如水会ゝ報 平成十九年(2007)8‐9月 第927号 p70 しぶつうしん
ニューヨ−ク支部
2007年度第1回如水サロン
日時 5月18日(金)
場所 Pillsbury Winthrop Shaw
Pittman法律事務所会議室
ニューヨーク支部では、本年度第一回目となる如水サロン勉強会を開催した。
今回は秋山副支部長と、
ジャパン・インターカルチェラル・コンサルティング社のロッシュル・カップ社長、
マイケル・マケンナ氏をお招きして、
「駐在員と現地採用社員の融和とコミュニケーション」
をテーマにお話しいただいた。
会場は、ニューヨーク・タイムズスクエアを見下ろす絶好の場所にある、
秋山副支部長の法律事務所会議室をお借りした。
会に先立ち、アメリカの歴史とともに歩んできた同事番所が所蔵する写真、文書などを鑑賞した。
ルーズベルト大統領の顧問だった弁護士の日記など、興味深い。
会は食事を取りながら、自己紹介を兼ねて、
各人が最近職場等で経験した日米間の文化摩擦の実例を披露することで始まった。
その後まず秋山副支部長に雇用差別訴訟の現状と対策についてお話しいただいた。
カップ女史には「仕事上で大切な要素の位置付け」のアンケートを実施していただき、
テキサス・インスツルメンツ社が実施した結果と比較、
日米問わず従業員と雇用主の間の意識の違いが浮き彫りになった。
非常に活発に意見、質問が飛び交い、参加者全員卑近の問題として頭を悩ませている様子。
話題は尽きず、議論も白熱したが、予定していた時間も超えたため、
秋山副支部長、カップ社長、マケンナ氏に拍手を送り、散会となった。
(カイザー記)