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T、BALT 三国について |
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始めに |
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ロシア、ベラルーシ、ポーランドに囲まれたバルト海沿岸地域に3つの小さな国、 |
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北から順に エストニア、 ラトヴィア、 リトアニア、が存在する。 |
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日本では、類似した小さな国の集まりの様な印象でとらえがちだが、実際は |
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夫々に独自の言語を持っていて、民族、歴史、文化、等も異る、ということを先ず |
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認識して頂いた方が良いと思います。 |
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【言語】 |
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エストニア語は、ウラル語族に属していて、フィンランド語に近い。 |
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一方、ラトヴィア語 と リトアニア語は、インド・ヨーロッパ語族に分類される。 |
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【歴史概観】 |
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エストニアとラトヴィアは、中世以降ドイツの影響を受けて、比較的同じ歩みを |
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して来たが、リトアニアは一時期ポーランドと「連合王国」を組んだこともあり、 |
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他の二国とは異なる発展を遂げて来た。 |
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近代に入って、この地域は揃って帝政ロシアの領土に組み込まれたが、1917年 |
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のロシア革命の後、1918年にようやく共和国としての独立を果たすことになる。 |
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今年は各国共に、共和国独立100周年を迎える記念すべき年である。 |
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その後、第二次世界大戦前夜の 「独ソ不可侵条約」の付属秘密議定書により |
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独立を奪われ、ソ連邦に併合されてしまう。 |
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1980年代末に各国で民主化を求める民族運動が高まり、1991年のソ連共産党 |
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クーデター事件の後に、主権国家として独立を回復した。 |
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現在は、三国ともに EU と NATOに加盟し、完全にヨーロッパの一部と認識 |
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されている。 |
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【人口】 |
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エストニア:約130万人、ラトヴィア:約210万人、リトアニア:約280万人。 |
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上述の歴史的な変遷を経験して各国共に民族意識は高く、誇り高い国民。 |
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【在留邦人数】 (日本外務省HPによる) |
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エストニア:130人(2016/10)、ラトヴィア:55人(2016/10)、リトアニア:82人(2017/4) |
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【音楽・民族合唱祭】 |
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バルト諸国では昔から合唱が非常に大切に受け継がれて来た。 |
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声を合わせて歌うことで、民族としての自覚と精神を発達させたと言える。 |
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各国共に、民族の祭典としての『合唱祭』を、4〜5年おきに開催している。 |
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(別途、各国別のシートで詳述する) |
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