日米欧などの共同出資による基金を元手に、国際収支が悪化したり、外貨不足に陥った加盟国に緊急融資を行い、経済再建を支援する。第二次世界大戦末期の1944年、米ブレトンウッズで開かれた連合国(44カ国)の会議で、開発援助中心の世界銀行とともに設立が決まり、ドル基軸体制(ブレトンウッズ体制)を支える。加盟国は約180カ国。最大の出資国は米国(出資比率17・1%)、日本は2位(6・1%)。