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桜(SAKURA)と 花みずき(Dog Wood)
Potomac River と 荒川

「憲政の神様」といわれている尾崎行雄 - Wikipedia(尾崎咢堂翁)は
1903年(明治36年)から1912年(明治45年)まで東京市長でした。
東京市長在任中1912年3月に
荒川堤の桜並木の桜を穂木とした苗木ソメイヨシノ2000本を
アメリカ合衆国へ贈り、首都ワシントンDCのポトマック川に植樹されました。

ポトマック川河畔の日本桜
ポトマック川河畔の日本桜

その縁で東京を流れる荒川とポトマック川とは姉妹川の関係にあります。

時のアメリカ大統領はウィリアム・H・タフト(1909~1913大統領)で大統領在職中に贈られたものです。

けれども、このソメイヨシノは虫害によって焼却されてしまい、
後に3100本の桜が新たに植樹されたのだそうです。

[荒川ロケーション江北桜づつみ(里帰り桜)]



1915年に桜の返礼として、
アメリカからは花みずき(Dogwood - Wikipedia, the free encyclopedia) が日本に贈られました。
花みずきは北米原産でポトマック川対岸のバージニア州の州花だそうです。

[[花水木 (ハナミズキ) 季節の花「300」Mr.AtsushiYamamoto]]

この花みずきは
日比谷公園に植えられました。
私は生憎その林に行かなかったのですが、公園の地図に載っております。(下図)

私は府中の深大寺の
神代植物園の花みずき園に行ったことがあります。
そこにはアメリカの返礼であるとの由緒説明の標識がありました。(下図)

劈頭の写真は近所の白い花の dog wood ですが、隣家にあったピンクの木は枯れてしまいました。

1905年(明治38年)日本は日露戦争でロシアを破り、
タフト大統領の前任のセオドル・ルーズベルト大統領の労によってロシアとの講和が成立しました。
1912年(明治45年7月30日)には明治大帝が崩御されたのです。そんな時代の話です。




日比谷公園案内図

中央にハナミズキ林とあります。

(日比谷公園公式ホームページ)


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