この写真は東京都杉並区で撮影されたものとありますから私の見た鳥かもしれません。
けれども、私の見た鳥は、この鳥よりは細身でもっと所謂鶯色だったと思うのです。
そうするとその色の鳥は目白なのだそうです。
けれども私はこの鳥の方角で、鶯の雛の初音を聴いたと思っております。
毎年今頃、雛鳥がやってきて初音を聴かせてくれますが、では昨年来た鳥はどうしたのかと心配になります。
付近の木はどんどん切られて家が建てられました。鳥の隠れ家も減ったでしょう。
ギャングの鴉だけが増えています。
夏になると親鳥の鳴き方は大変上手になります。きっとあの親鳥の雛が代々この付近で育ってやってくるのでしょう。
満開の白椿のはなの中央に黄色い花粉がいっぱいあります、鳥にはきっと美味しい蜜なのでしょう。
うぐいすの そそうがましき 初音哉 蕪村