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ギ ー ル ケ 文 庫
ロ-マ法学全盛の波に抗して
ゲルマン法学の壮大な体系を組立て、
「獨逸團体法論」全四巻の
レーペンス・アルバイトを遺したギールケの蔵書は、
多数の中世紀古文書集を収めて
彼の学問生活の真摯な足跡を示し、
歴史の処女地に鍬を入れる者の
精進をまざまざと見せつけてゐる。