■ 企業経済学とは ‐理論と現実の架け橋‐ | ||||||
企業経済学はミクロ経済学を発展させた学問だといえます。ミクロ経済学は、「企業が利潤最大化を目的に行動する」という仮定をもとに、利潤最大化する製品価格、生産量、そして労働投入量をどう設定するかを分析する学問で、言いかえると、企業の価格設定が、需要供給にどう影響し、社会的に望ましい均衡点を達成できるのかを考えるものです。 ミクロ経済学では「価格」を中心に分析するのですが,企業経済学では製品の価格だけでなく、製品を売るための広告宣伝費、あるいは製品を開発するための研究開発費にはいくらかけるか、ということも分析します。このことから、企業経済学はミクロ経済学をいろいろな形で発展させた学問であると言えます。また企業経済学は、企業の経営戦略やマーケティングについて分析する点で、経営学とも非常に近いと思います。経済理論から企業の意志決定を考えることもあれば、実際の企業活動から経済理論に立ち返る事もあります。 |
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■ ゼミのすすめ方 | ||||||
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■ ゼミの基本方針 ‐考えたことを発言し議論せよ‐ | ||||||
「自分で問題を考える」ということが、小田切ゼミの大原則です。そして考えたことを発言し、みんなで議論することが大切であるというポリシーの元でゼミを行っています。例えば、朝読んだ新聞記事の経済面が、教科書のこの部分に当てはめられるのではないだろうかなどと考え、みんなでそのことについて話す。意見や疑問を出して議論することは、その場のメンバー全員が自分自信でモノを考えることにつながります。時には議論が間違った方向に行ってしまったり、沈黙の時間が続くこともありますが、その間の考えるプロセスというものは貴重な経験になるはずです。 |
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