青淵翁（渋沢栄一）扁額　大阪支部の扁額の謎解き

----- Original Message -----
From: "Ichiro Kawabata"
To: "会員広場" (如水会ＭＬ）
Sent: Wednesday, March 10, 2010
Subject: 渋沢栄一と如水会

みなさん、こんばんは。
川端（S57経）です。

如水会大阪支部（淀屋橋）の内壁にかかっている　　「君子之交淡如水」は、渋沢栄一が92歳のときに書かれた書だそうです。

この書がなぜ如水会大阪支部にあるのか最近関西方面の如水会で話題になっています。

小生のブログに少しその話と写真を掲載しましたので、ご覧ください。

http://ichiroka.at.webry.info/201003/article_1.html

そしてなぜこの書が大阪にあるのか、これは本物なのかご存じの方がおられましたらご教示ください。

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川端さん
山崎（Ｓ１６学後）です。
　　　　
東京の如水会館には同じ額がありますね。
この十二月クラブＨＰのトップページ[今昔・如水会館］　をクリックすると見られます。

大阪支部が何時出来たのか？
その時東京のと同じものを書いていただいたのか？
東京の額の方が綺麗ですね。

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山崎です。
東京のは８７歳となっていますね

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川端さん
山崎（Ｓ１６学後）です。

如水会ＨＰの年表を辿ってみました。
青淵翁が「如水会」命名の祝辞ご挨拶をされたのが大正８年（１９１９年）７９歳の時ですが、
大正１２年関東大震災で会館は灰燼と化す。
大正１５年（１２月２５日より昭和元年）新会館開館、
東京の如水会に扁額を書かれたのが８７歳昭和２年（１９２７年）、新会館開館直後でしょう。
大阪支部が出来たのが同年。
青淵翁は９１歳でお亡くなりになっているので、サインの９２歳は数えでしょう。
１９３１年（昭和６年）１１月。

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山崎さん

こんにちは、川端（S57経）です。（高野山は積雪で上れませんでした。明日再挑戦します。）

○

> 東京の如水会館には同じ額がありますね。

今でも本部に飾っているのでしょうか？大阪支部の話では倉庫に眠っていると聞いています。（＊会館部に問い合わせました。下記）

> 東京の額の方が綺麗ですね。

あはは、大阪支部は一室しかありません。皆さんこの書の下で飲食や煙草を吸われます。額も綻びることでしょう。
大阪支部ではこの書の由来を探ると同時に傷んできているこの書を修復したいと考えています。

> 如水会ＨＰの年表を辿ってみました。

わざわざありがとうございます。

> 大正１５年（１２月２５日より昭和元年）新会館開館、
> 東京の如水会に扁額を書かれたのが８７歳昭和２年（１９２７年）、新会館開館直後でしょう。
> 大阪支部が出来たのが同年。
> 青淵翁は９１歳でお亡くなりになっているので、サインの９２歳は数えでしょう。１９３１年（昭和６年）１１月。

ということは少なくとも大阪支部ができた祝いで贈られたものではなさそうですね。

○

關一は第7代大阪市長（1923年 - 1935年）とあります（以下wikipedeaから引用）。

江戸時代以来、「淀屋橋筋」と言われていた頃の道幅は6mほどだった。その後、大阪市助役から市長となった關一の都市計画により、1926年（昭和元年）から地下鉄御堂筋線建設と合わせて総工費約3,380万円をかけて拡張工事が行われ、翌年5月11日に完成し、ほぼ現在の姿となった。この工事の影響で北御堂が移動し、南御堂とともに沿道に並ぶ形になったため「御堂筋」と名付けられた。

とありますので、御堂筋完成は1927年、青淵翁87歳、この年に如水会大阪支部もできたのでしょう。

そうすると、91歳（数え92）時に大阪支部に寄贈する何か他の理由があったのでしょうか？

ということになりますね？

如水会大阪支部長遠藤三夫さん、前支部長の西田一成さん始め、あの川上哲郎さんも皆さんこの謎解きに挑戦しておられます。
御堂筋を造ったお祝いというのはあくまで一説です。
その説を説いておられた方は昨年末に亡くなられました。
如水会の語源ともいうべき書ですし、何かの業績に対するお祝いではなく、もっぱら大学同窓会に対する愛情表現だったと考えるのがもっともらしそうです。

また先輩諸兄の皆さんの中でこの謎解きへのヒントをお持ちの方がいらっしゃいましたら、どうぞご遠慮なくお知らせください。

○

お問い合わせの額は、現在、会館の倉庫に保管中で今年９月の「一橋クラブ」の改修時に、クラブ内「記念室」にかける予定となっております。

よろしくお願い申し上げます。

如水会　会館部　丸山喜久雄