第12回作業(2004/11/11)の感想
野口 健彦(S35商 68歳) 「午後から所により降雨」という予報の出たこの日、午後1時半に職員集会所に集まったボランティアは、福嶋先生とOB20名、学生5名(他にラグビー場に4名)と施設課の皆さん。着替えもそこそこに今日の作業場所の情報教育棟に向かう。 「この太いイイギリの木2本は切ります。あとは順次残す木と倒す木は私が指定します。皆さんは背の低い雑木と竹・笹を切って下さい。では始めましょうか。」今日もご指導いただく福嶋先生の号令と共に、各自自分の得意の道具を手に藪に向かう。私はいつもの通り利鎌だ。ザクザクという鎌と植木鋏の音にまじって、チェンソーの激しい響きも心地よい。 この日は一橋大学広報誌「HQ」編集担当の皆さんの取材のため途中で集合写真の撮影があり、また短いティーブレークを挟んでの約2時間余り。流石の軍団もそろそろ「握力がなくなった」「腰が・・・」といい始める。 この藪を刈り取る作業は、作業前作業後であたりの景色が一変して、直ちにその日の成果が分かるから楽しい。手軽に達成感を味わえるのだ。藪が一転平地になった場所を前に、福嶋先生が「この辺は庭園にしたいですね。桜を植えてその周りには低木、そしてその背後にモミジを植えれば、自習室の学生の皆さんも心が和んでもっと勉強がはかどるでしょう。」と計画を語られる。それを聞いてこちらもすっかり嬉しくなる。 「キャンパスは大学の顔である」今般退任される石学長が「HQ」最新号でも語っておられる。我が母校のキャンパスは武蔵野の自然に恵まれている。その自然に適切な手を加えて素晴らしい「顔」を創り上げる事。これが一橋植樹会員全員の願いであろう。 (蛇足)キャンパス内の某所で自然薯(じねんじょ)を3本見つけて別働隊が掘り、作業後の慰労の席(1,000円会費)で皆で食べました。こんな余得もあるのです。 |