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ゼミ紹介 スライド

 

2023年12月22日に行われたゼミ紹介のスライドを掲載しています。ぜひご参照ください!

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専攻

 「産業組織論」というミクロ経済学の応用分野で、産業や企業についての経済分析を行う学問を学びます。
具体的には「独占と規制」「垂直統合」「製品差別化」「広告戦略」「M&A」などのテーマを扱います。このようなテーマのもとで、企業がどのように行動し、それによって消費者がどのような影響を受けるのか、そしてどのような政策が必要となるのか、といったことを考察します。
 経営戦略に関わりの深い分野でもあります。企業に関する実際のケースやデータを用いて分析することも多く、そこが面白いところでもあります。経済学のフレームワークを使って現実の産業や企業の動きを分析するところに産業組織論の魅力があると思います。

活動内容

 ゼミは週に1度行います。4年生が木曜4限、3年生が木曜5限です。ただし、3年生は秋・冬学期から4年生の卒論中間報告にも出席するので、秋・冬学期は実質木曜4・5限です。
 3年時は、春・夏学期は産業組織論と計量経済学の日本語の教科書を読み進め、秋・冬学期から英語論文を読み進めていきます。全員が前日までにレジュメを提出し、それをもとにゼミで議論をする、という流れです。それに加え、夏学期にはゼミの卒業生の卒論研究を行いました。
 また、秋・冬学期には慶應義塾大学松浦ゼミ・明治学院大学児玉ゼミとの3大学合同ゼミや学習院大学西村ゼミとのインゼミがあり、それに向けたグループワークを7月ごろから行います。毎週のゼミと並行して行うので結構キツいかもしれませんが、卒論製作の練習として非常に良い勉強になりました。
 夏合宿(研究発表が主)、冬合宿(卒論テーマ発表等)と年2度の合宿があるのも特徴かもしれません。ゼミテン同士、そして先生との仲が深まる良い機会です。

ゼミ選考

 CELSの「履修」メニュー内にある「ゼミナール応募」から選考の流れをご覧いただけます。以下、そちらからの抜粋です。

 選考は提出書類と面接による。明確な問題意識を持ち、知的好奇心の旺盛な者を歓迎する。応募者は、
(1)自己紹介と志望理由、ゼミで勉強したいことを2000字程度にまとめ、
(2)これまでに読んだ経済学関係の専門書の中から1冊を選んで2000字程度で書評を書き、
選考前日の15時までにokamuro@econ.hit-u.ac.jpにメール添付で送ること(こちらから受信確認を送ります)。
 すべての100番台コア科目と基礎ミクロ経済学を履修済みであることが、応募の条件である。また、基礎計量経済学を履修済みであることが望ましい。応募者の成績をCELSで確認することがある。

選考の書評

 基本的に経済学関係の本なら何でも良いです。参考までに27期が選考時に読んだ文献を挙げます。

・渡辺努『世界インフレの謎』講談社現代新書、2022年
・ダン・アリエリー『予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 』早川書房、2013年
・リチャード・セイラー,キャス・サンスティーン(訳:遠藤真美)『NUDGE 実践 行動経済学 完全版』日経BP、2022年
・鶴光太郎『AIの経済学 「予測機能」をどう使いこなすか』日本評論社、2021年
・鈴木純『経済システムの多元性と組織』勁草書房、2014年
・小崎敏男,牧野文夫『少子化と若者の就業行動 (人口学ライブラリー) 』原書房、2012年
・宮川努『生産性とは何か ──日本経済の活力を問いなおす』筑摩書房、2018年
・アビジット・V・バナジー,エステル・デュフロ(訳:村井章子)『絶望を希望に変える経済学: 社会の重大問題をどう解決するか』日経BP日本経済新聞出版本部、2020年
・マッテオ・モッテルリーニ(訳:泉典子)『経済は感情で動く : はじめての行動経済学』紀伊國屋書店; 第46版、2008年
・花薗誠『産業組織とビジネスの経済学』有斐閣、2018年

 という訳で、全然産業組織論と関係なさそうな本が多いです!!笑
もちろん産業組織論の本は歓迎ですが、興味を持って読める本であることが肝心です!

面接

 個人面接で、先生の研究室か磯野研究館の会議室、またはオンラインで行います。先生と4年生2人が面接官を担当するのが慣例でしたが、数年前より先生のみが面接官を担当しています。詳細はこちら
 内容は  
・自己紹介(とその深堀り)  
・志望動機  
・書評の本を選んだ理由&読んだ感想
といったところでしょうか。あくまで一例です。先生が優しくニコニコしてくださったのが印象的でした。堅苦しくなりすぎずに楽しく会話するよう心掛けると良いと思います!