石神井のタベしづかに
こしかたの国に来りて
三寶寺池のほとりに
今はしも しばし佇む
軋りゆく歴史の轍
岸洗ふ時代の浪よ
在りし日の三年の秋を
驕児が宴の跡を
偲べとや 偲べとや
かそけくも風の囁く