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J-POP人気学 ~音楽の魅力、教えます~ WEB企画
「歌は世につれ、世は歌につれ」という言葉がありますが、流行歌というのは、その当時の社会状況や経済状況に無関係ではなく、それらを反映して成立していると思います。確かに、ア―ティストの方は今置かれた社会状態や経済状態を意識して、作品を発信しているわけではないかもしれませんが、私の研究では作品のもつ性質と経済状況が強い相関があることが確かめられています。さらに、最近の音楽心理学の研究では、脳科学の成果まで動員して、演奏者、聴衆、作曲家の行動や反応が分析されています。まだ、自分自身、世間に自分の専門を語る立場にはないかもしれませんが、もしこれをきっかけに、音楽心理学や経済学に興味をもたれる方が増えて頂けると幸いと存じます。
保原伸弘
僕は、「かつて理想や憧れであったものが実現する。それをもう一度、理想や憧れに戻すものが音楽である」と考える。人はいつも何かを求め悩み苦しみ、逆にときめき、歓喜する。それを感じなくなってしまうことこそ人間の最大の悲劇である、と思う。いつも何かの渦中にいることこそ、音楽である。多分、普通でありふれた平凡な日々が一番幸せではないだろうか、と思う。そこにはきっと静かなメロディは存在するものの、しかしそれは音楽とは呼べないかもしれない。
何故ならば、そのメロディにその人は参加していないからである。音楽とは自分の精神や心や肉体の参加である、と僕は思う。
一橋祭の講演会でどれだけ音楽と心理について話せるか分からないが、少なくとも音楽に参加するという喜びを共有できれば、と願っています。
松本一起










