1999年3月末から2004年4月末までの4年1ヶ月をタイで過ごした。事情があって単身赴任となり、年2〜3回家内が東京からやってくるという状況であったが、人々の温かい思い遣りと優しい微笑み、そして安全安価な生活環境の成せる技か、家内ともども「タイはよいとこ、一度はおいで。一度来たなら、また来たくなる」「タイばんざい、I
love Thailand.」と、タイにぞっこんはまってしまった。
季節は? タイの1年は雨期と乾期に大きく分けられるが、季節としては、夏だけのワンシーズンで、四季はない。そして、過ごし易い普通に暑い夏、相当暑い夏、そして最高に暑い夏の3種類の夏から成っている。11月から2月までがベストシーズンで、日中はカラッとしており、朝夕は初秋を思わせるほど涼しく感じることの多い、普通に暑い夏である。3月から5月にかけては1年中で最も暑い夏。そして6月から本格的に雨期入りし、時に土砂降りシャワーを伴いながら10月まで相当暑い夏が続くといった感じである。旅行されるなら11月から2月の間がお勧めで、年末、年初をタイで過ごすのは最高といえる。
食べ物は? 第一に、おいしいフルーツ類が挙げられる。マンゴ、マンゴスチンを筆頭に数多くの南国のフルーツがある。その食べ方もいろいろで、まさにフルーツ天国万歳、といったところ。普段の食事としていただくタイフーズも安くておいしい。総じて、辛めではあるが、まったく辛くないものもある。ご飯類に汁ものをかけて、スプーンとフォークを使って食べるのが主流だが、野菜、魚、鶏や豚などの肉類などの単品も種類豊富にあり、日本流に言えばチャーハンのような料理やお米を原料にした各種麺類料理も味わい豊かである。
ゴルフは? バンコク中心部から車で1時間以内のテリトリーに70余のゴルフ場がある。もちろんフェアウエーやグリーン状態の良し悪しはあるが、総じて満足できる状態といえる。プレーヤー一人にキャディ一人ついてビジター料金3千バーツ程度(8千円強)。1年365日いつでもプレーできるが、もし3〜5月の間なら、早朝6時、場合によっては6時前のスタートがお勧め。日本と違って、18ホールスルーで回るので、朝6時にスタートすると、10時半頃にシャワーを浴び終え、クラブハウスで適当に飲み食いしたとしても、正午前にクラブハウスを後にすることができる。文字通り、ゴルフ天国である。
バンコク市内の寺院や美術館巡り、屋台・マーケットでの買い物、アユタヤの遺跡巡り、北に足を伸ばせばスコータイ遺跡や古都チェンマイ、チェンライからゴールデントライアングル、あるいは逆方向南のサムイ島やプーケットなど楽しい見所がいっぱい詰まっている。まさにお勧めの「アメ―ジング・タイランド」である。(檀上記)
|