emailで歌おう

Sent: Friday, November 28, 2003 9:54 PM
Subject: emailで歌おう
Ｄｅａｒ　Ｙａｍａｔａｎ，

フランス映画の座談で、昔の主題歌の話しが出てきましたが、今度は旧い歌の思い出をテーマにしたら、
また珍談奇談が出て来るかも知れません。
家内の留守を有効に利用して、いま声を張り上げて歌っています：

”Ｏｎｅ　ｄａｙ　ｗｈｅｎ　ｗｅ　ｗｅｒｅ　ｙｏｕｎｇ　ｏｎｅ　
　　ｗｏｎｄｅｒｆｕｌ　ｍｏｒｎｉｎｇ　ｉｎ　Ｍａｙ，
　　ｙｏｕ　ｔｏｌｄ　ｍｅ　ｙｏｕ　ｌｏｖｅｄ　ｍｅ　ｗｈｅｎ　
　　ｗｅ　ｗｅｒｅ　ｙｏｕｎｇ　ｏｎｅ　ｄａｙ．．．．．．．”

”林檎の木の下で、明日また逢いましょう、
　　たそがれ紅い夕日、西に沈む頃に、
　　楽しく頬寄せて、恋を囁きましょう　、、、、、

　 ”ダイナ、わたしの恋人、愛して頂戴な、、、、、それを誰かが、浪花節に変えた傑作は：
　 ”ダイナ、ダイナ、は何だいな、ダイナは英語の都々逸で、
　　口からでまかせ、言いまかせ、思った事や、言いたい事、
　　　あの子に打ち明けたい時にゃ、チョイとうーたーーーて、ちょうーだいーな”
　　　（三味線の伴奏を想像して、タンカランチン、タンカランタン、 'ra ra sol mi, sol ra sol sol' と拍子を入れる）

喫茶店通いをしていた頃の歌では、

”それは去年の事だった、星の降るよな宵だった、
二人で歩いた思い出の小道だよ、懐かしい、、（の前奏ではじまって、、、）
”小さな喫茶店に入ったときも、ふたりは、お茶とお菓子を前にして、一言もしゃべらぬ、
　そばでラジオが甘い歌を、やさしく歌ってたが、
　ふたりは、ただ黙って、向き合っていたっけね”

「昔の学生は勉強しなかった」と、石学長が笑っているように、
予科の難関をパスした我々は、かなりスローダウンしたかも知れませんね。
しかし、その後まもなく訪れた苦難の時代を回顧すれば、あの時はあの時なりに，あれで良かったのだと諦観しました。　　　　合掌！ＥＤ　

Date: Sat, 29 Nov 2003
Dear　ED，

貴兄からこの懐かしい歌が送られてこようとは！！楽しくなりました。
♪ーーーーｗonderful　moｒning　in　Mayーーー♪ はヨハン・シュトラウスⅡのワルツを題材にした「グレート・ワルツ」という映画に出てきたんですよね！
映画の中でシュトラウスがオペラの大女優に捧げるとして作曲したことになっていますが、
へー？こんなアメリカ風のスウィング・スウィートの曲を、ウィンナ・ワルツのシュトラウスが作ったのかな？と思ったことでした。
そういえば、この映画は’３７に「舞踏会の手帖」を撮った翌年’３８デュヴィヴィエがハリウッド（米）に招かれて作ったものなんですね。
フランスの巨匠がアメリカで作ったウィーン映画なんですよ。
あの曲はドミトリー・ティオムキンかオスカー・ハマースタインⅡの手になるものか？いずれにせよロマンチックで美しい曲ですね。わたしども二十歳頃の私どものハートに響きました。
革命の騒乱の巷を避けて馬車でウィーンの森に大女優と一夜を過ごした翌早朝森の中でワルツ「ウイーンの森の物語」が作られてゆく、上手に作られていました。
革命が収まって、シュトラウスの想いが、この捧げる歌になるわけです。

時につめたくシュトラウスに扱われた貞淑な妻役が、当時のスター、ルイズ・ライナー、彼女はウイーン生まれ（１９１２）でした。
懐かしい懐かしい！！

次に出てきたのはディック・ミネでしょう、これは置いといて、また後で。

「小さな喫茶店」はシャンソンのコレクションにも、コンチネンタル・タンゴのコレクションにも入っていますね。
私が中学校２年生位のときかな。鎌倉山のロッジで、確か、傍のラヂオからあまく流れてきたんだったかな。
やがてタンゴ「碧空」などはやりましたね。
懐かしい懐かしい！！

ところでサブMLで「学生時代に見た映画の一分類」見てくれましたか？
ウィーン映画、アメリカ映画、チャップリン、ロイド、アステア・ロジャース、エンタテインメント。ｅｔｃまだまだ種はつきません。
「良く遊び」「良く遊べ」でした。いやはや。ではまた。ＹＡＭＡＴＡＮ