七組 岩本 治朗
木村 増三 佐治 正三 |
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「あいつなんか最先に書くべき奴なのに・・・」とよく幹事が嘆くように、われわれ横浜高商出身においてもしかり。そこで、そんな不逞の連中を、何がなんでも書かせてしまおうというわけで、召集をかけて催したのが今夕の集い。書くまでは酒をのませないツモリだったが、三三五五ならぬ一一、一一の参会のため、又顔を見ればついそうムゴイこともできず、
ただいま一同ニヤニヤしながら、前祝いの段階。被告は到着順に佐治、岩本、アンド木村。長谷井被告は所用あって事前に原稿提出。原告は片柳と佐藤。 佐藤丈夫君より突然の召集令状ならぬ電話にて馳せつけた処は何年振りかのスズラン通りの一角、これ亦何年振りかでお目にかかる旧友五名、「書かぬうちは酒は駄目だ」との憲法違反する訳にも参らずと云うわけ。 いずれ別に原稿を寄せる積りですが、友人との酒の集りの席上、何か書く事にしました。今年度から「証券分析論」という新科目を開発し、何とかまとまった講議にしたいと、色々苦心しています。前から講議していた「
証券市場論」は、なるべく客観的に事実を分析する研究を内容とするものですが「証券分析論」は投資実務の改善に役立つことを目標とする実務的研究で、その説く処が実務上なんの効果も持たないとすれば、改めて考え直
さねばならないと云う破目に陥るわけです。「証券市場論」でさえ泥沼に足を入れた感じがしていたのに、「証券分析論」に至っては、その内に動きが取れなくなるのではないかと危惧の感を持ちます。しかし、全く見通しがつけられないわけではなく、少なくとも歴然たる誤解だけは明確に指摘できるだろうと考えています。どこ迄行けるか、とも角やってみるつもりです。
(木 村 増 三) 何かまとめを書けとうるさい。私も書かずばなるまい。この銀座「大喜久」は和田一夫が監査役をつとめる京都のオパハン の店だ。もうまとめをしている小生も大分出来上ってしまった。とに角文集の原稿が三人分集った事は誠に目出たい。今愚考 していることは、この様な集りを原稿のためだけでなく、継続的に持ちたいものと念願している。 (片 柳) |