(一) 武蔵野深き松風に
世の塵をとどめぬところ
新しき朝の光に
うら若き血潮さながら
自治の鐘高鳴りひびく
  自由の殿堂われらが母校
  一ッ橋一ッ橋
  あゝあゝわれらが母校

 

(二) 富士が嶺遠くわだつみの
八潮路をさきがけゆきて
まだ知らぬ道をひらきし
伝統の気魄(きはく)こりたる
胸の炬火(きょか)世界を照らす
  理想の殿堂われらが母校
  一ッ橋一ッ橋
  あゝあゝわれらが母校

 

(三) わが日の本の要ぞと
時計台いしづえかたく
とこしえに天(あめ)を指しては
揺ぎなき真理かゝげて
  水の如いや澄みわたる
  文化の殿堂われらが母校
  一ッ橋一ッ橋
  あゝあゝわれらが母校