Sweden Dayは、MOSプロジェクトのメイン活動として、ExchangeJapan日本滞在中に六本木のスウェーデン大使館で共同で開催しています。 MOSがGETという団体から独立する以前から毎年継続して行われています。
単なるスウェーデンの紹介ではなく、ビジネスという視点を通してスウェーデンを見ることのできるイベントとなっています。






 在日スウェーデン大使ミカエル・リンドストロム氏によるオープニングスピーチによって、SWEDEN DAY06は幕を開けた。
 大使はスウェーデンミュージシャンの日本での人気や、日本食(特に寿司)のスウェーデンでの人気などの例をあげながら、日本とスウェーデンの文化的交流が活発化していることについて述べられた。スウェーデンでは特に若い人たちの中で日本への関心が高まっているそうである。その中でも漫画は一番で、電車の中で漫画を読んでいるスウェーデンの若者を大使も目にすることが多いそうである。

 続いて、スウェーデン大使館商務部(Swedish Trade Council)の方にスピーチをして頂いた。スウェーデン企業は世界規模で事業を行っているところが多いことについて述べられ、ビジネス的な面からスウェーデンに注目する必要を感じさせるスピーチであった。

 スウェーデンでの2週間のホームステイ経験をもとに、スウェーデンと日本との違いについてMOS05代表の碇祐輔がプレゼンした。 まず、税制度だが、高福祉の国だけあって、税金が高いことをMOSメンバーもスウェーデンで実感した。消費税はだいたいどの製品も25%ほどであった。特に酒税はさらに高く、販売も国営の酒屋に限定されている。物価も高く、特にペットボトル飲料は日本円換算で250円くらいで非常に高く感じられた。交通事情であるが、ストックホルムでは終電は午前3時と日本より遅く、中心部では24時間バスが運行している。バス、地下鉄共通のフリーパスが販売されており、学生はほとんどのこのパスを持っているようである。

 ExchangeJapanのプレゼンテーションはAnnaとSophieによって行われた。まず、スウェーデンに関する一般的説明から始まった。人口は900万人で想像よりかなり人口は少ないが、出生率は1.8人と日本よりかなり高めである。やはり子育て支援などの高水準の福祉政策が影響しているのであろう。意外に知られていないが、アルフレッド・ノーベルはストックホルム出身であり、ノーベル賞はスウェーデンの首都ストックホルムで毎年、授与式が行われている。特に、経済学部賞受賞者の記念講演はストックホルム商科大学で行われているらしい。後半は日本とスウェーデンとの共通点を探るという興味深いプレゼンへと展開した。例えば、室内で靴を脱ぐ習慣や、魚介類を多く消費すること、アニメのキャラクターなどに共通する部分があることに気づかされた。




第二部のJOB FAIRでは様々な企業にご協力いただき、充実した時間となりました。

参加企業@ ビネバル出版


 
 ビネバル出版は北欧関係の出版や、北欧語(スウェーデン語、ノルウェー語、フィンランド語、デンマーク語)の辞書の出版を行っている。また、北欧語の語学教室や、北欧手芸教室の開催も行っている。
 ビネバル出版は北欧留学情報センターという名称で北欧への留学相談も事業として行っている。SWEDEN DAY参加者は北欧への関心が強く、北欧への留学を考えている参加者もいたため、熱心に話を聞く参加者が多く見られた。通常の大学以外にも、手芸、陶芸、スポーツ、音楽を学ぶことのできる北欧の学校への留学紹介も行っているので、興味のある方はぜひビネバル出版のホームページを見て頂きたい。


参加企業B Alfa Laval(アルファラバル)





 Alfa Laval様には企業ブースとプレゼンテーションを行っていただいた。
 プレゼンテーションではまず、Alfa Lavalの歴史についての説明がなされた。Alfa Lavalの創始者はダスタフ・デ・ラバル氏であり、ラバル氏は200件の考案と発明をし、ミルク分離機と蒸気タービンを含む92件の特許を持っている。
 Alfa Lavalグループは年間1665百万ユーロを売り上げる、グローバル企業である。AlfaLavalのミッションは絶えず顧客のプロセス効率の最適化に貢献することであり、「Time and time again」が掲げられている。プレゼンテーションの最後にはこのスローガンを印象づけるムービーが放映され参加者の心をつかんでいた。


参加企業D IKEA (イケア)





 IKEA様には企業ブースとプレゼンテーションを行って頂いた。
 IKEAは本社をスウェーデンに置き、世界32ヶ国で200店舗以上のストアを展開している世界No.1の家具メーカーである。日本初店舗も2006年に開店予定である。スウェーデン大使館にすべてIKEAの商品によるおしゃれな部屋が作られた。ベッドやソファ、イス、テーブル、本棚、小物などすべて、スウェーデンを感じさせるIKEAの製品で、参加者はそれらに自由に触れられることができた。IKEAの扱う商品はインテリア家具だけにとどまらず、食器やおもちゃまで幅広く、この豊富な品揃えは「ホームファニッシング」と呼ばれている。製品総数はなんと1万アイテムもあるそうだ。生活の中にデザインが溶け込んでいるスウェーデン流のデザインに参加者皆が魅了されていた。また、企業ブースではイケアジャパンのエントリーシートが配られ、IKEAへの就職を考えている参加者が真剣に話を聞く姿がみられた。

参加企業A スカンジナビア航空





 スカンジナビア航空(SAS)様には企業ブースとプレゼンテーションを行っていただいた。

 SASは「SAS NetAccess」と呼ばれる機内高速ワイヤレスインターネットサービスを世界で初めて全クラスで提供を開始している。このサービスを利用すれば、空の上でも、ネットサーフィンや電子メールも自由に行える。最後に、Business Class, EconomyFlex Class, Economy ClassのSASの提供する3つのクラスについての説明が行われた。ヨーロッパに行かれることがあればスカンジナビア航空を利用されることをMOSからもぜひおすすめしたい。



参加企業C Ericsson(エリクソン)


 


Ericssonは本社をスウェーデンにもつ、世界最大手のモバイルシステム企業である。
 テレコム−固定網において、グローバルTOP10の通信事業者全てが、エリクソンのシステムを導入しており、世界中の加入者の40%がエリクソンのインフラシステムを利用している。
 プレゼンテーションでは、日本でのEricssonの歴史等が説明された。また、ericssonは社会貢献にも力を入れていてEricsson Response Programという取り組みを行っている。これは災害時にEricssonの持つ通信技術とリソースを生かして、被災者に通信インフラを提供するものである。また、日本では情報通信技術の発展に貢献した大学研究者への表彰、支援もEricssonは行っている。










 六本木のスウェーデン料理店「リラ・ダーラナ」様によってスウェーデン料理のビュッフェが参加者にふるまわれた。
 ミートボールをはじめとするスウェーデン料理に参加者は大満足であった。「ヤンソンさんの誘惑」という、スライスしたじゃがいもをアンチョビや生クリームなどと一緒にオーブンで焼くスウェーデンの家庭料理もふるまわれていた。企業の方にも懇談会に参加していただき、聞ききれなかった話を聞く参加者が多くみられた。
 また、Exchange Japanのメンバーと英語を使って、積極的にコミュニケーションをとる参加者も多く、参加者のスウェーデンへの関心がより高まる貴重な機会となった。

 スウェーデンに関するクイズの優秀者の表彰式も懇談会の中で行われました。
スウェーデン企業に関する設問(「IKEAの企業名の由来は?」「Ericssonの新しいスローガンは?」)なども含まれ、なかなか難しいクイズであった。優秀者には、スウェーデンのデザイン性の高い家電製品メーカ-Eletrolux様より電子レンジやポットが提供された。 Electroluxは家電製品のみならず、業務用の厨房機器/冷蔵機器/洗濯乾燥機器やアウトドア関連機器などさまざまな分野において事業展開されている。その他にもホッケーボードゲームや協賛企業に頂いた商品が優秀者にプレゼントされた。


 



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