巴里祭　ストーリー
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Ｌａ　Ｓｏｃｉｅｔｅ
ＦＩＬＭＳ　ＳＯＮＯＲＥＳ　ＴＯＢＩＳ
ｐｒｅｓｅｎｔｅ
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トビス　トーキー　フィルム・会社・提供
（殊更に　’ソノール’　トーキーと歌っている様です。）
（「巴里の屋根の下」「自由を我等に」「ル・ミリオン」「ミモザ館」「女だけの都」も佛トビス社提供だが、
「三文オペラ」「制服の処女」など獨トビス社、「ブルグ劇場」は墺トビス社、「別れの曲」は佛トビス・ボストン社となっている。
仏語の「別れの曲」のショパンはジャン・セルべが演じ、懐かしい物だが、復古版は見当たらない。獨語の別物はあるのだが---）
欧州の映画会社で懐かしいのは獨ウーファ「嘆きの天使」「会議は踊る」「狂乱のモンテカルロ「故郷」など。
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ｕｎ　ｆｉｌｍ　ｄｅ
ＲＥＮＥ　ＣＬＡＩＲ

ＱＵＡＴＯＲＺＥ
ＪＵＩＬＬＥＴ
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ルネ・クレールのフィルム

じゅうよっか
しちがつ
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巴里祭
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Ｓｃｅｎａｒｉｏ　ｅｔ　Ｄｉｒｅｃｔｉｏｎ---Ｒｅｎｅ　Ｃｌａｉｒ
Ｄｅｃｏｒｓ---Ｌａｚａｒｏ　Ｍｅｅｒｓｏｎ
Ｐｈｏｔｏｇｒａｐｈｉｅ---Ｇｅｏｒｇｅ　Ｐｅｒｉｎａｌ
Ｍｕｓｉｑｕｅ---Ｍａｕｒｉｃｅ　Ｊａｕｂｅｒｔ　
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ここまでは画面は音もなくタイトルを写すだけだが、ここからモーリス・ジョーベールの曲、ルネクレールの詩が入る。
（Ａ　Ｐａｒｉｓ，ｄａｎｓ　ｃｈａｑｕｅ　ｆａｕｂｏｕｒｇ）
同じ場末の町にふたりは住んでいた
まだ良く知らないがベーゼしてしまった
だけど胸の内じゃ未来を描き望みをかけて
パリの場末でも
陽は輝くのだ
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（タイトルの文字のＢＧＭにで、いわば序曲、プロローグなのです。）

上のメンバーで特筆すべきはＤｅｃｏｒ（舞台装置）担当ののロシア人です。
「パリの屋根の下」も「巴里祭」もこの人の手によるセットだというのですから。てっきり街角のロケかなどと思って知らずに見ていたのですが、おどろきました。巴里の映画博物館に保存されていると聞いて、又驚きました。
ＢＧＭに乗って
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Ｌｅｓ　Ａｒｔｉｓｔｅｓ　ｐｒｉｎｃｉｐａｕｘ　ａｐｐａｒａｉｓｓｅｎｔ
Ｍｅｌｌｅ　ＡＮＮＡＢＥＬＬＡ
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☆
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ＳＴＵＤＩＯ　ＴＯＢＩＳ
Ｅｐｉｎａｙ　ｓｕｒ　Ｓｅｉｎｅ
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字幕が出ます。
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Ａ　Ｐａｒｉｓ
ｌｅ　ｔｒｅｉｚｅ　Ｊｕｉｌｌｅｔ，
ｐｅｎｄａｎｔ　ｌｅｓ　ｐｒｅｐａｒａｔｉｆｓ
ｄｅ　ｌａ　Ｆｅｔｅ　Ｎａｔｉｏｎａｌｅ
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ここに　ｌａ　Ｆｅｔｅ　Ｎａｔｉｏｎａｌｅ　と出てきて、巴里祭と訳したんだろう。
クスダマが映し出される。飾り付けをしている図です。
日本語のスーパーが出ます。
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「７月１３日巴里祭の準備に忙しいパリ」
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この映画を巴里祭と名付けたのは映画会社、東和商亊、川喜多社長の傑作といわれている、当時からこの日頃にシャンソン音楽会など催しが盛んになった。
昔、石井好子さん（石井大先輩大臣の令嬢）はナテュリスト、パリで歌っていたことがある。彼女はいまでもパリ祭音楽会を主催している。
「巴里祭」は俳句の季語にもなっている。

濡れて来し少女が匂ふ巴里祭　　　　　　　能村登四郎

誠、この映画は俳句のような作品で、筋は他愛ないものだが、全編得も言われぬ雰囲気が漂っている。場面場面が俳句の様だ。
☆
ストーリー
主題歌に歌われる様に、巴里の場末の町、モンマルトルのような坂の下、お互いの４階の部屋の窓が向かい合っているアパート。
病身の母親とふたり暮らしの花売り娘、と不良女と別れた若者、当時はまだ比較的先端の職業ではなかったか？タクシー運転手である。
今で言えば、あのタクシーはクラシックｶｰですね。馬車を思わせるものです。
〇
当時東京のタクシーといえば、外車のフォードかシボレーで、国産車はなかったのではないでしょうか。ハイヤーも外車。国産車といえば、ダットサンで、大野君は免許証を取られたようですが。私もダットサンで運転練習したことがあります。ダブルクラッチといって、変速の際のギヤ-入れ換えは厄介でした。
タクシーは一円なら都内どこでも行けましたからエンタクといっていました。メーターがあるわけではなく、行く先までの料金を乗る前に交渉して決めてから乗ったものです。渋谷から浅草まで４０銭で交渉成立は余ほど安かった様です。
〇
キャバレーで花を売る娘。キャバレーに車をつける若者。
巴里祭前夜祭に踊りに行く。
驟雨・雨宿り・軒端（ノキバ）・稲光・抱擁・接吻
♪（まだ良く知らないがベーゼしてしまった・だけど胸の内じゃ未来を描き・望みをかけて）♪

花売り娘の母親の死。娘のレストランえの転職。若者が不良仲間に。仲間とレストランを襲う。娘は若者を救う。娘の失職。キャバレーに再び花売りに。酔っ払いの富豪のおかげで、花売り車に花を積んで町え。やや広い辻で花売り車にタクシーが接触。車とタクシーの遣り合い。野次馬の応酬。驟雨来。娘、若者、軒端に。抱擁。微笑。雨降る無人の辻，
　　　　　　　　雨に濡れる花車とタクシー。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ＦＩＮ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　☆☆☆☆☆
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カフェテラスで外を見ていると、驟雨が来ました。巴里祭の季節でした。　　一句欲しかったです。
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Fri, 2 May 2003
Dear Yamatan,
Surfing on the net,
I found the following web sites for the title movies.
You may like to try looking into them yourself.
Next time you see Hayakawa Taisei kun at DC meeting,
tell him that I still remember the lylics of
"A nous la libertｅ",
which he taught me in Japanese:

「牢屋を後ろにして、求むるものは自由よ、
朗らかの空のもと、
いざ行かん吾が友、
光りを求めて、
限りなき国へ、、、、」

Sometimes I wonder what was more important to me in those days,
the European movies I saw,
or the school lectures I attended? 　　　　　　　　
　ED

http://frenchfilms.topcities.com/nf_Quatorze_juillet_rev.html
http://www.kab.com/liberte/home.html