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6組 石井 重嗣 |
何か珍らしいことでもと、思い付いたのが「操数而楽(そうすうじらく)」であります。この言葉には皆様多分、馴染がないと思います。それもその筈、私が独りで考え付き、余り参考となる本もなく、独りで楽しみ乍ら、全く退屈することなく、又、一切他人の迷惑になることもなく、論理性の追求と頭の老化現象を防止することが出来ると、私が信ずるものだからであります。「操」はミサオではなく、うまくアヤツルということであり、「数」は権謀術数という大それたものでなく、単に数字のことであります。「楽」は少々大それていまして、論語雍也篇に「知之者不如好之者、好之者不如楽之者」の楽であります。即ち、数をうまく操って楽しい思いをし乍ら、多数の自称「偉作」をものにして、自分独りで勝手に随分上達したものだなあと思い込んでいる心境のことであります。
「数を操りて楽し」なんて申し上げたら、恐らく冗談じゃない。朝から晩まで、数字数字と追い廻わされ、やれ辻棲が合わない、この数字では決算が出来るとか出来ないとか一喜一憂している身にとっては、数字はもう沢山!せめて一時でも数から解放されたいものだ!それともドレッシングの名案のことなのか!と反問されるかも知れません。 まあお待ち下さい。それは数を操っているのではなく、数に操られているのですよ。 数にあけ 数に暮れる 我身には 数の神秘さ、秩序良さ、面白さのあまり、独りで悦に入って、句にもならぬ句をものにしていては誠に申訳ないとばかりにこの一文を披瀝するに至っては病膏肓の謗りは免れないものと覚悟致しておる次第であります。 前置きのタワゴトはこの位にして早速本文に入らせて頂きます。 1. ルール |
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![]() 卒業25周年記念アルバムより |