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第3回演奏会:9月19日(水) TALIN (ESTONIA) |
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【開催都市: TALIN 【歴史地区:世界遺産】】 |
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タリンはBALT3国の最北、エストニアの首都で、同国の文化の中心地。 |
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バルト海・フィンランド湾の対岸のヘルシンキとは、フェリーで結ばれる港湾都市。 |
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11世紀頃からの歴史があるが、その後は時代毎に周辺各国占領下におかれた。 |
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13世紀にはドイツ人の入植が進み、ハンザ同盟に加入した。 |
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今も残る城壁の内側、石畳の旧市街には中世の建物も多く残り、見所は多い。 |
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【演奏会時間】 (18:00〜19:30) |
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【演奏会場】 ROOTSI−MIHKLI 教会 (スウェーデン聖ミカエル教会) |
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・中世以降、タリンに居住するスウェーデン系の |
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エストニア人にとって精神的拠点となっている。 |
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元々は街の貧者の為の救貧院であったが、 |
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18世紀のロシア帝国時代にスウェーデン人の |
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信徒に与えられた。 |
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・バロック様式の祭壇、説教壇、1680年に有名な |
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彫刻家のアッカーマンが製作した洗礼堂がある。 |
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・ソ連時代にスポーツ会館として使用され、それ以降荒廃していたが、2002年に |
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修復され奉献された。 |
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・席数は250。 |
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【共演団体】 |
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TALLINNA TEHNIKAULIKOOLI VILISTLASTE NAISKOR |
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(タリン工科大学OG女声合唱団) |
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・1983年に「タリン工科大学女声合唱団」のOG達で創立され、今年で創立以来 |
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35周年を迎える女声合唱団。 |
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現在は一般の団員も含め約40人で活動する合唱を愛する女声達の合唱団。 |
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・国内の『女声合唱連盟』に参加し、同国の『歌の祭典』や『女声合唱祭』に参加、 |
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近年は、エストニアやフィンランドの男声合唱団、オランダの混声合唱団、等 |
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との合同演奏会や、海外(アイルランド、米国、ギリシャ)の合唱祭やコンクール |
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にも参加し、ギリシャでは銀賞も得ている。 |
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・レパートリーとしては、主に宗教曲やエストニアの作曲家による曲等を演奏。 |
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・合唱団のFACEBOOKは、下記URLで参照ください。 |
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https://www.facebook.com/pg/Tallinna-Tehnikaülikooli-Vilistlaste-Naiskoor-230414807019015/photos/?ref=page_internal |
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【演奏時間】MGC:40分以内、共演団体:30分、合同演奏:8分 |
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【MGC演奏曲】 |
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日本現代作曲家の歌 |
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・『髪』 (「秘密の花」、西村 朗) |
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・『麦藁帽子』(「光のとおりみち」、三善晃) |
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・『雪の窓辺』(「光のとおりみち」、三善晃) |
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・『朧月夜』、『紅葉』(「唱歌の四季」、三善晃) |
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【共演団体演奏曲】 |
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タリン工科大学OG女声合唱団: |
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1. Three songs from cycle
"Journey" (composer Aare Kruusimäe) |
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2. Roundelay (composer Veljo
Tormis) |
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3. Röntyshka III (composer Veljo
Tormis) |
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【MGC演奏曲】 |
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日本民謡 |
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・『田植歌』(秋田県民謡、間宮芳生) |
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・『米搗唄』(岩手県民謡、間宮芳生) |
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・『南部牛追歌』(岩手県民謡、肥後一郎編曲) |
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・『居処』
(間宮芳生) |
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【MGCアンコール】 |
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・AVE MARIA (ALCADELT) |
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【合同演奏曲】 |
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当方提案曲: (混声)「遥かな友に」 (磯部 俶 作詞・作曲) |
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先方提案曲: (混声)“HELIN”、 意味は 「響き」。 |
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エストニア音楽の父と言われるGUSTAV ERNESAKS(1908〜1993)作曲 |
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ERNEASKSは、第2の国歌とも言われる「我が祖国、我が愛」の作曲家。 |
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この曲の演奏実例は、下記YOUTUBEでどうぞ。 |
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https://www.youtube.com/watch?v=VWleff2zUgc |
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{会場} |
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今回の会場ローチ・ミヒクリ教会はタリンのど真ん中旧市街地に位置し世界文化遺産 |
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にも登録されている建物で、音響も良く(響き過ぎ?)素晴らしいかったが、中央に |
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祭壇等がある構造の為、ピアノが置かれている側半分に詰めて並ばねばならなく窮屈 |
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であり、叉写真でわかるように中央に柱が有る為、反対側からは演奏者が見え難く |
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なった等、多少遣りにくい面もあったが、逆にアインザッツを決めないと合唱には |
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成らないという難しさから、良い緊張で演奏できたのではとの感想をもった。 |
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{声だし・リハーサル} |
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14:30にホテルを出発し、石畳の道を歩いて会場まで来たが、古くゴツゴツした石畳で |
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更にダラダラの上り道と、歩行者に不親切な信号だったこともあり、会場までの20分は |
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特に着替えてステージ用の靴を履いた方々には相当キツかった模様。 |
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15:00過ぎからの声だし、立ち位置確認、リハーサルを16:30頃まで行ったが、なかなか |
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アインザッツが決まらず、ピアノの位置や指揮者のポジションも中々決まらず苦労した。 |
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やはり初めての会場は時間的余裕が必要なこと実感。 |
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{本番} |
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[MGC第一ステージ:日本現代作曲家の歌] |
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緊張の第一曲目、麦藁帽子が始まった、唱歌の四季も含め三善晃は無難にこなせた。 |
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”髪”は中野先生の美しいピアノに始まり、最後のハーモニーがPPで消えて終わった |
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途端にブラボーを頂きました。指揮者の亀井さんからベースの遅れに何度もダメだし |
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された箇所は何とか食らいついて行けた感有り。この美しい曲を作った西村先生に感謝 |
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[タリン工科大OG女声合唱団] |
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体格の良いおばさんが中心の集団なれどレヴェルは高かった。エストニア作曲家 |
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トルミスの難曲(現代音楽)を透明感を持って見事に歌い上げていた。 |
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掛け声や足踏み、繰り返しや掛け合い等もあり、日本民謡にも通じる気がした。 |
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[MGC第二ステージ:日本民謡] |
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多少舞台慣れした第二ステージは田植歌で始まった。トップの入りが上手く行き、まず |
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まずで終わったが、米搗唄の出だしのホウが今ひとつ、勢いでヨイになだれ込んだ。 |
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牛追歌、旋律・掛け声共にソロは無難だったかなと自己批評。最後の居処の足踏みと |
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ハハハが3回の内で今回が一番揃わなかった。不満が残ったがオンヨで終わると、 |
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スタンディングオベーションを頂いた。 |
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[アンコール:アベマリア] |
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居処の直後にアベマリアはやっぱり辛い。懸命に気分を変え用として歌ったが、 |
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やはり本場では、リアクションは今ひとつでしたね! |
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{交歓会} |
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終演と記念写真に続いて、会場地下のオラブホールにて共演団体との交歓会に移動。 |
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両団の代表の挨拶と贈り物交換(特に当団T1/角田氏の力作の折り紙細工と指揮者 |
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用の法被等)の後に、柳沢駐エストニア大使(当団T2の岩谷氏の嘗ての同僚) |
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から挨拶を頂き、交歓会が始まった!次第に熱を帯びてきた会ではMGC団員が |
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ほぼ全員、着ていた法被を脱いで、共演の女性に着せてあげる事となった。 |
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お開き前の合唱の時間となり、全員で本日の合同曲の「遥かな友に」と「Helin」を歌い |
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其の後、MGCは Das Liedと野ばら、共演側は1曲歌った後でマーキュリアスの4人が |
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練習してきた 「Mu isamaa on minu arm」(わが祖国、わが愛:第二国歌と言われ |
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エストニアでは誰もが知っている歌)の1番を歌ったら、自然に共演側が2番/3番を |
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歌い盛り上がったところで、お開きになった。 |
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