昭和四十四年獅子会
卒業四〇周年記念大会報告
昭和四十四年の語呂合わせで名付けられた獅子会も卒業して早や四〇年を経過した訳ですが、本当の意味でやっと折り返し地点についたと言えるのかも知れません。一昨年には最も若い者も還暦を迎え、会社生活に区切りをつけて新たな別の人生を送り始めた者も増え、今大会の懇談でも第二の人生を謳歌している類の元気そうな話題があちらこちらから聞こえておりました。出席者は前回を上回り百七十一名を数え、まさに獅子会再出発の大会とも言える盛会振りでありました。舞台回しで獅子奮迅の活躍のクラス幹事諸君に厚く御礼申し上げます。
記念大会は、十月三日(土)午後一時からスターホールにて、進行係 石垣禎信(十一)草野俊蔵(十二)内山敬幸(十三)の下に開幕し、午後四時半までの間、充実した時間帯を共有することが出来ました。以下に大会の概要を報告させて頂きます。
開会冒頭、櫻井代表幹事(九)から「獅子会の勢力拡大」、一言で言えばもっと大勢集めたいと、いきなり喝を入れるような展開の挨拶で始まりましたが、それはさておき、杉山武彦一橋大学長から御祝辞を戴きました。そして、今、大学では「競争と評価」或いは「選択と集中」が叫ばれている中で良い先生達の下に概ね軌道に乗っている一方、「国際化」特に留学生の受入れ拡大や社会科学分野での厚みを増すための「教養教育」のあり方が大きな課題との報告がなされ、最後に、大学とOBとの直接的な繋がりを深めたいと熱く述べられました。
この日、最も遠くから参加したのはニューヨークから駆けつけた沖山君(七)で、その労に報い、最近の現地の紹介の後、力強い乾杯の発声とともに、華々しく酒宴が始まりました。
クラス中心に席を設けましたが、歓談に入るや否や、すぐにクラブやゼミや会社関係や入り乱れて大いに盛り上がりました。
「植樹会」への入会の勧めに続き石原都知事他祝電披露の後、関統造如水会事務局長から御祝辞を頂きましたが、出席者を増やすため、また参加し易くする意味で夫婦連れの会はどうかと言う提案と、四〇周年など序の口で、諸先輩の会では喜寿米寿はざらで、昭和二年会は白寿をやると紹介され、先はまだまだと強烈な激励を頂戴しました。
その後、クラス毎に登壇し、「今が青春」と題して代表者がスピーチを行い、記念写真を撮りました。人数の多いクラスと少ないクラスが一目瞭然となり、それぞれ次回への繋がりという意味でも何らかの刺激となったようです。
本大会では、進行係の石垣君から沖縄エイサーで参加者の士気を鼓舞しようとの提案があり、「琉球國祭り太鼓東京支部」の方に声を掛け、獅子会に絡めて獅子舞を含めて、三線・太鼓による元気の出る音楽と舞踊の時間を設けました。狙い通りに盛り上がり、最後はノリノリで一緒になって踊り狂い、忘れかけていた青春を取り戻しておりました。
最後は「武蔵野深き一橋の歌」での締めくくりですが、浜谷君(二)保坂君(三)にコールメルクール数名が加わってのリードで、久し振りに三番まで歌い尽くす大合唱となりました。櫻井代表幹事の閉会の辞のあと、如水会総務部長小林幸弘(二)による三本締めで滞りなく中締めとなり、 出席者一同、今後の大会の更なる盛会を誓い合って散会しました。大会終了後、各グループ毎三々五々、二次会を重ねたようです。
今回も名簿リストを改編し、Eメールのアドレスも充実させましたが、今後の連絡の円滑化のためにも自宅のメールアドレスを登録して頂きたいと思います。より、豊かに、楽しく人生を満喫するために、仲間の連帯を一層強めて行きましょう。
内山記