追  想 7組 坂本栄子

 

 本年3月に主人の三回忌の法要を無事に済ませることが出来まして感謝して居ります。

 臨済宗の永福寺から井上晋哉和尚様が読経にお出まし下さり、如水会の方々や凌霜会の方もお参りに来て下さり、家族の者達も集りまして静かな和やかな法事でございました。

 主人も曾孫の誕生を楽しみにして居りましたので、天国から喜んで見守ってくれていると存じます。

 ヤング曾祖父母しっかりやれと 初雪来 詩朗

 幼帝を 玉の如くに 抱きて逝く   詩朗

 雛流す みもすそ川に 春の雪    詩朗

 毎年、赤間神宮では早春に安徳天皇を偲んで、雛流しの神事が行われ、句会が開かれますので、2人で出席したりして居りました。昭和19年秋に結婚式を挙げ、3回の大空襲で2回全焼、出征で、最後の1回では怪我をしてしまい、気がついてみると老後になって居りました。