故 阿波博康兄を偲ぶ
4組 岩波 薫
阿波君は几帳面に十二月クラブを愛していた。
副幹事長兼関西支部長の名で良く九州の故川崎兄を含め関西の会員、準会員のお世話をしてくれたと感謝している。
去年10月待ちこがれていた神戸六甲アイランドの三食付ケアマンションへ引越したばかり。新居での奥様との生活を楽しみにしていただけに残念に思っていることと思うが、残された奥様にとっては便利な所に引越して有りがたい事だったと思う。
彼とは神戸製鋼所をやめられてから一緒に日本ピラー工業株式会社で40年近くも仕事が出来たのも、彼の几帳面さと裏腹に、私のずぼらで鈍な性分がそうさせたのかも知れない。
不思議なご縁で東京商大予科で同じ4組、高橋泰蔵ゼミでも一緒で、スキーやゴルフも楽しんだが仕事でも苦楽を共にした。
町工場の中小企業から大阪証券取引所2部に上場(昭和59年5月〕への基礎固めの時代であった。その後おかげ様で昨年3月東証第一部へ持って行くことが出来た事は彼も喜んでくれていた事であろう、と感謝している。
この長い人生の交流も個人をこえたものによる不思鵠なご縁というものであろう。ありがとうと心から感謝申し上げるものです。
葬儀は8月22日甲子園教会で原野牧師司式の下におごそかに取り行われ、十二月クラブ中村幹事長からもご丁重な弔電をいただき安らかに昇天されたことを感謝致します。