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第 1 章 回顧 (石油) 第 2 章 エネルギ−考 |
5組 山崎 坦 | 平成10年(1998)8月号 第99号12月クラブ通信 |
第3章 地球温暖化 (京都議定書) 5組 山崎 坦 (2007年88歳+)
当時、私は80歳になろうとしていたから、京都議定書の約束を日本が果たせるかどうか、
結果を見定めるころまで生きていようとは思いませんでした。2008〜2012年までですね。
日本には、とても無理だと思っていました。
京都会議は平成9年(1997年)12月でした、
開発途上国は規制枠外で、先進国全体で5%削減、 基準は1990年。(平成2年)。
欧州各国は悠々としていました、EU全体として8%は楽なようでした。
日本もアメリカも困難だと思いました。
経済成長とエネルギー消費は比例していましたから。エネルギーとCO2は比例しています。
エネルギーゼロとかマイナス(削減)の経済成長はありえないわけです。
[持続可能な成長]はCO2なきエネルギーを必要とするわけで、
当時、役所はCO2なきエネルギー・原子力発電を計画に入れていたと思います。
確か20以上の原子力発電所が要るんだということでした。
その後バブル崩壊の不景気GDPマイナスのお陰で、原子力発電所は13?でいい、
とかの数合わせになったと思います。
日本の目標数値ですと、昭和60年当時(1985)のエネルギー数値、Co2にしなければなりません。
京都会議の終盤近く、日米とも態度決めかねているところえ、(ヨーロッパの数値8%は驚きでした。)
当時米民主党大統領クリントンの副大統領ゴアがアメリカから飛んできて、故 橋本総理と共に京都え乗り込んで、
腰だまで、アメリカ7%、日本6%と決めたのです。(根拠はなかったと思います。)
やがてアメリカでは上院で「そのような削減はオイルショックのときのような経済恐慌をもたらす」
として批准されませんでした。アメリカはリアリスティックなのです。
現在では原子力発電所を作ろうという空気になっているようですし、ハイブリッドカーが良く売れている、
また電気自動車開発も進めているようです。バイオエタノール燃料の採用もはじまりました。
原子力発電所
- Wikipedia
風力発電
- Wikipedia
太陽光発電 - Wikipedia
太陽電池
燃料電池
- Wikipedia (以上クリックしてみてください。)
などなど CO2対策発電方式は各種ありますが。
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中学校の昭和10年から昭和19年までの卒業生同窓会・十徳会というのがありまして、各年次持ち回りで、毎月現役時代の話をしておりました。私の番には、この寄稿の石油の話の前に、産業革命からのエネルギーの話を致しましたところ、環境問題の京都会議・COP3が始まりまして、会議をトレースして報告することになりました。
日本の場合、高度経済成長時代に色々な環境破壊の経験があります。対策の歴史は、
以下のように環境省の公式白書・公害白書があります。
COP3京都会議は平成9年(1997年)12月でした。
日本の場合、豊富な対策の経験によって、既に世界の優等生で、少ないエネルギー消費で、即少ないCO2排出で、大きな経済成長を遂げてきました。その効率は中国の10倍といわれました。
従ってCO2削減の しろ が少ないということが出来ます。従って何%にしろ、削減ということは容易なことではないと思います。
○
やがて、このままでは、温暖化が進んで、地球に人間が住めない環境になって、人間は絶滅してゆくのでしょうか。
6500万年前恐竜が絶滅したように。
中国やロシヤをはじめとして後進国は、日本の10倍も無駄なエネルギー消費で空気汚染、温暖化を進めている。
かく言う日本も、成長と共に、エネルギーの消費の絶対量は増加、京都議定書の約束を履行できるか、あやしい。
既に上に書きましたが、
京都議定書が作られた時、
約束を履行するためには、原子力発電所25新設が必要というような計算だったと思います。
その後バブル崩壊の景気後退で、原発は13とか言う数字(あわせ?)になりましたが、
議定書の約束を守るには、1990年のCO2の6%減は現状では+8%即14%も減らさねばなりません。
実情は減らすどころか増やしております。
地球規模で考えるとき、「核爆弾云々」などと言っている場合ではないと思います。
世界全体の発電所は全部、水力、風力、原発にしなければCO2削減は困難なのではないでしょうか。
「原発反対」などといっていられる場合ではないのではないかと思います。
地球上の人間は温暖化で終焉をむかえるか、
チェルノブイリのような事故を起こせば、原発事故で終わりということになるのか。
自爆で終わりではいかにも知恵がありません。
戦争やテロで相手を抹殺しようとしている間に、公害で人間は自滅するのでしょうか。愚かな話です。