如水会ゝ報
平成9年(1997)2月
No.802
p40



一橋電脳同窓会
「JFN」(如水会フォーラムネットワーク)
の御紹介

(はじめに)

皆さんは如水会に
パソコン通信での電子ネットワーク「同窓会」があることをご存じでしょうか? 
最近はパソコンを仕事に、趣味に利用する方が増えて、
パソコン通信やインターネットに興味のある方(もう始めている方) も
いらっしゃると思います。
そこでこの度、如水会報で貴重な紙面をいただきましたので、
もうすぐ開設二周年を迎えようとしている
JFN (如水会フォーラムネットワーク‥旧名JFネット) 
について御紹介させていただきたいと存じます。

(JFNができるまで)

そもそもは三年くらい前に、
若手会員による企画(ジュニア・フェスティヴァル) の準備委員の中で、
「多忙な仕事の合間を縫って連絡をとる際に電子メールを使おう!」
というアイデアが出てきたのが発端でした。
ただその頃パソコン通信などは委員の中でも
ほんの数人しかやっている者はなく、
「多人数での情報の共有には電子メールよりも
電子会議室の方が便利だよ」
なんて言われても当初はみなチンプンカンプンだったのですが、
とにかく面白そうだからやってみようということになりました。

それで初めは小さな電子会議室を一つ開設して、
如水会報
(No.X?)の「JF通信」で小さく告知したところ、
何と半年で100人の参加者がありました。
始めてみると私たちが驚いたのは、
地方や海外からや、年次の上の方々の参加がかなりったことです。

それなら如水会員全員を対象にした情報インフラ構築までやってしまおう!ということで如水会事務局の支援を得て、
平成六年四月末に
パソコン通信(ニフティサーブ)を利用した
如水会専用の電子掲示板・会議室コーナー(フォーラムといいます)
の開設にこぎつけました。
これがJFNです。(最近までJFネットと呼んでいました)

(JFNの概要)

JFNにはニフティサーブ (日本最大手のパソコン通信会社) に入会している如水会員・一橋大学学生・教職員な
らば誰でも参加できます。
平成九年一月現在で六〇〇名以
上の方が参加しています。
JFNではテーマ毎に専用の小部屋 (現在十九個) があり、
話の流れを把握しやすいシステムの中で、
様々な情報の交換を行うことができます。
早朝でも深夜でも、いつ出席しても話の経緯が確認できる
「フレックス・タイム制」 の会議室であり、
かつ距離を超えて地方/海外在住会員を含めた
双方向コミュニケーションを実現できることは、
電子ネットワークの大きな魅力だと思います。

JFNへの参加方法は、まずニフティサーブに入会していただいた後、
「GO JF」と打ち込んでいただくことでアクセスすることができます。
あとは画面上の案内に従って、
如水会事務局宛に申込み書をメールしていただければ
数日のうちに利用承認を行いますので、
その後はJFNへの参加ができるようになります。

学生の場合は、まだ如水会に入会していないので
学生証のコピーを事務局宛に送付してください。

(JFNの活動内容)

現在開設されている会議室は、以下の通りです。

1〔連絡〕 必ずお読み下さい。(お知らせ)
2〔紹介〕自己紹介お願いします!!
3〔趣味〕 マイブーム広めるぞ!

4 〔相談〕 通信相談室 (初心者の部屋)
5 〔書評〕私こんなの読みました!
6 〔雑談〕 フリートークの部屋 (ご自由に)
7 〔女性〕 女時 (めどき) の時代来る!
8 〔ネット〕 JFネット企画・運営の部屋

〔運営〕1F委員会の部屋 (つっこみ歓迎)
10〔学問〕少年老い易く学成り難し!
11〔就職〕仕事について考えましょう!
12〔電撃〕情報ネットワークの衝撃!
13〔国立〕懐かしのキャンパス情報!
14〔先輩〕花失せては面白からず!
15〔政治〕 しっかりしろ日本−・
16(欠番)
17〔年次〕 クラス会通信
18〔支部〕 しぶつうしん
19〔サ、クル〕同好会だより
20〔ゼミ〕ゼミナールだより

JFNの楽しさをひとことで言うならば、
「母校を軸にして世代と距離を超えた面白い人や話題との出会い」 
でしょうか。
同じ一橋を卒業しても六〇〇人いれば六〇〇通りの母校へのイメージがあり、その後の人生や考え方があるのは勿論ですが、
JFNなかりせば、
まず知り合うことも

なかったであろう先輩・後輩・同期とJFN上で硬軟様々な話題に花を咲かせていると、同じものを見ていた自分が気が付かなかった視点や感覚に出会って新鮮な発見があるかも知れません。
もちろん最近変化著しい母校の様子の報告
(現役学生諸君や先生方の参加も最近は多くなりました) や、
ゼミ・クラブの連絡などでも、
非常に効率の良い情報伝達手段として活用されています。

またパソコン通信でやりとりをしていると、
ときどきは直接会って話してみたくなるものです。
JFNではことあるごとにオフ 
(オフラインミ-ティング‥要するに宴会)
を開催して、
よく如水会館の会員食堂やラウンジを活用させていただいています。
時にはJFNで知り合った方を訪ねて海外まで行っちゃう猛者(?) 
もいるようです。

(これからのJFN)

JFNでは、パソコンを購入したばかりの特に年輩の方々を対象に、
有志によるボランティアでの通信設定サービスも展開しています。
そしてこの一月から、
JFN運営委員会 (委員長‥直井育夫 (昭59商・62法)) によって、
インターネット上でのホームページの開設や
既に一橋大学の全学生が教育・研究用として持っている
電子メールアドレスとJFNとの結びつけ等につき、
大学や如水会と連携
して検討していくことを考えています。

思うに、電子ネットワークというのは、
常に何かが流れる状態にないと面白くなりません。
単なる連絡でも何かの宣伝でも、
旧交を暖める目的でも、どんどん使ってよいのです。
JFNにどういう機能と広がりを持たせるかは、
まさに参加している私たち次第だと考えていますので、
これからも柔軟に展開していけるのではないでしょうか。


ぜひ、これを読んで興味を持った方はJFNに参加して
みませんか?

JFN運営スタッフ
春山祥二(平2社)

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p43

JFN(JF−net〉に
アクセスする方法

「JFNって面白そう。でも、どうやったら参加できるの」
はい、こうやって参加して下さい。

まず、ニフティ・サーブにログインして下さい。

(以下略)

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