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正月

一月一日 祝日

除夜の鐘 の108回目の鐘が新年に撞かれる。

門前には門松が置かれ、国旗を掲揚しました。 以下戦前の話です

元旦 には 若水を汲み お屠蘇 を祝って お節料理をいただきました。

登校、祝日の式に参列しました。
式次第は 校長先生の「教育勅語」奉読。
祝日元旦の式の唱歌「年の初めのためしとて・・の斉唱。
先生のお話。
式が終わると祝日を祝う紅白のお菓子を頂いて家に帰りました。

一月四日 閣僚は揃って伊勢神宮 に参詣。

一月七日 七草  七草粥を食する。元旦から七日までを松の内というのでしょう。

元日は四方拝、三日は元始祭、五日は新年宴会という祝日でした。
四日が仕事始めでしたが、職場では年頭の挨拶で、一杯やって帰るということでした。

二日は書き初め、初荷?
    初夢、 「一冨士、二鷹、三茄子(なすび)」。   宝船に 七福神 。

子供たちは ♪もういくつ寝ると お正月・・・・♪ とうたって、お正月には学校もお休みになり、
色々なことをして遊ぶんだから、嬉しいなと、お正月の来るのを待ちどうしく思っていました。
追羽根ついて、負けると墨を含ませた筆で髭を生やされた。独楽をまわしました。
双六、百人一首、自分のひいきの札は誰にも取らせまいと死守しました。
まだ近所に広場があったから、凧揚げに出かけました。程よい風がないと凧は揚がりません。

みんな晴れ着の着物を着て、特に娘は大晦日、夜を徹して日本髪を結い上げ初詣に美形をご披露に及びました。
その姿で1月4日に初出社、男性の目を楽しませました。催促髷とも言われましたが。

テレビはなかったから、紅白歌合戦はなくて、新年一般参賀はありませんでした。皇室は雲の上でした。
お正月は静かで楽しい時季でした。

家々に門づけの、獅子舞とか三河万歳や猿回しが廻ってきました。
お正月はやはりお正月だから縁起がよくて、新鮮な、新しい年が始まる、いい年になるようにしようというような気分が作られていたのでしょう。

十一日 鏡開き、床の間の三宝に飾られたお供えの大小の丸餅を割って食する。
十五日 小正月 これで、お祭り気分のお正月も終わりなのでしょう。餅の入った小豆粥とかお汁粉をいただく。
      宮中では歌会始めの儀。戦後何時頃からか成人の日。
何時までも正月気分ではいられない。仕事をしなくては。−−−−−



平成十九年(2007年)一月二十八日(日)夜間撮影を試みました。蝋梅です。馥郁たる香りです。


三十日(火)晴 3月下旬の暖かさ
近隣の家の庭の沈丁花は沢山の花蕾をつけていた。山茶花は峠を越え終わりに近い。
白梅が咲き出していた。