Date: Montag, 1. Dezember 2003
To: December Club
Subject: NEXT GENERATIONS 所感
Dear Yamatan,
Eメール座談会が出来たから、貴兄がホームページに創設した「Next Generations」欄を賑わすような、「子自慢、孫自慢」の話しを募っては、
如何です。
我々の年にもなれば、「親馬鹿」の称号は、とっくに子供たちに譲り渡して ある筈ですから、この際改めて次世代を「不即不離」の立場から見るのも一興だと思
います。 彼等を我々の「最も親しい友達」と同様に見なせば、また変わった話しも
出て来る事でしょう。 その馬前の卒を小生が承ります。
うちのハワード(Howard)は、
祖母、母親、姉妹たちに取り巻かれて 育ったので、「箱入り息子」になってはと心配しましたが、中学にいく頃から自分で
柔道の道場に通ったり、自転車の遠乗りに参加したりして、ぐんぐん背丈を伸ばし、
親父をほっとさせました。
大学二年の夏休みには、好きな自転車に水筒、テント、毛布などを載せて、 550km離れたモントリオールまで三日がかりで独走しました。
卒業後は、サラ リーマン生活には、とても向かないからといって、ためた金で小さな商売を始め、そ
れ以来20数年自営で通して来ました。
子供の頃から大好きなのは、自転車とカメラ。 それで最初の10年は自転 車商売をしたが、吸収合併される目に遭い、その後の10年は、カメラとコンピュー ターに頼る広告設計業を経営し、景気の善し悪しに揉まれながらも、一応20人ほど のスタッフをもつ小企業にまでなりました。
シュンペーターを読んで企業精神が判ったと自任する親父は、一介の公務員 に終わったが、経済学も経営学も習わなかった息子の方が、かえって勇ましく飛び込
んでいったわけであります。 めくら蛇に怖じずです。 ED