東京・トロント往復メール
件名 : お元気ですか。
日時 : 2009年6月10日
Dear ED,TORONTO
山崎 坦,TOKYOです。
こちらは梅雨めいてきましたが貴地は如何ですか。
HPに「大野君の誕生日のこと」や札幌(ライラック)や
イタリー(マッターホルン)からの便り、紫陽花(東京)を入れました。
「新論文・随筆2009」をあけて見て下さい。
貴地便りも待っています。
よろしく。
○
Dear Yamatan,
コンピユーターが数日ダウンして返事が遅れ、失礼しました。
お陰様で無事に過ごしています。
カナダには梅雨の季節が無いので助かります。
貴宅の紫陽花は見事な咲きぶりです。
拙宅にあるのは、背が低くて三、四年ごとにしか咲きません。
気候のせいでしょうか。
○
ニュースに中曽根外相訪中の消息が出て居ましたが、
中曽根前首相のご子息でしょうか。
やはり名門出身の大臣が多いですね。
中曽根さんは、レーガン前大統領と親交が有り、
お互いに「ロン」「ヤス」と気安く呼びあって居ました。
ただある砕けた会話の中で中曽根さんが、
「アメリカ人は全般としては優秀な人種であるが、
黒人が介在して、そのレベルを引き下げている」
という意見を発表して、
かなり外務省を慌てさせたエピソードが有りました。
しかしアメリカ人はもともとジョークが好きで、
悪意の無いからかいを気にしません。
今後もし黒人出身のオバマ現大統領が国際会議の席上で中曽根外相、
もしくは第二代中曽根首相に逢った時は、
恐らく「お父様には、是非ともよろしくお伝え下さい」と軽い皮肉を言って
互いに呵々大笑する事でありましょう。
外出なさる時には足下にご注意して下さい。
ED
Dear Ed Chang
大野晴里です
元総理の中曽根さんは我々と同期の東大卆で、
私も36歳のころ日清製粉高崎工場の次席時代、
青雲塾をひらいて同じ選挙区の福田元総理(親父)と2分してました。
工場が中曽根材木店の近くで自転車で活躍しお眼もじもしています。
ご参考まで。
Dear Ed Chang
大野晴里です。
朝夕の違う所に住みながら簡単に話しが出来るなど
在学時代考えても見ませんでしたね。
漫画は未来を先取りすると言われますが、
漫画にもありませんでした。
愚息が今日から13日間くらい
友達4名でアラスカへ鮭取りにとメールがありました。
毎年出かける仲良しで、宿はレンタルの大型モーターカーです。
そして自炊、安上がりなんだと。
年中ヨーロッパだの南北アメリカなど、
Dutyだと月の半分は留守をする連中では
アラスカは我々が北海道へ出かけるより距離感がないようですね。
Dear ED,
山崎です。
お元気の様子、安心しました。
カナダも北海道のように、ライラックやラベンダーが咲くのでしょうか。
NHKラジオ第一放送に深夜放送があって、
0:15から時々モントリオールからの電話放送があります。
昨晩はカナダのビール会社が、現在の不況に際して、
退職金=ビール現物支給を減額すると言う騒動の話をしていましたが、
こちらでは想像もつかない大変な大きな本数の話で驚きました。
毎晩世界各地からの電話報告があります。
メルボルン、今や冬のシーズンで、新型インフルエンザ蔓延のリポートには
困ったことだと思わせられました。
ユビキタス時代ですね。
ではまた、お元気で。
大野兄
山崎です。
そういえば、学生時代にH.G.Wellsのトーノバンゲイを読みましたね。
ウエルズは他に数々の未来小説を書いていたけれど、
情報通信(ICT)革命は書いていなかったでしょう。
ユビキタスなんてゆう言葉はなかったですね。
しかし、Captainは 身体が 五大州を まさに 雄飛 するんだから
たいしたものです。
宇宙戦艦は一段行き過ぎ、
その前の段階のリアリスティックな未来小説があってもいいでしょう。
木村拓也が演じた「Goodluck」と言う航空機関連TVドラマは
面白かったけれど、之は未来でなく現在でした。