如水会ゝ報 平成十九年(2007)8‐9月 第927号 p72 しぶつうしん
北京支部
第十五回定例勉強会・懇親会
日時 五月二十八日(月)十九時−
場所 母佼北京事務所・渝信川菜
参加 藤井典彦支部長(57)湯川誼(45)杉森正和(46)志波幹雄(47)高畑太朗(58)
中井邦尚、吉川明伸、馬庭康彰(8)AndersLundgren、梅村達(17)
王新梅(11修)張荊、張青草(8博)朱暁東(8)傳麓恵(13修)徐煕彪、張春暉(14修)
今回は今年よりドイツ大使館に赴任された一橋大学での研修生Anders Lundgren氏より話を伺った。
氏はケルン大学から二年間母校での研修をされた秀才。
話の内容は第二次世界大戦後の 「ドイツの戦争責任と謝罪・ドイツ人の大戦に対する意識」 であり、
日本人にも深く考えさせられるテーマであった。
ドイツの戦争責任と謝罪は、国家として近隣諸国に対して真摯に行なってきた。
これが過去のわだかまりを捨て、近隣諸国の理解も得られ、EUとしての統合に繋がり、
現在のEUでの主導権的地位を築けることにもなった。
また戦争経験者は、過去のことをあまり話したがらない。
若者の中には戦争着任を感じ、近隣諸国で「戦争責任ボランティア活動」に積極的に参加している者もいる。国家もこの活動を支援しており、氏もロシアで二年間のボランティア活動に参加した。
欧州での戦争では最も死傷者が多かったのは旧ソ連で三千二百万人、
ユダヤ人の六百万人より多い、とのこと。
使用言語は英語ではあったが、みな頷きながら話に聞き入った。
さすが一橋大学卒業生である。
第四回ゴルフ会は五月十七日、藤井、杉森、森、高橋、新開の五名で開催。
優勝・ベスグロは森氏が独占、グロス91、ネット73。
藤井支部長送別会は六月二十七目「小南国」 (上海料理) にて十八名の参加を得て開催。
藤井氏は北京にて三年半勤務。
二月からの五カ月間ではあったが、支部長として会の活動を更に一歩前進させてくれた。
一同が感謝!
新支部長には北京・電通の志波幹雄氏(47年経)が就任。
(酒楽斎記)