如水会ゝ報 平成十九年(2007)4月 第923号 p54 しぶつうしん
北京支部
学生の北京大学教育実習支援
日時
二月二十二日(木)学生到着
場所
メールでの支部幹部会
参加
藤井典彦新支部長(57)結城隆前支部長(54湯川誼(45)志波幹雄(47)木元哲(49)中井邦尚(H8)
電子メールとは誠に便利なものである。
春節が近づくこの時期、会員各位多忙の中、
日本・中国間、また出張中であろうとどこにいてもお互いに連絡できるのである。
さて、母佼西谷まり助教授が日本語教育専攻の言語社会研究科の学生を引率して、
昨年北京大学で初めて日本語教育実習に参加されたことは昨年の5月号で報告したが、
今年も学生を引率して訪れることになった。
ところが昨年、母校の教育実習学生支援の方途につき北京支部に相談があり、
幹部で打合せの結果、現地での生活支援も行うことで意見の一致を見た。
一行の空港での出迎えには藤井新支部長が、春節休暇にもかかわらず車の手配をしてくださり、
無事に宿舎に到着、早速教育実習体制に入った。
実習期間中には支部幹部との懇親会も企画しており、
開催準備はすでに整っている。
実習生は今年は四名(日本人二名・中固人二名)いずれも女子学生である。
うら若き学生達と今年も親しく懇談できることで支部幹部一同心を弾ませている。
十九世紀末に考案されたエスペラント語も、いまだ世界共通語には至らず、
共通語としては英語のみの状況にあるが、
日本語を他言語社会の人々に教え、外国人にもっとたくさん日本を理解してもらおうと、
日夜熱心に勉強している学生達の心意気は敬服に値する。
このような地道な交流が末永く続き、
母校一橋大学の知名度が中国の学生にさらに深く浸透し、
多くの学生が母校へ留学してくれることを期待したいものである。
また、実習期間中には母校留学生センター長の五味政信教授もご出張で北京に来られるとのことであり、
お目にかかれる時間を調整している。
(湯川記)