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流芳會



 肅園運動のただなかに豫科に入學し學部卒業は十二月になつた、之が私の學生々活だ。
(吉川 良秋)

 一橋學園に育ちました六年間の思ひ出を私は限りなく有難いものに思ふ。之から新しい出發のラ インを引くのではなしに今までのラインを辛抱強く延長させてゆきたい。
(山本 恒太郎)

 夢さめて肌へに寒し秋の風。
(三好 啓治)

 顧れば自分は學生々活中數多の幸ひを身に溢れる程に注がれつつ過し來つた。今後一橋に學んだ といふ誇を持して職域に精勵し、以て之等の恩惠に報ゆる所がなくてはならぬと決心している……
今、母校を愛する念がひしひしと胸に迫つて來るのを禁じ得ない。
(前田 勇)

 別になし。
(松野 輝夫)

 忘れ難き六年の歳月。
 大いなる力を感じつつ去る。
 並ならぬ心もて。
 感傷と期待。
 流芳會の雄飛ある日を見てゐる。
(松田 富士夫)

 ホッケーに始まりホッケーに終つた六年間、懐しき思ひ出と感激に滿ちた学生生活を終るに當り 何か寂しさを感ぜざるを得ない。
(細谷 道一)

 人生は自己より出でて自己に歸る、アーメン。
(長谷川 威)

 物には必ず裏と表とがあると云ふ、吾々はそれを見分けることを知らなければならない。然し乍 ら積極的なひたむきな情熱を捧げての努力こそはもつと必要なことだ。
(中村 達夫)

 瞑想!
(中山 幸治郎)

 感慨無量。
(池田 知平)

 諸君よ元氣を出して下さい。
(高橋 達也)

 はてな?
(武村 貞吉)

 美はしき心を
    暖き人生をこそ
(田中 順之助)

 押し出されたトコロテン。
(鈴木 榮喜)

 夢想と現實との相剋に幾多の喜悦と悲哀とを覺えつゝ今や一橋六ヶ年の思ひ出多き生活を終へん とす感慨無量。
(杉浦 正直)

 人生意氣に感ずべし。私は六ヶ年の野球部生活に依りて感得したる若人の意氣と熱とをいついつ までも、育んで行き度いと念じてゐる。
(鹽川 堰j

 今此の文を書いてゐます。演習地に於て思ひ出すものすべて懐しい。しかし學問の方は何を學ん だか自分でも分らぬ位僅少です。しかしそれでよいのでせう。人生はこれからです。
(酒井 重二郎)

 要はエスプリの問題。それ丈を知つて想ひ出の日から去らうと思ふ。
(佐藤 幸晃)

 六年は一瞬にして過ぎた。始めは處女の如く終りは脱兎の如く。
 母校よ、永遠に平和なれ!
(小鳥 魁)

 どの位やつただらうか御勉強……
(熊倉 實)

 思ひ出は中央線と共にあり。
(大野 リ里)

 餘りにも感傷的な生活ではあつた。
(大居 啓司)

 愉快だつたな!
(小坂 謙四郎)

 一橋六ヶ年の或ひは感激に浸り或ひは眞現の探求に沒頭せし思ひ出を載せて、帆をはらみ實社會 へ…
…潮に流されず自己の針へ邁進しよう。
(石井 重嗣)

 

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