[写真は新茶の葉です。]
下記の歌の2番の最後
「摘まにゃ日本の茶にならぬ」
は若い方には何のことだろうと思はれるでしょう。
戦前の日本の、外貨を稼ぐ主な輸出品は
お茶、生糸、ミカン缶詰など
僅かなものしかありませんでした。
それであのような歌詞になったわけです。

茶摘
文部省唱歌
(1)
  夏も近づく八十八夜、
  野にも山にも若葉が茂る。
  「あれに見えるは
  茶摘ぢやないか。
  あかねだすきに菅の笠。」

(2)
  日和つづきの今日此の頃を、
  心のどかに摘みつつ歌ふ。
  「摘めよ、摘め摘め、
  摘まねばならぬ、
  摘まにや日本の茶にならぬ。」