POLAND

Traveling Period:8月10,11日
Traveller: hiromi


General Information
ポーランドの印象
アウシュビッツ
クラクフ観光
食事情
総括

General Information

正式国名ポーランド共和国 Republic of Poland
国土面積31万2683平方キロメートル
首都ワルシャワ
総人口 3862万人
言語ポーランド語
通貨単位ズウォティ
レートはこちら
国番号48
パスポート残存期間残存有効期間は91日以上
ビザ90日以内の観光目的の滞在なら不要
電圧220V
周波数50Hz
電源プラグC,SE

クラクフ


ポーランドの印象

プラハからクラクフに向かう夜行には毛布がなくて、シーツをかけて寝ることになった。3時ごろ国境を越え、それからはあまりの寒さに熟睡できなかった。こごえる。持ってきた長袖が初めて役に立った。結局5時ごろからはまったく眠れず、明るくなった外を眺めていた。一面濃く白いもやがかかっている。日本では考えられないくらい濃く、そして木が隠れるほど高い。その景色に、正直不安を感じた。ポーランドってさみしい国だな、それが第一印象。  8月10日早朝(5時半ごろだから本当に早朝)、クラクフに到着。まだ寒く、暗い。駅もそんなに大きくないから驚いた。ひとまず歩き方にのっていた駅前のホテルに行く。のっていた値段よりも高かったけど、バックパックが重くて歩きたくなかったのと、どうせ一泊しかしないということで泊まる。朝ごはんに駅のハンバーガーを食べて目的のアウシュビッツに行く。


アウシュビッツ

電車に2時間、そこからバスで博物館に行く。私たちが行ったのは日曜日だったため、バスの本数が極端に少なかった。駅からは一本道だから歩けないこともない。駅で出会った日本人は歩いていったようだ。あと、歩き方には「アウシュビッツ(オフィシエンチム)」と書いてあるが、現地ではオフィシエンチムでないと通じない。アウシュビッツといって"??"という顔を何度もされた。 収容所の建物をそのまま使用して博物館が作られている。こんな狭いところに・・・と圧巻だった。さえぎるものが何もないからかなり暑い。最初は写真などの展示だったが、収容者の写真、没収品、人毛で作った毛布、二人用の狭いベッド・・・とどんどん過酷な内容になった。そして最後に焼却所がある。こんなところにまでは入れるんだ、と驚いた。こんなところで写真を撮ったら心霊写真になりそうで、結局一枚も写真を撮らなかった。でもあの有名なALBEIT      MACHT FREI(Bの文字がさかさまになっている)のゲートは目に焼きついている。アウシュビッツから歩いていける範囲にもう一つ、第二アウシュビッツ、ビルケナウがある。さっちんは行きたがっていたが、私はアウシュビッツだけで心が重くなっていたので帰ることにした。 アウシュビッツからクラクフに帰る電車が2時間たってもクラクフに着かない。あせっていると突然電車から降ろされた。どうすればいいのか聞いても英語が通じない。ひとまず他の乗客にくっついて移動していると、日本人夫婦に出会った。彼らにいろいろ教わった。どうやら電車の乗換えらしい。またさえぎるもののないホームで20分以上待つことになった。一体今どこにいるかすら分からなかったので、とてもあせった。 朝早く着いたため午後は眠かった。買い物に出かけ、あとはゴロゴロ。久しぶりにテレビを見る。泊まったホテルは高かったが、かなりきれいだった。天井も高いし、いい!ただエレベーターが怖かった。ドアがついていないのだ!入るといきなり動き出すから、はさまれるんじゃないかと心配していた。


クラクフ観光

二日目はクラクフ観光にあてた。クラクフはこじんまりしているが城もあり、きれいな町だ。また、それほど観光客も多くなく、快適。ただ、なぜか月曜は半日しか開いていない施設が多く、あまりきちんと観光できなかった。観光の中心(というか唯一の観光スポット)はヴァヴェル城。川のほとりの丘の上にあって見晴らしがいい。お城自体は小さくて、ちょっと残念だった。また、そのわきには竜の洞窟というものがあるらしいが、残念ながら入り口が見つけられず、入れなかった。それから中央市場広場も有名だ。広場とお城を結ぶ道がクラクフのメインだと思う。お店もいっぱいあるし、人通りも多い。


食事情

ご飯は、といえば最高だった!おいしくて、しかも安い。二人で3品頼んだらかなりお腹いっぱいになって、しかも一人200円程度だった。私たちが食べたのはピエロギ、ジューレック、コットレットだ。ピエロギはポーランド風水餃子で、中にジャガイモが入っていた。素朴でいい味。ジューレックはライ麦を発酵させたスープ。ウィンナーとかジャガイモが入っている。給食に出てきたスープに味が似ていて、懐かしかった。結構口に匂いが残る。コットレットは豚カツ。サクサクしてておいしい。他にもポテトパンケーキとか、おいしそうなものがいっぱいあったけど、ボリュームがあるためこれしか食べられなかった。残念。


総括

かなり印象の悪いポーランドだったけど、次のブダペストに行く頃にはお気に入りになっていた。もうちょっと観光スポットが多ければもっといられたのに。ご飯がおいしいのがポイントです。あと、いたるところに路上ミュージシャンみたいな人たちがいて、街中に音楽(クラシック)があふれていました。街の雰囲気とマッチしていてすごく素敵。 そうそう、最後に、ポーランドの列車は危険らしいです。特に夜行は、クシェットではなく普通のコンパートメントだと強盗に会うとか。幸い私たちは何事もなく次の目的地、ブダペストに到着しました。