩」というのは中国から渡ってきたものですし「マッサージ」というのは、ギリシャで発達をして、ドイツでさらに一層発達をしてきたもの。そして「指圧」は浪越徳治郎が日本でつくりました。そしてどこが違うかといいますと、按摩というのは中国からきて、揉んだり、撫でたり、擦ったりする、たたいたりする。マッサージはというと、タルクとかオイルをつけて、撫でたり、擦ったりする方法。指圧は筋肉を主として指で押す方法というところで、同じ手技ではありますけれども、少々方法が違うということなんですね。

もともと人間というのは、地球上に生存いたしましたときから、頭が痛ければ「頭が痛いよ」と頭に手を当てる。お腹が痛ければ「お腹が痛いよ」とお腹に手を当てる。「手当て」という方法が本能的にまぁ行われておりまして、それが発達をしてきました。で、手当てが遅れると手遅れでございますということになるわけで、手遅れにならないために、私たちはやはり手入れ、手を入れなければいけないということで、例えば植木でも何でも、手入れをする。手入れをしたほうが長持ちをするわけなんです。人間の体も、生まれっぱなしではやっぱり長もちをすることが出来ないというところで「指圧」が大変医療として使われるようになって参りました。

  ちょうど9月、昨年の9月末から10月にかけまして、チェコのプラハでセミナーをいたしました。ハベル大統領も大変お加減が悪くて、私、ご夫妻を指圧させていただきました。そんなことで、今たまたま如水会の高橋様とお話をしていたら「ペルーに行って人質にあわれた」ということで、私もそのちょっと前にペルーへ二度ほど参りまして、フジモリ大統領にもお目にかかったり、そのお母様を指圧させていただいたりしたわけなんですね。まぁそんなことで、指圧というのがどんなにいいものかっていうのを私も理解出来なかったんです。結婚するまでは、指圧なんて全く知りませんでしたから。

結婚いたしまして初めて、浪越徳治郎先生に「満都子さん、子どもが熱が出たら、こうやって押してあげればいいんですよ。肩が痛ければ、こうやって押せばいいんですよ。」って仰ったんですけど、私には何の知識もありませんので、どうして押せば熱が下がるのかなんて、全くそれは不可解でしてね。それが分かったのは、やはり私がその後「指圧学校に入れていただきたい」とお願いをして、学校で勉強してからなんですね。で「確かにこれは自分の体にはいいものだ」ということが分かりましたので、私自身も実践をいたしておりますし、みなさま方にも是非使っていただきたいな。そして手軽に出来て、機械とか器具も要りません。「何時でも何処でも出来る」っていうのが指圧の特徴なんですね。

 浪越徳治郎というのは、香川県の多度津で生まれました。みなさん方もご記憶にあるかと思いますが、ちょうど2年前に94歳で亡くなりました。「自分は100まで生きるから、満都子さん、安心していていいよ。」と仰ってたんですけれども、これは約束を破りまして、ルール違反になったんですけれども、94で亡くなりました。で、生まれはもともと香川県の多度津というところでして、大変気候の温暖なところで生まれました。で、7歳まで香川県の多度津で育ちましたが、一家の事情で北海道の留寿都というところに、当時移住をしなければならなくなったんです。

先程ペルーのお話が出ましたが、当時、フジモリ大統領なんかもそうですけれども、移民をされた。ペルーのほうへ移民をされたり、アルゼンチンへ移民をされたりした方がたくさんいらしたわけですけれども、浪越徳治郎は、北海道の留寿都に参りました。で、北海道の留寿都というのは、羊蹄山というのがあったりして、厳寒の地なんですね。非常に温暖な地から、厳寒の地へ移住をしたことによって、お母様が今で言うところの関節の節々が痛むという病気になられまして「この痛みを何とかして和らげてあげたい。」と、その7歳の徳治郎少年は思ったわけです。

当時の留寿都というところには、お医者さんもいない、薬もない、注射もないところだったんですね。無医村でした。そんなことで、兄弟5人が、お母様の痛むという体の節々をなぜたりさすったり、叩いたり、押したり、揉んだりしてあげた。その中で「徳治郎、お前に押してもらうと痛みがとれるんだ。」というふうにお母様がおっしゃったんですね。「そうか、痛いところは押せばいいのか。」ということから、『 指圧の心 母ごころ 押せば生命の 泉湧く 』という、まぁテレビでやりましたキャッチフレーズが生まれたというわけなんですけれども、その押した場所が、またこれはとても7歳の少年とは思えないような場所だったわけです。

  いま皆さま方が体にすごく痛みがあるとか、痒みがあるとか言うと、副腎の皮質ホルモン、ステロイドっていうのを多く使ってるんですね。かなり多く使っています。で、体がこうありますと、背中なんですけれども、ちょうど腰の部分に腎臓というのがあって、その上にかさをかぶっている副腎という場所がございます。で、この副腎からは、自分の体の中からステロイドというホルモンを出しているんですね。外側と中側がありまして、外側を皮質と言っています。皮の部分ですから皮質。中を髄質と言って、二種類の違ったホルモンを出す場所なんですね、この副腎というところは。

徳治郎少年が、お母様の背中の部分の両脇を押してくると、どうもここが硬い。硬いから、じゃもう少しここを押してみようということで、背骨は決して指圧の場合押しませんから、背骨の両脇を押すんです。筋肉を。で、この硬いところを何回か繰り返して押しているうちに、痛みがとれてきた。関節の節々の痛みがとれてきたんですね。それで「これは硬いところを押せばいいのかな」ということをまた一つ発見したということで、副腎の皮質からは「ステロイド」というホルモンが出ます。で、痛みとか痒みを止める場所だということで、ここをよく押した。それから後は、関節の節々が非常に悪いところは硬くなっているということが分かったんですね。

 そんなことで、7歳の少年が、お母様の体をすっかり健康にしてしまわれたというところから、自分は多くの人達を助けるために、指圧という仕事をしたいと思われて、東京に学校をつくられたというようなところから「指圧」というものが広がりまして、いまでは全世界で「どうしようか」私が結婚いたしました頃は「フィンガー・プレッシャー」と呼ぼうか、それとも「指圧」と呼ぼうかっていって迷っていらしたところなんですが、私の夫と徳治郎先生で「やっぱり指圧は指圧で通そう」ということで、いまは全世界に「指圧」(SHIATSU)という言葉で広がったというようなことなんですね。「指圧」のよさというのは、ほんとに難しくない。自分の手だけあれば、何時でも何処でも出来るというところにありまして、まぁそれをこれから少しずつみなさん方とともにやってみたいと思います。         

 



  体の部位別指圧のやり方

まずゴルフをして腰が痛い。なかなかスコアが伸びないとおっしゃる方とか、肩こりがあって、なんか首が、まぁ不況でもありますから首が回らないという方もいらっしゃるかもしれませんし、それからワープロとかパソコンをみなさん方はお使いになると思いますから、目が疲れてしようがないという方もいらっしゃるでしょうし、よく眠れない。それから手が痺れるとか、脳梗塞とか脳内出血、脳卒中になっては困るんだと、そういうための予防の指圧。それから生活習慣病ですね、糖尿病であるとか、肝臓の疾患であるとか、そういうものを予防するための指圧それから足が痛い。どうも足が痛いという方もいらっしゃると思いますので、そういうふうにみなさん方が日常困ってらっしゃる疾患から少しずつ追って、実際やっていただきたいと思っております。

 

1 )頭部の指圧

それではまず「頭が惚けないようにするための指圧」(笑)。

頭は大事ですからね。惚けないようにということで、頭の中には脳がありますけれども、ここでコントロールをしているわけですから、まず頭の中の指圧からいたします。決して惚けないようになる。それから頭痛がしたときの指圧とかということで。

まず右の手を生え際に当てていただきます。そして真ん中ですね、手を重ねていただきます。生え際が今はない・・・。昔はあったんだけどっておっしゃる方は(笑)昔あった生え際を思い出して、そこに手を当てていただきたい。いいですか。そこから真ん中を適当に6点に押すだけです。

はい。1、後ろに向かって2、はい、3。押してみて痛いところは、頭が悪いところ。4。悪いっていう意味は、疲れてらっしゃるということですよ。5。はい、6と。6は大体つむじ、てっぺんぐらいまで。もう一度。はい、1。ワンセットは3回ずつやっていただきたいんです。2。少なくとも。もうちょっとやりたいなと思ったら、5回なさってもいい。3、4。

この中に脳細胞がみなさん、幾つあると思いますか。140億です。5。もう既に減っていっちゃて、そんなにない方もいらっしゃるかもしれない(笑)。6。これ以上減らさないために、もう一度3。2、3、4、5、6と。そしたら今度は6点目から左に3点ずつです。はい、6、左へ2。ひと指ぐらいづつずらして3。5点目、中心から5。ここから目にいく神経も出ています。2。さらに3。4点目、中心から4、左へ2。さらに左へ3。3点目、中心から3、左へ2、さらに左へ3。これは髪の毛にもすごくいいんですよ。さらに2点目、中心から2、左へ2、さらに左へ3。生え際から1、2、3。

そうしたら今度は真ん中から右側です。はい、6、右へ2。押して、痛いけど気持ちが良いと。これが最高ですね。3。はい、5点目、中心から5、右へ2、さらに右へ3。4点目、中心から4、右へ2、だんだん目がハッキリしてまいります。はい、3。3点目、中心から3、痛いけど気持ちが良い。はい、2、さらに右へ3。はい、2点目、中心から2、3。そして生え際です。はい、1、2、3。手が疲れたら一回下ろしていただきます。そして今度もう一度、真ん中が大事ですから。そこを6点に押します。1、はい、2、3、4、5、6と。6点目は少し長めに強く押します。はい、結構でした。これは頭が惚けないように、脳細胞140億が減退しないようにする指圧。頭痛のときにも使っていただいて結構なんですね。

 

2 )眼の指圧

次は「目の疲れをとる指圧」。私はもう64ですが、眼鏡というものをかけてないんですね。このままで全部見えますので。ですからそれは目の周りを指圧するだけで充分なんです。で、いま眼鏡をかけてらっしゃって、慌ててしまってらっしゃる方、いらっしゃらないと思いますけど、これは度が進まないようにする指圧でもあります。老眼だけじゃなくて、近眼とか仮性近視とかありますよね。そういうものにも非常に効果的なんです。車を運転されて目が疲れたとか、ワープロ、パソコンをして目が疲れたときに是非なさってください。これをやることによって、視力は絶対に低下しません。

ここは親指では押せませんので、4本の指、3本の指ですね。目頭1点、下から。指圧っていうのは普通親指を使うといいんですけど、自分でやるときは押しにくい。その場合は、3本の指を使います。目頭下から1、骨の際。横へ2、骨の際3、横へ4。ぐるりといきます。今度は目の上ですけど、眉毛の下あたりに窪みがありますから、この骨の際を同じく1、横へ2、3。眼球を押さないようにして4。次はこめかみを目尻から1、後ろへ2、ひと指ぐらいづつずらして3と。それの繰り返しです。押したときはちょっとぼおっとしていますけど、だんだんと目がハッキリしてまいります。下から1、横へ2、横に3、横に4。上ですよ。1。少しこのときは上を向けて押すといいんですね。眼球に当たらないように。1、2、3、4。こめかみ3点、1、ずらして2、ずらして3。もう一回やりましょう。目の下1、横へ2、横に3、横に4。上ですよ。はい、1、2、3、4。これを繰り返し。はい、こめかみ1、ずらして2、ずらして3と。はい、結構でした。これが目の指圧。

 

3 )鼻と歯の指圧

 それから季節によって花粉症になるときがあります。それは人指し指に中指を重ねて、狭い場所ですから、目頭下から小鼻に向かって3点。1。これもいいですよ。風邪引きの方は鼻づまりとかなりますから。はい、3。もう一度、1、はい、2、アレルギー性鼻炎とか花粉症とか、3。もう一回、1、2、3。そしたら次は、どうしても年をとると下がっちゃいますから、頬骨のところを上げて上げて、上げて。はい、1、はい、2、3。そうもう一回。1、2、3。

歯が痛いときは、上の歯の痛いところを押します。歯医者さんに行くのは当然ですけれども、一時痛み止められますから、痛いところ、上顎のところ2。3。もう一度。1、痛いところを押します。2、3。下顎のほうは頤(おとがい)孔から神経が出ますから、その下顎の部分を1。横へ2、横へ3ですね。はい、1、2、3。そう。もう一回、1、2、3。大体お顔はこんなものです。

4 )首の指圧

次は一番大事な「首」ですね。首というのはこんなに重たい頭を支えていますから、非常に疲れている。負荷がかかっているんです。それと同時に首が硬いと昔から首が回らない。あんまりいいことではないわけですから、寝違えを起こしたりもしますでしょう。首の特に前は、脳にいく血管が通っている場所なのです。ですから脳にいく血管をうまく通り道をうながしてあげるということで、まず左の親指で、左の首の前、ドキドキと脈打っているところがありますか?・・・ない?(笑)。ないとここへはいらっしゃれない(笑)。打っています?ドキドキドキって。ありましたか?

これを「頸動脈」といいます。正しい名前は総頸動脈ですね。これは何をするかというと、脳へいく血管、一つは。もう一つはお顔にいく血管でもあるわけです。顔面と脳を養う血管なんですね。そこをいまのドキドキから2本に分かれますから、そこを押します。はい、1、ドキドキから。一押し3秒ぐらいで。下がって2、ドキドキ。下がって3。下がって4と。全部ドキドキ打っています。で、ここの拍動が強く打っていると、大体血圧が高い方。それからすごく弱い方もありますね。ここが硬くなりますと、頭にいく血行が悪くなる。そうすると脳梗塞とか脳卒中、脳血管障害が起こりやすくなります。

 じゃもう一度、1、ドキドキ。そこが軟らかければいいのよ。下がって2、下がって3。下がって4。じゃ硬い方はどうすればいいか。押していると軟らかくなってくるんです。ですからちっとも心配ありません。ですから少しずつ軟らかくしていきます。

指圧はもまないでください。もむと組織をいためます。ただ押すだけ。もう一度、1、下がって2、下がって3、下がって4。ここが大事なんですね。首で。で、いまここの中にはそういう方はいらっしゃいませんでしたけれども、絶対この頸動脈は片方ずつ押してください。一遍に押すと死にます(笑)。死にたい方はここじゃなくて、どっか別なところへ行って是非。はい。首をつるということは、この頸動脈をしめることですから。止めることですから、簡単なんですよね。ですけど、いまここでやっていただくと困りますんで(笑)ですからここだけは片側ずつ押す。ね。

もう一度やりましょう。1、下がって2、下がって3、下がって4。大体一押しは3秒ぐらいずつで結構です。あんまり長くがーっと押さえると、そこ止まっているわけですからね、やらないでください。次は右手に変えて、右の頸動脈。はい、1、下がって2、下がって3、下がって4。もう一度。1、これは扁桃腺なんかが腫れた場合もいいですね。喉に関係します。下がって2、下がって3、下がって4。

これの繰り返し。いま咳の出た方は間違った場所を押した方でして…。(笑)ちょっと気管と言って、真ん中に寄り過ぎたから、もうちょっと離して外側を押していただければ結構です。これが軟らかいほうがいいです。いまのは頸動脈。動脈ですね。栄養血管。ところが神経は、迷走神経という神経が、ちょうどいまの首からずっと胸とお腹までいってるんです。ですから今度は胸とお腹の支配をしている迷走神経の働きも促進しますから、胃とか心臓とか肺とか肝臓とか、内臓にも効果が高い、いまの4点です。はい。

首は前だけじゃない、横があります。小指を上にして、首の横、つまり耳の後ろに硬い骨がありますから、その骨の下から4点に、左右から挟むように押します。はい、1、中心に向けて、はい、2、これが硬くなっていますよね。はい、3。すごくカチカチのはずです。4。そう、こんなに負荷がかっているんですね。もう一度、1、下がって2、下がって3、下がって4。最初は下手でもいいんです。だんだん上手になられますから。もう一回、1、2、みなさん暑くなりますから、上着をお脱ぎください。3、4。そう、これ両方でやるの大変だとおっしゃる方は、片手で、右の手を使って、手をいっぱい広げちゃいます。首に向かって。それで首を掴むようにして、はい、1、上から下がって2、下がって3、下がって4。もう一度ですよ。はい、1、親指と4本の指で2、ここも張っていますよね。3、4。これはけっこうやりやすいんです。もう一度、1、2、3。押してみて痛いところ、硬いところは疲れてらっしゃる場所です。はい、4。

 筋肉はカチカチになっています。筋肉が硬くなるということは、そこの部分に栄養分とか酸素が少なくなって、老廃物とか二酸化炭素、乳酸がたまっているから硬くなるんです。指圧をしたらどうなるかというと、それが80%まで還元されるんです。グリコーゲンに。

今度は左の手を使って、手をいっぱいに開きます。首の横から1、2、左右同時に。はい、3、4。はい、もう一度、1、これは結構いいですね。はい、2、頭がすっきりいたします。はい、3、揉まないでただ押すだけ。はい、4。もう一度ですよ。はい、1、2、3、4。はい、手を下ろしていただきます。

今度は首の後ろがありますから、左右同時に頸椎の両脇。手を当てて、はい、1。こう鼻のほうに向かって押します。2。これがまた硬いですよね。はい、3。少し首を上に向けると押しやすいですね。4。境がよく分かります。はい、1、2、この頸椎の両則というのは、こりがたまりやすいですし、3、はい、4、いつも前かがみのみなさんですから、どうしてもここが突っ張っています。はい、もう一回、1、2、3、4、はい。そうしたらいまのところを先程と同様に、右の手で、片側でやるときは、親指を頸椎の際に当てて、左右同時でもいいですから、1、前へ向けて2、3、4。もう一度、1、2、ここが硬いと頭が痛くなる方が多いです。3。よく眠れなかったりとか、イライラする。4。おこりっぽくなる。血圧が上がります。もう一回、1、2、3、4。はい。

手を換えましょうか。少し狭めにとって、頸椎の両側から1、2、3、4。もう一度、1、2、3、4。もう一度、1、2、3、4。はい、結構でした。これが首の指圧ですね。ちょっと首を回してごらんください。少し回りがよくなりましたか。大分違うと思いますけれどもね。首の負荷というのが相当かかっていますから、首はこりやすいところですね。

( 5 ) 肩の指圧

はい、そして次は肩をやります。「肩こりの指圧」です。右の3本の指を左の首と肩のつけ根に当てまして、そこを押します。はい、1、2、3、4、5。もう一回。はい、1、2、3、4、5。重ねてもいいです。はい、1、2、3、4、5。重ねないでも大丈夫。1、2、3、4、5。もう一度、1、2、3、4、5。左の肩がこる場合というのは、左にある臓器の疲れなのです。ですから左手を多く使う方とか、ストレスのある方は左の肩がこります。何故なら、胃が左側にありますから、胃の疲れ、ストレス、それは全部左肩のこりになります。それから糖尿病のある方は、膵臓が左の胃の後ろにありますから、左肩がこる。それから心臓の疲れも左肩がこると、こういうことになります。

じゃ右側はというと、肝臓がありますから、肝臓の疲れている方、悪い方は右の肩がこる。右手を多く使う方、胆嚢の弱い方、胆石のある方。こういう方は胆嚢というのが右側にありますから、どうしても右の肩がこりやすい。じゃ今度は左の手を、三本の指を首と肩のつけ根に当てまして、はい、1、2、3、4、5。次もう一度、1、2、3、4、5。もう一度、1、2、3、4、5。もう一度、はい、1、2、3、4、5。そうですね。これは10回でも20回でもこってらっしゃる方はなさるといいですね。大分首とかが楽になりますね。首、肩をほぐしますと。

( 6 ) 腰の指圧

 次は「腰の指圧」です。ちょっとお立ちいただきましょうか。腰がよく回らない。先程もお話していましたら『週刊ポスト』が取材に参りまして、「性感指圧」なんていうタイトルで出たんですけれども、要するに生殖器がだんだん衰えてきちゃうんだと。これは本当に悩みとしてすごく多いんですね。男性の方も女性の方も、それはホルモンがだんだん減退していくわけですから。それは是非とも後ほどやりたいと思いますが、まず腰がちゃんと回らなければダメ。 

 腰というのは、“にくづき”に要と書きますから、蝶番の役割をしているところですね。ここがちゃんとしっかりしていないとダメ。足も弱ってきますから。いいですか。こういうふうに背中に親指を離して当てますね。今度は背骨の両脇を押してきていただきますから、ちょうどこっちからこういうふうに5点にきます。左右同時に。いいですか。親指を置いて、そしてそのときに少し後ろにストレッチするようにして、負荷を背中側にかけますね。そうするとなおさら効果的。いいですか。背骨の両脇。はい、1。ひっくりかえらないでくださいね、皆さん。下がって2、下がって3、はい、下がって4。無理しないでくださいね(笑)。ひっくりかえると困りますから。はい、下がって5。はい。

ずいぶん硬くなってしまっていらっしゃいますでしょう。皆さん、こんなに硬くなっちゃったんですね。前かがみのお仕事ばかりですから、後ろに反らせるってないじゃないですか。段々だんだん硬くなって、だから“ぎっくり腰”とかがすぐ起きちゃうわけです。いいですか、決して無理しないようにして、徐々にいきます。はい、1、上からも一度。下がって2。はい、下がって3。なんかうめき声が(笑)すごく聞こえてきましたけど(笑)大丈夫ですか。はい、下がって4。はい、下がって5。はい。もう一回出来ますか。頑張って。だんだん反るようになってきましたかね。少しずつ。はい、1、下がって2、下がって3、下がって4、下がって5。はい、結構でした。お座りください。

少し腰が伸びましたね。そう。だんだんだんだん前かがみになってしまいますね。ましてやどこか、一か所でも悪いところがありますとね、膝とか。左の膝がもし悪いとしますと、左膝をかばうために、右の足が二倍働いているわけです。左膝をかばうために。そうすると、かばうから、右に体重、右に体重、というふうにして歩いているうちに、だんだんやがては右も悪くなるんです。二倍働いていますから、右も疲れてきますね。両方ダメになります。そうすると、もっと慎重に前かかみになって歩くようになります。そうすると重心が前ですから、あっと言う間に躓いて転んでしまうということになりますよね。

 私、加藤シヅエ先生の指圧もずっと聖路加でやらせていただいたのですが、あの先生も骨折をされて、金具を入れて、もう一回手術をしなおしてということで「足が痛くてね・・・。指圧をして。」っておっしゃるので、一通りやりますと「もう一回そこを押して。」って。またやりますと「先生、もう少しそこが痛いからお願いって。」言われて、お付の方が「もう先生も帰られなきゃいけないんですよ。」っておっしゃったくらいで。やっぱり人に触ってもらうのが非常に気持ちが良かったとみえて、「大変楽になった。指圧はいいものだ。」というふうにおっしゃっていただいて、私は光栄に思ったのです。夜中に看護婦さんを呼んで「足を指圧してください。」っておっしゃるらしいんですよ。そうすると看護婦さんは出来ませんからと、ちょっとさすったり、撫でたりするぐらいだと「あなたは不親切、もうちょっとちゃんと押してください。」とかおっしゃったというので、私も本当に後で笑ってしまいましたけれども。そんなこともありましたが・・・。

ですからこそ、一か所でも悪いところを作らないこと。もし膝が痛かったら、その痛い膝だけを早く治してしまわなきゃ。そういう時は、自分の手で膝の周りをよく押す。膝のお皿を押しちゃダメですよ。これは割れやすいですから、すぐに割れますから。膝の周りをよく押す。ね、そうしますと、膝の痛いところが早く治りますから、足首が痛ければ、足首をよく指圧するということが大事で、余り痛い期間というのを長く置いてしまいますと、あっちこっちに痛みが波及してまいりますから、出来るだけ早くに改善することが大事ですよね。

( 7 ) 足と手の指圧

今、腰の指圧をいたしました。そして今度は「足と手の指圧」をしてみましょうか。私がちょうど、いまから3年ぐらい前ですかね。長野県のスキー場で、親子さんがスキーをされていたんです。他人のスキーのストックが、滑っていた方に突き刺さっちゃって。要するに人為的な他人から受けた脳血管障害になられて、東京の大きなリハビリの専門の病院に入られました。で、どうしても動かない。リハビリをしてもうまく動かないので、指圧をしてほしいということで、私、させていただきました。ほんとに左半身動かなかったんですね、全然。それが指圧をしましたところ、今はほとんど分からないくらいです。お勤めされておられますけれども。そのときの指圧は、やはり、悪いほうの足をよく指圧することでした。手も同じなのです。

 “筋弛緩剤”というのが一時問題になりましたが。筋肉を軟らかくするという、それを使っていらしたんですね。そんなに筋弛緩剤が騒がれた頃ではなかったのですが、奥様が「先生、どうも筋弛緩剤っていうのを使うと、主人の体の具合で悪いんです。」と仰ったんです。で、最小限に減らしてくださいということで指圧をしていまして、改善されましたけれども、薬というのは効くといっても、これは裏を返せば毒ですから、出来れば自分の生命力は自分で復活させるのが一番良いということになります。

人間の体には60兆という細胞がございます。これは体全体にある細胞。さっきの140億は脳細胞ですからね。この60兆の細胞が、活発で元気であれば病気にはかからないんです。ですからやはり細胞が疲れ、体が疲れ切って過労になると、どうしても未熟な細胞が出てきたり、若い細胞が出てきたりする。若い幼弱な白血球が出てきたりすると、これは血液の癌になるし、未熟な細胞が出てくれば、やっぱり癌になってしまうわけですね。その為に、人間というのは過労にならないように普段から手入れをすることが如何に大事かということになってくるわけです。

「手の指圧」をいたしましょう。ちょうど去年ですね。77歳の方が肺炎にかかりまして、集中治療室に入って、もう今晩で諦めてくださいと言われた方なのです。その方の娘さんは、指圧は全然出来ないんですが、この指圧を教えたのです。その方は、今もぴんぴんして元気でおられます。

どういうものかと言いますと、指先の指圧だけなんです。親指は3点。1、2、3。前後面。横から1、2、3。次は4点。関節が違いますから、1、2、3、4点。それから横から1、2、3、4点。中指も4点。1、2、3、4。横から1、2、3、4。薬指も1、2、3、4。横から1、2、3、4。小指、1、2、3、4。横から1、2、3、4。これだけですよ。何10回でもいいからやってくださいと申し上げました。今は本当にぴんぴんで。次の日に肺のレントゲンを見たら、もう真っ白だった肺が綺麗に影がなくなっている、それぐらい効いたということなのでしょう。何故でしょう、みなさん。だって心臓から出てくる血液、それは末梢までいって小指の先までいって、毛細血管になって肺に帰るじゃないですか。とすれば、手の末端とか足の指の末端をやるだけでも、心臓の働き、循環は促進されるわけじゃないですか。そういうことなんですよ。脳血管障害で倒れたり、脳卒中で倒れたり、脳梗塞で倒れた場合、絶対こんなのにはなりたくないわけですから…。でも、もし倒れたらどうするか。

 麻痺しているほうの手をよく指圧する。足をよく指圧する。絶対にやらないより良くなりますから。早くにやってください。頭は皆さん方はやはり素人の方ですから触れません。首も危ないですよね。この中で出血しているわけですから、直後は。その時に、手の先とか足の先なら安全なんですよ。是非それをやっていただきたい。もう一度やりましょう。1、2、3。横から1、2、3。次4点。1、2、3、4。横から1、2、3、4。次、3、2、3、4。横から3、2、3、4。4、2、3、4。横から4、2、3、4。5、2、3、4。横から5、2、3、4。倒れた場合は、悪いほうをまず重点的にやる。普段みなさん方はご健康ですから、両方やります。普段からやってください、はい。1、2、3。横から1、2、3。次2、2、3、4。横から2、2、3、4。次、3、2、3、4。横から3、2、3、4。4、2、3、4。横から4、2、3、4。5、2、3、4。横から5、2、3、4。足の指は、前後面は出来るけど、横は幅が開かないですから出来ません。ですから前後面だけでいいですから、そこをよくおやりくださいということです。

( 8 ) 梗塞と出血とのかかわり

手や足の指圧が、脳や心臓にかかわりがある事をお話しましたが、ここで、梗塞と出血についてちょっと説明しておきましょう。

脳梗塞というのは、脳の血管が詰まることですよね。これは何故詰まるかというと、若い時は、血管は非常に広々していて柔軟性がありますが、年をとってまいりますと、だんだん外壁が硬くなります。内腔はいろんなものが沈着して狭くなります。そうすると、そこを通る血液もドロドロしてくるじゃないですか。若いときはサラサラしている。年をとってくると、だんだんドロドロしてきて通りにくくなるんですね。ところが内腔も狭くなっていますから、引っ掛かりやすくなる。で、血液の固まりがここを通るときに引っ掛かる。そうするとそこで血管を閉塞するわけでして、それが梗塞といって塞がってしまう。梗塞というのはそこで塞がってしまうということです。血管があります。ここで詰まった、そうするとこれがたまたまこれだけの狭いエリアを支配する血管だったら、朝起きた時など、何となく痺れたとか、手が痺れた、呂律がちょっと回らないようだぐらいで済みます。

ところが、これがもし主要な血管で、これだけのエリアを支配する血管だったら、詰まった直後にアウトなんですよね、梗塞というのは。詰まる、塞がるということは、何が塞がるかというと、大体血液の固まりであったり脂肪の固まりであったりそういうものが詰まることが多いのです。そうすると、詰まる場所がまた気に入らないんですね。脳に詰まれば脳梗塞。心臓に詰まれば心筋梗塞。肺に詰まれば肺梗塞。動脈か、静脈か。そういうことで、詰まる場所が違うだけで仮に、このAさんという方はどこに詰まるかは分かりません。1回目はたまたま脳に詰まったけど、軽かった。そうすると2回目、3回目、4回目は大体さようならになってしまいます。そうならないようにしなきゃいけないのです。そうだとすると、脳にだけ詰まるのではなく、心臓の冠状動脈にも詰まる可能性があるかもしれない。肺に詰まるかもしれない。そういう危険性を持った方なわけです。こういうふうには私たちはなりたくない。であれば、やはり首とかを軟らかくしておき、血管を軟らかくしておくということが大事なんですね。これは詰まったほうです。

今度は切れたほうですね。切れるとはどういうことかというと、さっきの血管がありますね。それは、内腔が狭くなってきていてそこを通るとき負荷がかかります。若いときと同じ分量だけ通るわけだから、そのときに負荷がかかって、パンとはじけちゃったのが脳出血です。脳の中で血管がはじけてしまうのが、脳卒中とか脳出血とか言われるもので、こちらのほうの麻痺は、体を半分から分けて、右なら右の手と足が連動してダメになり、左なら左、真ん中から分けて、左がダメになるという麻痺ですよね。これが切れている場合。この場合も手と足と悪いほうをとにかく重点的によく指圧するということによって、非常に早くに改善が見られます。たいてい脳内出血の場合は、ちょっとしたリハビリぐらいでお任せしていたら、だんだん硬くなって固まっちゃいます。足はこれが突っ張っちゃう麻痺なので、回さないと歩けません。つっかえちゃう。ですから左の手と足が連動した麻痺ということになって、非常に不便です。ですから早めに指圧をし、硬いところをよくほぐしていくということが大事で、本当に9割ぐらいはよくなりますね。

9 )糖尿病と指圧

まぁそんなことで、あと「糖尿病のときの指圧」というのは、生活習慣病として今、大きくいろいろ取り上げられておりますけれども、多いのは糖尿病、あとは肝臓の疲れですね。肝炎であるとか、そういうものが多いですから、早くに指圧をすると、相当改善が早いですね。背中。肩甲骨ですよ。こうあります。ここは腰。糖尿病の場合は、ちょうど背中のこのへん、左側が糖尿病の指圧点ですね。これは大体インシュリンというホルモンが膵臓から出てこなくなり、膵臓の機能が低下します。何故低下するかといったら、背中のこの部分が硬くなって、膵臓のところが硬くなるから、インシュリンが出て来ないのです。ですから背中をよく押してあげる。背骨の両脇ですけど、左側。これをよく指で押してあげます。骨は押してはいけません、指圧は。そうするとすぐインシュリンが出てきて、血糖値はストーンと下がります。

右側はというと、これは肝臓疾患の治療点ですね。肝臓というのは、前の右側にある臓器ですが、ここで栄養分を貯蔵したり、尿のもとをつくったりとか、赤血球を壊したりとかしているわけですね。この右の肋骨の下で。ところが、こりが出てくるのは、背中のこの部分。左側は糖尿病で、右側は肝臓の疾患。肝臓の場合は、お腹のほうも指圧します。糖尿病もそうなんですけど、それによってより一層効果が高くなります。

10 )腹部の指圧

 それではこの次は「お腹の指圧」をやってみたいと思います。腹部の指圧というのは、浪越徳治郎先生が「黄金の指圧」といって、非常に大事にされた場所でもあります。まずよろしいですか、みなさん、椅子におかけになっていて、私も済みません、かけさせていただきます。それで、1点目は鳩尾(みぞおち)から押しますから。それで息を少し吐きながら、前かがみになって、このとき親指じゃ押せません。4本の指を使って、少し前かがみで押しますね。1点目、鳩尾から、ここは胃ですから、はい、フーッと胃です。胃ですね。もう一度、胃です。もう一回、胃です。ここを押して硬い方とか痛い方は胃が疲れている方。

一つ下がっておへその上は小腸です。はい、小腸、フー。もう一回、小腸。小腸というのは、6〜7メーターあって、栄養分の消化吸収をしているところです。もう一度、小腸、フーッ。もう一つ下がって、膀胱ですけど、これは尿をためるところですね。出さないでくださいね(笑)。もうちょっと我慢して(笑)。膀胱。はい。フーッ。大体膀胱炎というのは、女の人のほうに多い。何故かというと、尿道が短いから細菌が入りやすくて、女の人は冷えたり、膀胱炎にかかることが多のです。はい、膀胱。はい、もう一回膀胱です。はい、フーウッ。 右側にずらして、盲腸。はい、もう一回盲腸。右側ですよ。もう一度盲腸。はい。

一つ上がって、右の肋骨の下が肝臓です。ここにこんなに大きいですからね、肝臓は。男性は1.300kgぐらいあります。体の中で一番大きい臓器。女性だって大体1.100kgぐらいあるのです。レバーです。レバーといったら、牛と豚だけですかって言われましたけど、そうじゃないんです。人間もレバー。はい、肝臓を押します。肝臓。もう一回肝臓。もう一度肝臓。肝臓の悪い方はここを押しますと、もう数値はストーンと落ちますから是非おやりください。お酒がお好きな方もいらっしゃるでしょう。やっぱり手入れをしてから、受入れ態勢をよくして召し上がればいいんですよ。

浪越徳治郎先生は毎晩お酒。とにかく夜になると出て行かれる。ところがどこも悪くなかったんですよ。というのは、例えば今日、5,000円の会費だとしますよね。そうすると「よーし、10,000円分飲んでくるぞ」って言われて(笑)、このお腹の肝臓の指圧をしてから出掛けられるんです。ですから肝臓なんか丈夫なものだったんです。そしてね、そのお酒の飲み方がまたすごい。一番始めはビール、水割り、次が熱燗、ワイン、ブランデー。それで終わりなんですけど、全部一通り並べて、最後はごちゃごちゃ。「お腹に入れば全部同じだ」ってよく仰ってましたが、皆さん方も是非受入れ態勢をよくしてから召し上がってください。よろしいですか。

 はい、肝臓ね。はい、肝臓。右側の肋骨の下。もう一度肝臓ですよ。肝臓。はい。そしたらもう一回真ん中で胃です。はい、胃です。もう一度胃を押します。胃が悪くて痔の悪い方はイジ(意地)の悪い方(笑)これは困りますから。もう一回、胃です。はい。今度は左側の肋骨の下が、これが糖尿病のポイント。膵臓のあるところですよ。はい、膵臓。これは硬くありませんか。はい、膵臓。骨は押さないでくださいよ。はい、もう一回膵臓。血糖値の高い方。はい、もう一回膵臓。これは効きますから。

一つ下がって下行結腸。便秘のポイント。これは男性でも女性でも便秘する方が多いですから。下行結腸。古い便がゴロッとあるの分かりますから。もう一回、下行結腸。はい。要らないものは出さなければダメなんですけどね。なんか行きそびれちゃうときもありますから。はい、もう一回下行結腸。はい、もう一つ下がってS状結腸。ここも便秘のポイント。S状結腸。はい、もう一度S状結腸。はい。真ん中にきて、さっきの膀胱と同じところでいいんですけど、直腸です。というのは、膀胱は前。尿をためるところですよね。後ろが直腸、便を出すところ。「いや、私は前に直腸があります」なんていう方はいらっしゃらないはずですからね。それでは同じところで直腸。もう一回直腸ですよ。はい、直腸。これをちょっと図に描いてみますと、非常に分かりやすいんですけど、これは絶対お腹の贅肉がとれて、綺麗なお腹になります。皆さん。1、2、3、4、5、6、7、8、9。この図はこう見ますから。

それで1点目は胃です。2点目は小腸。3点目が膀胱。4点目が盲腸。5点目が肝臓でした。6点目が脾臓ですけど、後ろ側が膵臓になりますから。7点目が下行結腸。8点目がS状結腸。9点目が直腸。指圧をすると眠くなるんですね。何故ならば、副交感神経が非常に優位に立ちますから眠くなるのです。それだけ非常にリラックスするっていうことが言えますし、サーモグラフィーで撮りますと、指圧をする前は真っ青だった筋肉が、指圧をしますと真っ赤になるんですね。それ以外にも非常に科学的にこりがとれて、疲労物質が改善されるという結果が出ています。

で、こういうふうにいま押してきたわけです。ということは、平仮名の「の」の字と同じです。もう一度やってみましょうか。1点目、鳩尾から1、「の」の字の指圧です、これは。一つ下がっておへその上小腸。もう一つ下がって膀胱。

右側にきて盲腸。上がってきて肝臓。左側にきて脾臓。膵臓ですね。一つ下がって下行結腸。もう一つ下がってS状結腸。真ん中にきて直腸。もう一回で終わり。1点目、鳩尾から1、一つ下がっておへその上小腸。もう一つ下がって膀胱。右側にいって盲腸。上がってきて肝臓、左側にきて脾臓。一つ下がって下行結腸。もう一つ下がってS状結腸。真ん中にきて直腸。

みなさん方、これは毎日でもいいんです。少しずつなさいますと、ほんとにお腹の贅肉がとれて、外から綺麗なボディーになります。そして中から健康に。これだけの臓器がありますから、昔は「五臓六腑」って言ったんですが、これらが健康だったら、それは大したもんです。やっぱり消化力が非常に改善されますから、食べ物がおいしくいただけるということになるんですよね。健康になるためには、健康の五原則。食べ物がおいしくいただける、快食。快便、快通、便がちゃんと出なければいけない。快働。快く精神的に笑える。この五つが、バランスよく保たれていれば、人間というのは精神的にも肉体的にも健康ということが言えますよね。

 



3 二人で組んでやる指圧の実技指導

 はい、この次は二人ずつ組んでいただいて、ちょっと私が一人モデルをいただいて、肩と首と、二人でやるときはどうやってやるのかという方法をお見せいたします。みなさん方はお隣の方とご一緒にやってみてください。簡単な指圧です。肩のこってらっしゃる方、いらっしゃいますか。如何でしょうか。モデルをいただきましょうか。どなたか。お一人。如何ですか。どうぞ。はい。じゃ皆さんはお隣の方でもいいし、前の方でもいいから、どなたとでもいいから組んでください。

はい。肩はこう。二人でやるときはこう。ちょっとお待ちくださいね。いまやりますからね。そしたら後ろに立って、4本の指は前。首と肩のつけ根。さっき自分でこうやりましたでしょう。そこを同時にやって、指圧をやるにはコツがあるんです。これは指で押したらダメ。指が痛くなります。体を乗せるのです。はい、やってみましょう。1、2。そのときに相手の顔を見る(笑)。苦しんでないかどうか(笑)「どうですか?」と聞いてみてください。あんまり苦しんでいるのに、なおさら強く押しちゃダメです(笑)。加減というのがあります。手加減です。いいですか。はい、1、体重を乗せて。はい、2。はい、3。もう一回、サービスよ。はい、1。はい、2。はい、3。そう。ちょっと相手に具合を聞いてみてください。もう一回よ。はい、1。はい、2。はい、3。

さっき首をやったじゃないですか。首はどうやるかというと、済みません、ちょっとここへ上がっていただけませんか(笑)。ここへ来て。椅子ごとです。座っていただける?首をさっきやりましたよね。首をやるときどうやるかというと、右の手で、左の首、前からこう。前に来て、みなさんやる人は前に。それで右の親指で左の首。はい、1。首よ、首。はい、2。そう。殺さないでね(笑)。3。そう。はい、4。そういうこと。やってあげて。1、2、そう。分かります?3。そう、頸動脈4。これはダメですよ。これ。これは死にますから(笑)。

 はい、1、2、そう。片側ずつよ。3、そう。これはあんまり体重を乗せないで(笑)4。死んだら困るから。1、2、3、4。いい、もう一回サービス。1、ドキドキよ。2、これはあんまり強くやらないで。3、そう。はい、4。そうしたら反対側です。反対側に来て、今度は左の手で、右の首よ、はい、1。はい、2。左の手で右の首。3、まだ交代しちゃダメ、両方やってあげて。2、3、4。そう、もう一度。1、2、片側ずつやる。3、そう。4。ちゃんと安らかな顔していますか?相手の方は。安らかで、そのままで永遠にお眠りになると困るんですよ(笑)。もう一度、1、2、3、4。そうです。上手ですよ、皆さん、なかなか。ちょっとこのへんでほめておかないと、やる気をなくしますから(笑)。もう一回、1、はい、2、はい、3。この首は4、大事なところで片方ずつやる。次。今度はこうやったじゃないですか。首の横から。それは左の手を額に置いて、後ろから掴んでくる。同時に。いいですか。左の手は額。ちょっと待ってください。左の手は自分の額に置くんじゃないんですよ(笑)。それは熱のあるときでしょう(笑)。そうじゃない。相手の額に置くのよ。はい。こうね。それで後ろから掴んで、1。中心。2。中心よ。3。4。そう。中心にしっかり。はい、1、中心。はい、2、中心。はい、3、そう。はい、4。もう一回、1、2、3、4。そうもう一度です。はい、1、2、芯が硬い方が多いですから、3、4。そう。

そうしたら今度は、首の後ろをやったじゃないですか、さっき。狭めて。狭めて前へ押す。狭めて、頸椎の両側。前、1。前へ押す。はい、2。頸椎を押さないで、両側。3。両側よ。4。これがカチカチになっていますから、1、そう。はい、2。両方一緒に押すの。ここは。3。両方押していけないのは、首の前。後は両方一緒。はい、1。はい、2。ちょっと相手の方に聞いてください。もう気持ちよくてものを言わなくなっていますから(笑)。はい、3。4。なんか全然もの言わなくなっていますから、聞いてください(笑)。はい、1。大丈夫かしら。2、3、4。そう。まだ交替しちゃダメなのよ(笑)。後で交替しますから。そのときになったら「帰るか」なんてそうはいきませんよね(笑)。ちゃんとやっていかなきゃダメですよ。

もう一回、1、そう。はい、2。はい、3。これは気持ちがいいはずよ。はい、4。そう。そうしたら肩をもう一回やります。肩よ。はい、後ろから後ろから。これね、ここだとちょっと高いの。だから座ってらっしゃると楽だから、畳の上のほうが楽です。はい、1、2。肩のこり。はい、3。そう。はい、もう一回、1、2、ちょっと相手に聞いてみてください。はい、3。もう一回、1、2、3。そしたらもう一か所だけやります。反対を向いてくださいますか。こちら側ね、そう、お顔をこっちに向いて、そうそう。

 そうしたらね、背骨の両脇って私、さっきから言ってますでしょう。そこを、背骨を押さないで、五センチぐらいあけて、左、右、左、右、左、右、交互よ。はい。いいですか。一歩どっちかの足を引くと楽です。もう少し前。左、右、左、右だから。いいですか。前の方は少し前かがみが楽よね。いいですか。はい、左が1。右が2。はい、左3、4、5、6、7、8、9、10。もう一回ね。左が1、右が2、3、4。背骨押さないで。5、6、7、8、9、10。はい。両方の手を上げて。肩の悪い方は上がりませんから、無理しないで。上げた?そしたら自分の体で支えてあげて、この手を少し支えながら後ろへ。少しずつよ。硬いですね。はい、緩めて。はい、2。はい、もう一度3。はい。

結構でした。ありがとうございました。ちょっと動かしてみてくださる?楽になりましたか。私、いま押された方に聞いているのに、やったほうが「うん」なんて(笑)。はい、交替。交替いたします。やりましょうか。もう一回やりますか。どなたかいらっしゃらないから。じゃもう一回いいですか(笑)。どなたかいらっしゃれば。

それではいいですか。肩からやりましょうね。はい。左右同時に1。体重をここへ乗せる。1、2、3。はい。もう一回、1、2、3。もう一回、1、2、3。もう一回、1、2、3。もう一回、はい、1、2、3。はい、もう一回、1、2、3。相手の方に一回聞いてみてください(笑)。はいもう一回やりましょう。1、2、3。はい、もう一回、1、2、3。はい、もう一度、1、2、3。もう一回、はい、1、2、3。もう一回、はい、1、2、3。

次は首をいたしますよ。首の前。はい。左の親指で、相手の右の首。前側から。右の親指。はい、1、2、3、4。体ゴチゴチ(笑)。1、2、3、ドキドキと脈打ってるところからよ。4。そう、もう一回。ドキドキ脈打っているところから。隣の人に聞いてもダメ。自分の相手を見なきゃ。下がって2。そう。下がって3。はい、4。そうもう一回よ。1、2、3、4。そう。はい、もう一回、1、2、3、4。そう。反対側。左の手で右の首。1、はい、2、3、4。血圧高いですか?大丈夫?はい、もう一回、1、2、3、4。血行がよくなりますから、みなさん暑くなりますよ。もう一回、1、そう、2、3、4。そう、もう一回、1、2、3、4。そう。

今度は後ろに行って、今度は首の横から、さっきこうやりましたところよ。掴む。左手は額、相手の額よ、いいですか。はい、1。掴んでね、右手は。2、中心。3、中心。はい、4。親指と4本の指を同時に。はい、1、中心。2、中心。今日は皆さん、ものすごくよく熟睡出来ますから、指圧を受けた後は。本当、3、4。明日の朝になってもちゃんと目覚めてくださいよ(笑)。あんまり熟睡して、そのまま起きられなかったら困るのよ。

 

 はい、1、2、3、4。そう。もう一回、1、2、3、4。そう。今度は首の後ろ。もっと狭めて頸椎の両側を前に向けて押す。はい。前に向けて押す。はい、1、前、鼻のほう、2。鼻のほうに向ける。3、4。もう一回、1、2、3、4。もう一度。はい、1、2、3、4。ちょっと相手の方に聞いてみてください。「具合はどうですか?」って。本当はこんなに下手なのにね、でも気持ちがいいでしょう。もう一度、1、2、ここは体を乗せて3。乗せていけないのは首の前だけ。4。そう。はい、1、少し体重を乗せる。2、乗せる。はい、3。はい、4。そう。

次は肩もう一度やって。1、2、少し軟らかくなってきたでしょう?3、4。そんなに馬鹿力を出さないでもいいんですよ(笑)。もっと普通態で。はい、1、2、この体重の乗せ方も相手によりけりよ。だからそおっと乗せなきゃいけない人もいる。痛がる人がいますから。様子を見ながら乗せて。もう一回、1、2、3。次、背骨の両脇。こうやってください。

次は背骨の両脇。これで終わりですからね。はい、一歩左足を引いて。左、右、左、右。はい、5センチぐらいあけてください。左が1、右が2。下がって3、4。下がって5。5と6は同じライン。6、下がって7。8。下がって9。はい、10。もう一度ね。はい、左が1、はい、2、下がって3、4。下がって5、6、7、下がって8は同じライン。9、下がって、はい、10。両方の手で手首を持って、少し自分の体で受けてあげて。もうちょっと後ろに出してくださいますか。受けてあげて、無理のないように上げる。無理しちゃダメですよ。徐々に徐々に少しずつ。はい、下がって一回緩める。はい、もう少し。無理しないでくださいよ。はい、緩める。もう一回。手首を持ったほうがいいですよ。はい、結構でした。首を動かしてみてください。肩とか。少し楽ですか?はい、ありがとうございました。

はい、あと、足の指圧はどうやるんだって仰る方があるかもしれませんが、足もたくさんやるところはあるんですね。手もそうなんですが、大事なところだけ。手は、先程指をいたしました。手が痺れる、とかいうときは、右の手で、左の脇の下。ここから血管がずうっと指先までいきますから、ここをまずよく。同じところを。1、2、3と、同じところを押す。そこから掴むように下がってくる。1、2、3、4。下のほうも1、2、3、4。これでいいですから。出来る範囲で。手を換えて。1、脇の下2、3。ここは大事。ダムで言えばもと上流。そこから1、2、3、4と肘までね。それから下がって下から1、2、3、4と。自分で出来る方法で結構。

足のほうはというと、足の前から来るんですけれども、ここはこういうふうに掴むようにして、太股のところから押す。それから内側もこう、ちょうど股のつけ根から押す。膝のお皿を押してはダメです。これは危ないですから。そしたら外側、これも掴むように押すと。そしたら後ろ側はこういうふうに使って、こう。こういうふうに使ってください。そう。それから足の下は、このままでもいいし、椅子に腰掛けてもいい。これでこう掴めますからね。こういうふうにして。骨を境にして。ふくらはぎのほうも後ろ側から掴む。両方の手で。そうすると大分違います。足の指は、さっき言ったように前後面だけということで、左右おやりいただくと大分違いますね。軽くなりますから。なるべく硬くしないこと。筋肉をね。はい。それではご質問がございますでしょうか。ご質問がおありになれば。はい。

◆ 質疑応答

司 会 済みません、ご質問に入る前に……。

講 師 あっ、どうぞ。はい、はい、ごめんなさい。

司 会 今日は第1回ですので、いまから質問を始めますが、今回の12回のコーディネーションをしてくれましたウエルネス・フロンティアの山下さんを紹介したいと思います。今日皆さんにお配りしましたこのパンフレットですけれども、裏の左側に「コミュニティ・フロンティア」本社の所在地は一ツ橋2ー1ー1、如水会館1階。三井住友銀行が出た後に、昨年末に入りまして、そこの代表をしている山下正幸さんからちょっとご紹介をさせていただきたいと思います。それじゃ山下さん、お願いします。

山下正幸 どうもありがとうございます。私のほうから簡単にご紹介させていただきます。今回の一橋フォーラム、高橋部長のほうから「新しいテーマでやってほしい」という話をいただきまして、私たちの会社は、縁あってこちらの1階に事務所を構えましたので、ご挨拶をさせていただきます。62年卒業の山下と申しますけれども、是非先輩の応援をいただきたいと思っております。今日、お話を伺った通り、健康講座であると共に、こういうソフトが今、世界的、国際的に注目されております。私たちも実は会社を立ち上げる前に、私たちの会社はトヨタ自動車さんと森ビルさんの応援をただいて立ち上げた会社なんですが、アメリカのサンフランシスコに視察に行きました。最先端の医療の状況を見に行きましたが、その原点になったのが、例えばこちらウエルネスの『インサイクロペディア』という百科事典になっています。1991年に完成しております。日本の場合は、医療が余りにもちょっと、医学界が強過ぎて、こういう健康分野というのがややなおざりにされていたのですが、アメリカのカリフォルニア、サンフランシスコに行って驚いたのは、まさしく今日の指圧であるとか、気功であるとか、香りを使ったものであるとか、最先端の医療の現場で、こういうソフトが重要な役割を担っていることが分かりました。

    今回「一橋フォーラム21」で、12回の講座を作っておりますが、全て単に“みのもんた”になりたいわけじゃありません。地道なんですが、こういうソフトが実は重要なキーワードになってきていること、それがネットワーク化され、産業化されていく、そのプロデュース役を如水会という場所を通じて展開してみたいというふうに考えて、今回の企画を立てさせていただいたおります。今回、12人のリストを作らせていただいた中で、勿論この他にも40人ぐらいの候補の方がいらっしゃって、まぁスケジュールが合わなかったんでありますが、浪越さんにトップバッターになっていただくことになりまして、こういう肌を触れ合うコミュニケーションのとれるような場をつくっていただいて感謝しております。

次回以降、来週は「ヘルスケアマネジメント」ということで、日本では最近では統合医療と言われているものでは最先端の久保先生をお迎えしていますし、1月28日には、馬場先生という先生、WHO、世界保健機構を日本に誘致した方をお招きすることが出来ました。他にも服部先生であるとか、山梨学院ですね、今度箱根駅伝で、惜しくも二位になってしまったんですが、実はマラソンというのは地域づくりという観点でも非常に重要な役割を担っています。ただのマラソンではないということ、そういうお話も出来るんではないかと思っております。他にも吉本興業さん、トヨタ自動車さん、それぞれの会社、もしくは企業が、どういう活動を展開し始めているかということをみなさまと考えていきたいというふうに考えて、今回のフォーラムを企画させていただきました。1階におりますので、是非顔を出していただきたいと思います。

今日、お手元に申込書、浪越さんの、私のほうからご案内することになりますが、こういう本を準備させていただいております。お手元の書籍の申込用紙というところに書いていただければ、浪越先生のご了解をいただいて、サイン付きで、お手元に来週以降お届けさせていただくという形の仕組みをとらせていただきたいと思っております。また、今日の実演で、実際に気に入ったということで、私も月に一度通っているんですが、銀座のほうに先生の治療院がございますので、お手元にパンフレットがあります。是非寄っていただければというふうに思っております。別にこれで私たち、お金をもらっているわけじゃないんですけれども、非常に素晴らしいソフトだと思います。

私がサンフランシスコに行った時に、眼科の先生で、まぁ世界的な権威の先生にお話を伺って「眼科に来る時にはもう終わりなんだよ。糖尿病で、眼科に来られても、もとが悪いと結局は治らない。ですから根本から考えていかないとダメなんだ」最先端の医療の現場で、水であり、食べ物であり、それから環境ですね、病室の環境であり、そういうソフトを充実しなくてはいけないといったことがハッキリ分かりまして、それだったら十分日本は世界に太刀打ち出来るなというふうに感じました。まさしく今日の指圧なんていうのは、日本の確たるそういったものだと思います。コンピュータのソフトだけじゃなくて、こういうソフトがあってこそ、世界の医療が進展するというふうに痛感しております。まぁ我々がその一助になればと思っております。これからも是非よろしくご指導をお願いしたいと思います。ありがとうございました。(拍手)

 

司 会 それでは早速質問を受けたいと思います。どうぞそちらの方。

質 問 日常的に出来る指圧ということで、今まであまり関心なかったんですけれども、非常に貴重な体験をさせていただいて関心を持ちました。質問は、指の指圧なんですが、関節はやらないほうがいいだろうというお話でしたけれども、関節は避けるということですね。

講 師 手は大丈夫です。骨を押してはいけないということは、背骨は押さないでくださいということで、手の場合は3点と4点ということで、そのまま押されて結構です。

司 会 ではこちらの方お先に。その後、お願いします。

質 問 本日はありがとうございました。知人に心筋梗塞になってしまっている人がいるんですが、さっき心臓と脳といろいろありましたけれども、手以外に心臓にとって良い指圧ってあるんでしょうか。

講 師 やっぱり全体の血管を促進する、要するに筋肉を軟らかくするということが大事で、心臓の場合は特に背中の左側ですね。それと胸の指圧もあるんですけど、急激に胸はやらないほうがいいので、ですから左の背中、それから特に心臓に関しては左の腋下部、脇の下、そこから手の先まで、左手をよくおやりいただくと、心臓にいく血管の循環を促進するということでよろしいかと思います。

質 問 ありがとうございました。

司 会 それではどうぞ。

質 問 今日はありがとうございました。一つ愚問かもしれませんですが、鍼灸術と機能の点の違いはどういうところにあるのでしょうか。あるいはもし似たようなものであるとするならば、鍼灸で打ったところに指圧をするという加療をした場合には、その善し悪しはどういうことになるんでしょうか。

講 師 鍼灸というのは、最初に申し上げたように、鍼灸のポイントというのは、中国からきたポイントでありまして、経穴、経絡というのに基づいて鍼を打ったり、お灸をしたりしています。指圧の場合は最初から申し上げているように、筋肉を主として押す、そして指圧点は660点ありますが、内臓とか神経、血管、ホルモン、そういうものに基づいて出来ている点である。しかし人体というのは、限られておりますから、合致するポイントもあるということでよろしいでしょうか。指圧の場合とは多少、とるところが違うと思います。また、合致するところもある。

質 問 じゃ合致するポイントを両方経由してもよろしいでしょうか。

講 師 構いませんよ。

司 会 どうぞ。

質 問 今日はどうもありがとうございました。海外におったとき、9年位前かと思いますが、商工会で、浪越徳治郎先生をお呼びして、講演をしていただきましたそのときに「指圧五原則」ということで、4つしか覚え  てないんですけど。快食、快眠……。

講 師 快食・快眠・快通、快便のこと。快働・快笑。さっき申し上げたと思うんですけど、ちょっと聞こえなかったでしょうか。快食・快眠・快通、快便とも言いますけど。快働・快笑。これを徳治郎先生は「健康五原則」と称しておられました。

質 問 私は快便と、働くんではなくて、動くというふうに教わった、ちょっとうろ覚えだったんですけれども、大変に印象に残りまして、まぁ細かいことは忘れましたけれども、今日の中でも教えていただいたんですけれど「快眠」というのがございまして、頸動脈を指圧していく。これをときどきやっていまして、頭がすっきりして、助かっていたということで、大変懐かしい思いで今日は聞かせていただきました。一つ質問は、今日いろいろやりましたけど、そのときの呼吸方法なんですけれども、指圧をされているときは、じっと息を止めていたほうがいいのか自然にしていたほうがいいのでしょうか。

講 師 止めない。普通にしていてください。

質 問 吸ったり吐いたりしているのですか。

講 師 大丈夫です。ただお腹だけは押したときに吐いたほうがいいです。あとはもう自然体で、止めないでください。

質 問 どうもありがとうございました。

司 会 他に如何ですか?ちょっと一つよろしいですか。先程、二人で組んだ時、背中を押す時に、交互にやりましたね。あれは一緒に押しちゃダメなんですか?

講 師 一緒に押すと、体が前にグラグラいってしまいますね。

司 会 では寝てやったらどうですか。

講 師 あっ、寝てやった場合は、左は左、右は右。ですから今日は寝てやる場合は出来なかったんですけれども、左は左でずうっと10点なら10点押していく。右は右で10点押してくるほうがいいですね。押しやすいですから。押す場所は同じです。はい。どうも最後まで…。あっ、まだですか。

司 会 他になければそろそろ終わりにいたしますけど、よろしゅうございますか?

講 師 今日はほんとに長い間ありがとうございました。

司 会 どうもありがとうございました。もう一度拍手をお願いいたします。( 拍手 )

講 師 ありがとうございました。どうぞお元気で何時までも健康で長生きをしていただきますようにお願いをいたします。ありがとうございました。 

    ( 拍手 )

                                

  ― 了 ―