四 月 例 会
都営地下鉄を神保町で降り、外に出たら正に五月下旬を思わせる暖かさ。
一瞬驚いたもののやはり俺は「晴れ男」なんだとひそかに北痩笑んだものだった。
なにしろ三月下旬倅と共に能登半島をめぐり、白川郷をのぞいた二泊三日の旅も素晴しい天候に恵まれたのだ。
その前後はひどい雨だったり風だったりしていたとのことなのに。
如水会館に到着、部屋が一葉から梧桐に変つているのに腹を立てたが、部屋担当の女の子が困った顔をしており、松田さんに「まあまあ」となだめられ、こちらも素直に引き下がった。
前日まで「十二月クラブ、一葉」と 云うことで話をしていて如水会員か東京会館 からの派遣員か判らないが承知して応対して いて呉れたのだ。但し電話でのことで直接の 応対ではなかった。少々不愉快だ。
例の如くメニューを確認し食券を書き足した。
11時半すぎ全員揃った所で開会を宣し、 樽君からは特になしとのことで早速乾杯したが、食事は少しおくれ、雑談になってしまっ た。
食事は眼新しいもので皆さんそれぞれご 満足のていに見られたことは嬉しい。
鈴木から直前事情があって欠席と変更された準会員の望月、本宮、金井、三吉の四名について簡単にお話をし、世話人の鵜沢君については体調をくづされてとの説明があった。
松田さんから御注意もあったので、次回十月十二日(金)の例会を以て十二月クラブの活動は廃止する旨明言した。
残念の声が上ったが致し方ない。全員が90才代半ばとなり、準会員が80才代を越えられた(若干名例外あり)のでやむを得ないことだ。
あとはグループでの会合となるのだろう。
鈴木も席を隣りのテーブルに移し、新制高校と旧制中学と東大、京大、一橋大、東工大への進学状況などを話題としたり、
又最近の一連の一橋大生の非常識きわまる話など披露したら皆呆れていた。その例として上げれば一橋祭、小平祭りなどの際、寄附を要請して来たので承知した所、次に送られて来た書類が「請求書」となっているのだ0「これは違うよ」と電話したり、手紙したりして注意したが、一向に直らない。一昨年か一橋祭の実行委員長宛に手紙出したが、なんの応答もない。全く失礼だ。
去年も同じことをやっているので、もう「つき合わない」と絶縁してやった。数年に亘って注意したことなのだ。
終って、全員で記念写真をとり、流れ解散した。
出席者:@鈴木貞夫、泰地節子、橋本小夜子、麦倉則子、A岡口保子、折下慶子、光永海紀江、宮城素子、村山ひろ子、B今村恵子、C樽央也、毛塚洋子、E小坂明子、松田道子、F秋元茂、兼子春三.斉藤美恵子
以上17名
(鈴木貞夫記)