幸福の木に花が咲きました。 そして、後日談。
5組 山崎 坦
リビングルームに観葉植物が置いてあります。
1970年
直径3センチ長さ10センチほどの木の棒をハワイから持って帰りました。
土におろすと芽が出て数年すると私の背丈ほど大きくなりましたが、
寒い部屋に放置しておいたのが悪かったのでしょう、寒い冬に枯らしてしまいました。
ハワイ記念だったし、それまでに大きくした木を枯らしてしまって残念に思っていました。
その木は、「ティーの木」とか言い、「幸福の木」というのでした。
1988年
家内が、近所のスーパーの花屋に小さな鉢植えの「幸福の木」があった、子供の部屋の窓辺に置きましょう、
といって求めてきました。
何の変哲もない観葉植物で、存在をあまり意識されないものでしたが、やがて一回り大きくなりましたから、
大きい鉢に植え替えてリビングルームの窓辺に、40センチほどの台の上に置くことにしました。
家内は適当に水遣りし観葉植物用の液体肥料をやっておりました。
15年も経っているのですが、リビングルームのため、それほど温度も下がらないと見えて、
毎冬を生き延びて、私の背丈ほどに成長しました。
相変わらず存在はあまり意識されないでおりましたが、「おや何か出てきたわよ」と娘。
二週間ほどこの芽がどんどん伸びてゆきました、10個ほどの花芽をつけて。
それがどうでしょう、
記念すべき昨夜2003年11月6日午後10時頃から開花しはじめ、
むせるようなトロピカル特有な芳香を放ち、蜜をしたたらせて白い花を開いたのです。
花が咲くなんて思いもよりませんでした。
あまりの芳香に興奮して写真を撮りました。
花をクリックして拡大してみてください。
家内と、お金が入ってくるのかしら?それは無理なようだ。
お金はなくても、幸せならいいじゃないか、と話し合ったことでした。
さっそくPCで「幸福の木」を検索してみると、なんと5460件とでました。
(クリック)
「幸福の木に花が咲きました」と興奮気味です。
桜前線のように日本地図に、どこで幸福の花が咲いた、とマークしていました。
「花芽の初めから開花まで」スローモーションの動画があります。
学名 Dracaena fragrans ドラセナ、斑入りのものはMassangeana 科名はリュウケツジュとかリュウゼツランとか
ユリ科とある、なるほどユリのように香り高いのでfragransというのだそうだ。
和名は(シマ)、(ホソバ)ないし(トラフ)センネンボク 通称マッサン
幸福の木
とありました。
家内が、女学生時代に戦地え送った慰問袋のお返しに、復員兵士から
”夜香木”イエーライシャンを貰ったことがありました。
「幸福の木」も夜香木なんです。これから二週間ほど、毎夜、我が家は馥郁たる香りに包まれます。
そして、後日談。
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