射 撃 班

我々は射撃によつて技術を学ぶのではない、
落付いた心境と激しい敢闘精神とに依つて
射撃の眞の目的は達せられるのである。
   
この時局が、
以前の同好会より班としての独立の活動を要求し、
今年度より一人前の形態を整へはしたが、
様子の分らぬ生後一ケ年は、
学校の地理的不便さを伴つて、
実弾射撃に試合に、種々の障害を生じたに拘らず、
多摩川に沿つた拝島射場で、
青空を截つて弾の響を聞く時
 何とも言へぬ爽快さを感じたのであつた。
 
我々の後を嗣ぐ諸君等は
是非困難を克服して、
新生の當班に、
一橋スピリットを吹込み、
輝かしい歴史を創つて呉れ給へ。
班 長  村松祐次助教授

一卒 業 生-
吉田貞雄  久野瑞穂  武村貞吉
谷 虎三郎   谷川 孝   貞廣達次郎
前田 勇