パール判事の言葉
2006年8月17日

日下@s59

小林よしのり氏の『いわゆるA級戦犯』という本はとてもよい本です。
ここでは書きませんが、書店においてありますので一読すれば、
よい本という意味は十分に理解してもらえると想います。

その中に、
東京裁判でただ一人国際法の専門家であり、
「A級戦犯」全員無罪の判決を出した
インド代表判事、ラダ・ビノード・パール博士の言葉が紹介されています。
短いのでここに引用します。

(引用開始)

   激動し変転する歴史の流れの中に
   道一筋につらなる幾多の人達が万斛の想いを抱いて死んでいった
   しかし
   大地深く打ちこまれた悲願は消えない
   抑圧されたアジア解放のため
   その厳粛なる誓いに
   いのち捧げた魂の上に幸あれ
   
ああ 真理よ!
   
あなたはわが心の中にある
   その啓示に従ってわれは進む

       1952年11月5日  ラダ・ビノード・パール

(引用終わり)

この言葉は広島の本照寺境内に建立された「大亜細亜悲願之碑」に
ベンガル語、日本語そして英語で刻まれているそうです。

日本人は、インド代表判事、ラダ・ビノード・パール博士のことを
永遠に忘れてはいけないと思います。 合掌