これからが、この報告書の主要部分。六本木のミッドタウンの「Nirvana New York」。2007年からあるそうだが、僕が訪れたのは今月3月の12日。New Yorkには1970年から2002年まで、Central Parkを見おろすところにあったという。
ランチ・ビュッフェ(予約を取らない)、ランチ・コース(3,000円。予約必要)、ディナー・コース(6,000円〜) とあるが、僕が薦めるのは、ランチ・ビュッフェ。他はまだ試していないので。 ランチ・ビュッフェは2,000円だが、Seniorは1,500円(税・サービス 加算なし)。僕のような大食い老人を想定していないのだろう。コスト・パフォーマンスはA級である。
僕は、仕事でミッドタウンへ来たついでに一人で行ったのだが、新西洋美術館の往きか帰りに老夫婦が平日に(11:00~14:30Last Order)立ち寄るのによいと思う。内部がゆったりして高級感があるので、恋人同士に向いている。つまり老夫婦で来ても奥さんをその点で満足させることができる。またインド料理店にしてはデザートが10種類くらいあり、女性が喜びそう。(僕も喜んだ。)
 店内 |
 サラダ |
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土日祝日もランチ・ビュッフェあり(11:00~15:00Last Order)だが、混んでいるかもしれない。
月曜日の13時ころに、ミッドタウン・ガーデンテラス1階で、若い女性の行列の並ぶレストランがあるので、「ここか?」と思ったら、それは「Napule」というピザ屋だった。めざす「Nirvana New York」は思ったよりもすいており、公園に面した窓際に案内された。フロアマネジャーもウェイトレスもホスピタリティーがあり、態度がよろしい。
ナンは、自分でとるのでなく、熱々の焼き立てを席にもってきてくれる。食べ放題である。美味しい。
料理は30種というが、デザートを除くと20種か。
野菜サラダは数種類をまぜあわせたものでなく、ブロッコリー(マスタードオイルのマリネ)、キャベツ、ごうや、人参(ピスタチオあえ)など、一種類ごとにサラダにしているのが特徴。
温野菜は、じゃがいものマサラ炒め、フライドポテト、玉葱リングのフリッター(さらに茄子のフリッターがあるはずが、この日はなかった)。
ごはんは2種類で、ジャスミン・ライス(バター味)と、見たところパエラ風の海鮮ブリアニ。後者はいつもあるとは限らないようだ。
タンドーリ料理は、チキン・ティカ。
さて肝心のカレーは、「え、たった3種類?」と思ったら、更にもう1種類、ダ―ル(4種類の豆がまぜてある)が出てきた。これがなければ、あとの下記3種類はすべてNon Vegetarian。
豚ひき肉のキーマ(これではムスリムが食べられない)
海鮮(といっても形が認識できたのはイカだけ。なおこの店の名誉のために言っておくと、海鮮ブリアニの「海鮮」は種類が豊富だった)
バターチキン(ちょっと甘すぎるが、実に美味い)
デザート:チーズケーキ、チョコレートケーキ、イチゴプリン、ケサリ(インド風コーンケーキ)、クッキー、紅茶プリン、白玉あずきいりココナッツミルク、果物もりあわせ、マンゴシフォンケーキ。
結論: Internetの「グルナヴィ」の平均的評価は「それなりに美味しい」、僕の評価ほどは高くない。ランチ・ブユッフェでなく夜の高いコースを食べた人の投稿が多いのと、ランチ・ビュッフェでも1,500円でなく2,000円でコスト・パフォーマンスを評価したからだろう。僕としては2,000円でも文句ない。「雰囲気」では、すべての人が高得点を与えている。
味は上品だがインドらしさを失っておらず、満足した。激辛のようなaggressiveなものを求めてインド料理店へ行く人にはものたりないかも。
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