「気の向くままに」 7組 森 清

 

1.締切が迫ったので一気呵成、若干の点にふれる。去る8.15、国立武道館において両陛下のご臨席を仰ぎ、全国戦没者慰霊祭が行われた。小泉首相の挨拶の要旨。

 さきの大戦でわが国が世界、特に東南亜細亜諸国に対し多数の犠牲者を出した。その方々に対し如何に謝罪しても謝罪し切れるものではない。ここに全国民を代表して心よりお詫び申し上げます。

 小生はこの挨拶に80点以上やり度い。靖国神社参拝はこれを「熟慮の末」8.13午前におこなったのは姑息で大変まずかった。むしろ全国慰霊祭終了後速やかに堂々と行って欲しかった。

2.人類を含め自然界は「弱肉強食」が大原則。世界の列強は夫々の土着民を征服して国家を作った。それを後から真似して田中義一首相が満鉄の収益を犯す張作林を爆死させ、その息子張学良と蒋介石等その内戦に乗じて中国を侵略、太平洋戦争に突入。その結果大敗。

3.田中角栄と福田赳夫論

 1972年(昭和47)、自民党総裁選でチャキチャキのエリート出身福田を、決断と実行を旗印とする庶民出身の田中がコテンコテンにやっつけた。田中はその後数回、首相を続けたが、特筆すべき業績は「日中国交回復」。然し列島改造論と超インフレ、汚職で壊滅。一方、福田は1976(昭51)首相に就任したが、体調を崩し在職2年で辞任。福田官房長官と田中真紀子外務大臣との角突き合わす戦いがいつ迄続くのか。親子二代に亘る生臭い話には、呆れてものも言えない。

4.開戦と終戦

 1941年(昭16.12)東條は陛下に奏請、開戦を受諾されたが、広島、長崎に原爆投下−大敗を喫しても猶、竹槍作戦を継続する東條には、陛下に終戦を奏上し得ず。日本占領を目論むソ連にしてやられたのは返す返すも残念至極。

5.景気論

 日銀は終戦後バブルがはじける迄インフレを抑制。目下はデフレの極み。小生は調整インフレ論。先ず第一、銀行債務を超インフレで解消。第二。大、中企業は公認会計士協会の審査を経て一ケ位世界に誇れる技術を持つものに超低利融資。一方零細又は零々細企業でも国内で一ケ位は絶対に他者に負けない技術をもつものに超低利融資する。保証人は県、市、町、村がこれに当たる。過大な融資申請は駄目。


結語 小生は元来頭が悪く雑駁だから、頓んでも無い過ちを犯しているかも知れず、又頓珍漢に陥っているかも解らない。ご指摘を乞う。