梅
006・03・04
梅は桜にもまして好きです。寒さにめげず可憐に咲き始め、ほのかに香ります。
幼い鶯が訪れる、この辺で生まれたに違いありません、稚拙な鳴き声が可愛いかった。
過去、熱海梅林、湯河原梅林、青梅梅林、神代植物園など数々の名所を訪ねました。そのたびに、きまって風邪を引きました。梅の季節は寒いんです。
スピッツが存命の頃、妻がまだ散歩を励行していて、富士山の見える小道を西に300メートルほど行くと、左手に梅の林があり、馥郁たる香りが漂っていました。犬はこの辺で休憩、梅の香を嗅いでから、[もう帰りましょう帰りましょう」と妻を促しました。
今ではもう、富士山も見えず、梅も切られて住宅になりました。それでも比較的大株の紅梅が一本だけ残されて、いま満開です。
今年平成18年(2006年)3月6日(月)は啓蟄、春一番が吹いて、急に気温が上がりましたが、またじきに寒くなるのだそうです。この時季一進一退で春たけなわとなるのですね。
梅は満開です。妻は鶯の初音を聞いたそうです。私には聞こえないのです。
03・09
3月21日(火)春分の日に写す。しだれ梅は花の盛りを過ぎています。