9月例会   (video上映によるアフリカ紀行)
 
日時・9月12目(木)正午
場所・如水会舘、富士の間

北の海からはるばる東京湾に現われたヒゲアザラシが都会っ子の話題をさらっていた9月中旬に、9月例会は南アフリカへのXIDEO旅行をして参加者の話題をさらった一日であった。
 
定刻に開会。中村幹事長より会員の訃報が告げられた。2組川崎文治君、4組阿波博康君、 5組大野正庸君の3君の訃に一同ご冥福を祈る。

次いで、会員、準会員の高齢化に対応するべく11年前の平成3年に改訂された現行の会則並びに諸内規の一部改訂をすべくそのポイントの説明があり、改訂案は三役会(幹事長、副幹事長及び会計幹事)で審譲し、12月の総会に提案、付議したい旨の説明があった。尚三役会での審議に会員、準会員の積極的な自由参加と討議を
歓迎する旨付言があった。
 
次いで11月6日〜7日に計画されている東西懇談会について片柳幹事から概要の説明がなされた。今回の東西懇談会は第一回の開催地である兵庫県の六甲を選び、六甲山ホテルの宿泊を予定していること、そして同懇談会では先般逝去された関西支部長の阿波博康君及び関西支部になじみの深い川崎文治君の両君を偲ぶ会を兼
ねたい旨の説明があった。
 尚、中村幹事長よりの冒頭の会務報告の中で先般実施されたアンケート調査では、十二月クラブの行事として「バスハイク」「東西懇談会」の実施継続希望が多かったとのことであった。
 
以上で会務報告が終り、本日のイベントの、XIDEO上映による「アフリカ紀行」の幕を揚げる。司会進行は名誉幹事の新井 隆君が務める。先づ3組の小宮山君へ指名があって小宮山君よりアフリカの地誌、歴史、経済事情等につき簡明な説明がなされた。小宮山君は東京銀行(現、東京三菱銀行)ヨハネスブルグ支店長在勤中の経験豊富なアフリカ事情の解説であった。
そしてXIDEOの上映となる。このXIDEOは1組橋本夫人の知人の撮影によるものでプロ級の腕前である。全容は2時間に及ぶ長編なので本日は1時間に短縮しての「紀行」である。
先づ南アフリカ喜望峰のケープタウンから始まる。ケープタウンは白人がアフリカ南端に足跡を残した第一歩の地で、白人による都市建設が長年月の実績で素晴しく、立派な高層ビルが林立し、完備された道路網があり、豪華な都市の美観をそなえていることに瞠目する。ヨハネスブルグを経由してジンパブエに入り、国境に懸る世界三大瀑布の一つ ビクトリヤの滝の壮大なる景観に感激した。耳を聾する滝の音は息を呑
むばかり。それが渇水期の水量であるとの解説で更に驚いたのであった。
タンザニアのキリマンジャロ(標高5895米)の雄大なる山容と万年雪の壮厳さに心を打たれた。
  
          金原昌夫(俳号秋水子)君の俳句
 
 東南アフリカ旅行にて
 ケープタウン
 ペンギンの 不調和音や そぞろ寒
 ビクトリアの滝
 滝しまき 三千世界 ただならず
 キリマンジャロ
 天と地と わかちキリマンジャロ の雪
 プレトリヤ
 打ち仰ぐ ふるるばかりの ジャカランダ
 サファリ
 流星の 突きさす丘の ロツジかな
 
ケニアの首都ナイロビ市内の景観は、これがアフリカ中部の都市かと驚かされた。XIDEO撮影は飛行機の機内からの撮影もあり、都市から都市への移動途中の機内から見るアフリカの広大なる地平線は荒涼たる景観もあった。

15時に例会は解散。有志による14階での二次会があり、隣接して第1回の会則変更準備委員会兼三役会が開催された。中村幹事長から会則及び内規の改訂案が三役及び7名の自由参加会員、(新井、鈴木貞、樽、小宮山、佐藤丈、片柳、渡辺)に配られ説明がなされた。これについての意見具申を中村宛に寄せられたい旨の要請あ
り第2回の三役会は10月23日と決められた。

〔参加者〕@新井、鈴木貞、泰地夫人、橋本夫人、本宮夫人、A古田土夫人、光永夫人、B今村夫人、小宮山夫妻、坂田夫人、下田、田島夫人、C毛塚夫人、樽、三吉夫人、望月夫人、D韮沢夫人、E石井夫人、小坂夫人、中村、松田夫人、F秋元、片柳、佐藤丈夫妻、野村、水田、渡辺公。(客員)戸辺和子、宇野良子
                      会員12名、準会員17名、客員2名  計31名