下田 友吉

 

 私は如水会の監事をやっておりますので、如水会のために一言弁護したいと思います。
 如水会は基本的態度として、大学には金は出すけれども口は出さないという方針を取っております。
 大学生や大学院生を相当な数如水会の拠出金で外国留学をさせています。勿論大学の事業としてです。また今年は、質のよい外人教師を大学に呼ぶため、外人教師専用の宿舎を旧専門部の奥の方に、如水会が資金全部を拠出して新築することにしています。文部省が予算を出さないので、大学からの強い要請に応じたのです。

 塩野谷学長も毎回理事会に出席して、本日の問題につき大学側の努力の様子を述べられております。以前よりは大分向上の兆しが見えて来ている様に感じられます。十二月クラブとしては、この問題についてクラブとして余り出しゃばる必要はないと思います。大学と如水会に今は任せておいていいのではないでしょうか。